【フェルデンクライス】武井正子さん講習会
昨日は月に一度の休日でした。台風が来ていましたが東京ビッグサイトで「日本フェルデンクライス協会」会長の武井正子さんの講習会を受けてきました。
フェルデンクライスは1940年代から発展した「気づき」の運動方法です。
私たちは歳を取るほどに体が硬くなり、全身の連動が減って動きがぎこちなくなります。
立ち方、歩き方、起き方、、、ささいな動きひとつとっても、本当は(赤ちゃんや幼児の頃は)床反力を使って全身を連動させて自然と伸び伸び動いていたはずなのです。
それが、どんどん癖の強い姿勢・部分的な動きになっていき、体の仕組み上負荷が強くケガをしやすい動きが普通になっていることもあります
高齢になると筋力が落ちてきます。
腹筋の力も上体起こしで70代男性は20代男性の3分の1、女性は4分の1に落ちるそうです
筋肉を鍛えるのはもちろん大切ですが、筋力に頼った運動よりも、骨の動きを意識した無理のない効率のいい動き方を、脳神経から身につけていくことが土台になります。
高齢になった時のために、せめて40代から介護予防・健康増進の効率いい動き方を身につけて欲しいと、先生は言っていました。
私は陸上競技やヨガ・ピラティスなどを経験していますが、「肩甲骨だけ」を動かすとか、「腹筋だけ」を鍛えるとか、部分に集中した練習に偏ると、全身の連動バランスが崩れてケガをする可能性も出てきます。
競技や種目の特性によって、決まりきった筋肉の使い方を反射的にできるように練習していることが、それ以外の可能性を脳からシャットアウトしていることにもなるのだと、受けていて痛感しました。
「自然で全身連動のいい健康的な体」
「筋肉を鍛える非効率の動きだけでなく、骨と力学を意識した効率のいい動き」
「自分の知っている動きだけでなく、感じながら色々とベターな動きを探り続ける」
そういうことの大切さを教えてくれるのが、フェルデンクライスだなぁと、思いました。
柔軟性が上がったり、痛みや凝りが取れたり、パフォーマンスが楽に良くなったり、具体的には様々ありますが。。
レッスンと自分自身に取り入れていきますね♪
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