つづきです。
エレベーターを降りて、そとをキョロキョロすると名古屋ナンバーの車を見つけ、そっと近づいてみる。
すると車の中にはタバコを吸うシュウさんの姿。
私に気づくとタバコの火を消して、外にでてくるシュウさん。スーツ姿
バンドやってるときとプライベートのギャップ。
こんなプライベートのシュウさんに会っている優越感と罪悪感。
プライベートで会う恥ずかしさと信じられないような気持ち。
車に乗り込むと「俺焼肉食べたいな。いい?」そう言うと、私たちを乗せた車が加速していく。
いろんな気持ちがうずまき、シュウさんへの憧れも加速していく。
私たくさん食べます。お肉も大好き
だけどその日は胸がいっぱいで、ほんの少ししか食べれなかった。こんなの初めて気持ちでした。
ごちそうさまするとシュウさんが
「ゆかちゃん。ビール飲んじゃって運転できないから、ゆかちゃん家泊めてくれない?何もしないから。でも無理にとは言わないよ。ダメなら車でも寝れるから。」
ビックリしたけどシュウさんを車で寝させるなんてできずに、お家に泊めることにしました🏢
私はベッドで、シュウさんは床に来客用の布団をひいて寝ることになりました。
その日は何事もなく終わりました。シュウさんはすぐにぐっすりでしたが、私はドキドキして朝方まで寝付くことはできませんでした。
朝起きると憧れのシュウさんが私のベッドにはいって、私の寝顔を見つめていました。
私はビックリして、夢なのか現実なのかわからずしばらくボーっとしていると
「ゆかちゃん。おはよ。寝ぼけてる?」とシュウさん。
「俺今から高速飛ばして仕事にいかないと。でも疲れてて元気ない。ゆかちゃんがキスしてくれたら頑張れるかも。ゆかちゃんキスして。」
そう目の前のシュウさんが少し可愛い顔でお願いしています。
でも私はキスもしたことない、ただの女。
目もそらせず、顔を赤らめてみつめるだけで精一杯💦
「ほっぺにでもいいから。だめ?それだけで1日頑張れるから。お願い。」
それを断りきれず、勇気を出してほっぺにキスをした…つもりでした。
ほっぺにキスする直前にシュウさんがクルッと顔の向きを変え、私たちは唇にキスをしていました。
タバコの香りの混ざる大人のキス。
心臓が大きい音を立ててドキドキ💓していました。
つづく