クランクシャフトの芯出し② | 中屋商店繁盛記

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庭先に作ったガレージでの出来事や趣味の手帳

 
さてさて、クランクの芯出しでしたね

開きやらネジレやら少しづつ叩いて直しました

んで、色々クランクのフレについて書こうと思ったんですが

止めましたw

なんでかっつーと・・・



色々私情が入り乱れた文章になりましたのでwww


と、いうのは

おいどん以前某メーカーのクランクシャフトの検査器を

設計、製作、納品しておりまして・・・

まぁ色々あったんですねw

で、まぁちとクランクシャフトってモンに思い入れがありましてw


まぁそれは良しとして。



ちょいちょい銅棒でぶん殴って・・・



芯出ました。

0.02ミリです

これ以上出すならケースの位置ズレも考慮に入れる必要かあります

・・・っつーのは

まぁ整備屋さんなら説明する必要ないですね

ベアリング孔が位置ズレ起こしてますと

クランクの精度ばっかり出しても結局組んだときにねじれちゃうんですね




こんな感じ?

稲川順二風に痛がっちゃうんですよ


クランクがw


なので直しますよ、ええ。

ヤダナーヤダナーコワイナー



・・・さてw



このクランクケースは2点のノック孔とベアリング孔で

成り立っておりますので

その位置関係を計測してみました




色々あって手書きメモw



まぁ大体こんな感じ

片方のノックを基準点として反対側のノックとの中心点を結んで

基準軸とし、その距離を計測

相互差0.04ミリ

ベアリング位置ズレも0.011ミリ

う~ん

いや、量産モノとしてはまぁこんなもんですよ、うん。

んでも直さないといかんねー

これがモロクランクのフレに影響しますからね

ベアリング孔の位置だけならまぁ0.01だし

いいんですけど、ノックがねえ・・・

0.04はなにかしら悪戯しそう

まぁそこでノック孔を少々広げてズレを吸収したいと思います

このまま組んでもケース同士が引っ張り合って正確な位置が出ませんからね

レースエンジンみたいにワントライでバラす勢いなら

ノック抜いちゃえば良いんですけど

街乗りの原付ですからw

それはまかりならんですハイwww

なので直すのですハイ





まずその前にケース同士のあわせが不均衡では

吹き抜けたり歪んだりしそうなので

白砥石で磨きます

アルミダイカストですから普通の砥石じゃいくら細かくても

簡単に精度狂っちゃいますから

白で根気よく平面出しです




そしたらダイヤモンドペーストでお互いのすり合わせ



オイルで溶いたペーストを塗ってお互いをすり合わせます

無理に力を加えないようにゆっくりとね♪




・・・見えないかw

お互いの高いところが取れました




確認の為、光明丹を塗ってすり合わせ

高さを目視確認します



こんな感じ。

だから見えねえってw

とにかく出ました

平坦度0.003程です

シリコン薄く塗る程度なのでしっかり平坦出しておきます

そしたらラビン砥石でノック広げます

っても0.02程ですよ?

あんまり苛めたらガタ出ちゃいますから・・・




んでもソレは来週~!

ちと忙しくなってきたのでまたボチボチやります



はよ組みて~~!!