タイトルホルダーの話【従六位下 主工首】 | ひむかのブログ

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久しぶりに競馬の話をさせてください。もちろん先日引退したタイトルホルダーの話です。

 

はじめて彼を知ったのはウマ娘人気に流されて競馬がどんなものかを知ってみようと思っていったウィンズでした。あまりにも名前負けしそうな名前の馬がいて、つい同情的に買ってしまった弥生賞。なんかキングヘイローが思い浮かんだのが思い出されます。母系父系ともに文字通りのタイトルホルダーがいる血統からつけられたその名はタイトルホルダー。ある意味名前負けしてくださいとも、血統に押しつぶされろともいうような生まれでした。正直勝つとは思わなかったけど、タイトルホルダーは勝ちました。そしてなんと、自らを押しつぶすはずだった血統を自らの力で最高の血統へと押し上げる活躍につながるとは。。。。。

 

先走りました。その時は単に自分にビギナーズラックがあったなあと思っただけ。ただ、ちょっとだけこれからしばらく勝てずにライスシャワーみたいに菊花賞獲ったら熱いかなあと思いました。まあ、ほんとにその通り菊花賞を獲るんですが。実は父ドゥラメンテが菊花賞に出れなくて三冠を逃したのを知ったのはその後でした。しかも、鞍上は父と同じエスコートで勝利へ導いた横山武史、管理している調教師は母メーヴェを管理していた栗田博憲調教師の息子栗田徹(これは引退式の時に知ったんだけど)。ええと、なんでこんなに父子に縁があるんですかこの馬。「父に捧げる」という言葉がこれほど似合う馬がいるでしょうか。

 

そして有馬記念に横山和生との名コンビが誕生するわけです。その活躍は翌年の日経賞から。さらに2つのG1での華麗なる逃げ切り。実はこの2戦、私は病床で見ていました。体力の問題で、好きだったバスケを見続ける気力がない。数分で決着がつく競馬は何とかみられる数少ない娯楽でした。そんな中タイトルホルダーの華麗な逃げには本当に勇気をもらいました。(そのあとあのパンサラッサとイクイノックスの天皇賞秋を見せられるんですが)

 

そして今年の天皇賞春での悲鳴を経て、今秋の豪華絢爛たる秋古馬三冠につながるわけです。最後の有馬は皆がいてほしいと思った位置に終始いてくれたタイトルホルダー。最後こそ世界最強馬のライバルと、期待の妹に差し切られましたが、衰えが隠せぬ中見事に三着に粘りこんでくれました。

 

最後の引退式で関係者の皆さんにやんちゃで俺様気質なところをばらされてましたが、姉メロディーレーンの影響か弟キャラが定着していましたね。そんな子がこれからお父さんとは。正直来年は競馬との距離は少し離れると思いますが、産駒の活躍が始まったらまた見始めるんじゃないかなあ。

 

以上、本気でとりとめもなく書いた雑談でした。