つづきです。
2回目のライブは幼馴染も誘って行きました。
そのライブまでにCDをエンドレスで聴き続けていたので、予習はバッチリ
本番も最高に盛りあがって幸せな気分で帰ろうとすると「ゆかちゃーん!今日は来てくれてありがとう。そういえば自己紹介はまだだったね。僕シュウって言います。よろしくね!今からバンドメンバーで打ち上げに行くんだけど一緒にいかない?」と誘われました
憧れのシュウさんから打ち上げのお誘い
行きたい!でも行っていいの?でも行きたい。
もー行っちゃえ
と一瞬の葛藤の後、幼馴染と打ち上げへ出かけました。
打ち上げは終始和やかに終わりました。
私とシュウさんは同郷だということで、地元トークで盛り上がりました
当日私は18歳。シュウさんは26歳。
私からはすっごく自立した大人の男性に感じ、人懐っこさとのギャップにもう萌え萌え状態に
とことん骨抜きにされた1日でした。
また、ライブさそうからと連絡先を交換し、さようなら。
私にとってシュウさんは大好きなアーティスト。
憧れの人。私はそのバンドとシュウさんのただのファン。
また、近くでライブがあれば行きたいな。
そんなアーティストとファンの関係が続くと思っていた。
ライブの翌日。
シュウさんからの着信を見て心臓が飛び出そうに。
緊張して遠慮がちに「もしもし?」と出ると
【ゆかちゃん。昨日はありがとう楽しかったよ。今日時間できたんだ。昨日が楽しすぎて。ゆかちゃんに会いたくなっちゃった。今から高速を飛ばせば2時間で行けると思うけど、一緒にご飯食べない?】
憧れの人が私に会うためだけに高速を飛ばしてきてくれるの?そんな贅沢なことがあっていいの?!
混乱したまま、2度目のお風呂で体の隅から隅まで洗い、メイクをし、お気に入りの香水をつけました。
そうこうする間に着信が。
【ゆかちゃん。家の下まで着いたよ!降りてきて】
私は高鳴る旨を押さえてエレベーターで下へ向かった。
思い出すだけでも胸がギューッ。キューってなる。
ノスタルジックな気分