20世代21世代22世代【従六位下 主馬首】 | ひむかのブログ

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なんか官位の並びが今回主馬署の長官だったので、競馬の話を続けることにしました。

 

アーモンドアイが最後のレースを行った2020年、三冠馬が二頭輩出して、翌年早々のウマ娘サービス開始も相まって競馬ブームが訪れることとなりました。そしてそれを狙ってたかのように2020年から2022年までにクラシックを経験した世代はまさにウマ娘にしたいような個性派ぞろいとなりました。ウマ娘が「持ってる」といわれる理由です。その世代が今年の有馬までで次々と引退していきました。なにか区切りになったような感じがあるので、この世代で私の印象に残った名馬たちを備忘的に上げておきます。落ちている名馬は当然山のようにあると思いますが、私の主観なので勘弁してください。異論は大いに認めます。いや、異論ください。

 

2020世代といえば、当然コントレイルとデアリングタクトのダブル三冠馬でしょう。無観客の会場にお辞儀する孤独な英雄コントレイル。でも、引退後結構かわいいエピソードが出回ってきてほっこりします。プボ君に「コンちゃん」と呼ばれてる概念が好きです。一方のデアリングタクトはなんか不運を背負った馬というイメージが。いや、三冠馬に失礼な話ですけど、なんかけがが多いイメージがあるんですよねえ。

 

この世代、この2頭が突出しているように見えたせいで、かえってこの2頭が評価を下げたような面がありました。曰く「世代が弱かった」曰く「最弱の三冠馬」。そんな評価に「コントレイルを最弱なんて言わせるもんか」とばかり強い馬が生えてきたのがこの世代の熱いところです。無敗のG1女王レイパパレ(「最弱」評価の原因の一人だけど)、ジャパンカップの閃光ヴェラアズール、ダートの帝王テーオーケインズ、二月の支配者カフェファラオ、果ては世界に羽ばたいた最強逃げ馬パンサラッサ、やるときしかやらないウシュバテソーロ。世界の舞台で勝ちまくったやつらが出た世代を、もう最弱とは呼べないでしょう。当然コントレイルもデアリングタクトも最弱であるはずはない。(しかしダート馬の強豪が多いなこの世代)最後に残った漉し餡ボディーのディープボンドは帝王世代のナリタトップロードのように来年世代の強さを後輩に見せつけることができるのでしょうか?

 

2021世代はタイトルホルダーの世代です。タイホ君については前回語ったので、他のクラシック馬。エフフォーリアは秋天で飛行機雲コントレイルを撃墜して撃墜王の名を手に入れました。ジャパンカップではシャフリヤールが勝ちを収め、クラシック馬三頭すべて古馬でも勝つという意外と珍しい世代となりました。シャフ君はこれまでも海外で走ることが多くて印象が薄いですが、来年も走るのでどこかででかい花火を上げてくれることを期待します。生き証人その2ですね。

 

牝馬ではやはり白毛の女王ソダシが印象に残ります。三冠はユーバーレーベン、アカイトリノムスメの2頭と分け合うことになりましたが、存在感は抜群でした。女王様気質がばれて可憐さが印象に残らなかったのは本人的にはどうなのだろう。ユーバーはゴルシの娘とか叔父のマイネルファンロンそっくりとかが話題になって本人の印象が薄くなったのがかわいそう。貴婦人の愛娘ジェラルディーナもいましたね。そして忘れてはいけないのが暴走名古屋嬢メイケイエール。かわいくかつこれ以上ないくらい個性的な馬です。

 

短距離ではシュネルマイスター、ソングライン夫妻(あえて書く)。ダートではレモンポップが生えてきました。あと今年最後に出てきた障害の大物マイネルグロンを忘れてはいけないでしょう。障害馬としては若いですからこれから一時代を築くことでしょう。

 

2020世代はイクイノックスとドウデュースで決まりでしょう。イクイノックスの強さは説明不要。ドウデュースも有馬で強さを証明しましたが、それ以上に道草部と呼ばれる大食漢ぶりとプール三昧の個性は情報の多さが「俺たちのおドウ」と呼ばれ親しまれる要因でしょう。そして牝馬はスターズオンアース。有馬で強さを証明しました。まあ、この世代はむしろこれからの世代なんですよねえ。イクイノックスが引退してしまったので終わった感が出てしまいましたが。来年それを払しょくする大物が出てくるのか、次世代の波にのまれてしまうのか。

 

ともかく、この3世代は自分がリアルタイムで見たということもあってセット感が強いです。なので、今の時点で終わった感もすごく。ええ、個人の感想です。