何かにつけてワタシは悩んでいた。
そして全てはコンプレックスのせい、
顔のせい、体のせい、傷のせい、
挙句には医者のせい、神様のせい、
生まれた星のせいって宇宙規模にまで
自分以外のせいにするような
考えに至っていたのでした(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
時は運十年も前の話になるけど、
憧れの女子大生になった時のこと。
それはキャンパス内の広場で
お昼を食べていた時に起きたのよ。
同じ横浜方面から通っていた
クラスの友達と二人でホッと
食後のまったりタイムをしていたら、
ワサワサと背の高い女性陣が
こっちに向かって歩いてきた。
その姿はまるで…
ファッションショーの
ランウェイを歩くモデル
たちのようで
前列の3人は当時の愛読書
JJの常連読者モデルだった。
ま、
まぶすぃ〜♡
一人はショートカットで浅黒い肌、
一人はロングヘアのボッキュンボン、
そして一人は…
栗毛色の長い髪に外人の様なお顔立ち、
どこで売っているのか見たこともない
素敵な白いワンピースに身を包み
ピンクのタイツを
履いていたのだっ！
そんなハイカラなタイツがあることも
そんなコーディネートが思いつくことも
全くもってなかったワタシは、
雷に打たれたように
固まってしまった。
そして動けないワタシの目の前を3人は
真っ白い歯をキラキラさせながら
後ろに金魚のフンのように付いて歩く
6人に向かって何かを言っては
きゃっきゃっと
みんなで笑い合って通り過ぎたのだ。
しばらくして、ワタシはドキドキした
感激と興奮から目が覚め、突然！！！
怒りがギリギリと
胸の奥から湧いた。
なんなの？
どうして？
なんであんなに楽しそうなの？
アイツらには
悩みがないの？
ワタシだって悩み知らずになりたい！
同じ女に
生まれたのに…
ワタシは傷が見えない服を
探しては気に入らなくても
妥協して買って、着て……
毎日をただただやり過ごす
ことに一生懸命努力したのに、
ピンクのタイツを履いて
白いワンピースを着て
髪の毛を巻いて揺らし、
可愛いお人形のように
真っ白い歯で微笑む人間が
こんなに近くにいるなんて
悔しすぎる。
神様はえこひいきし過ぎです。
なぜワタシはこんな姿なのですか？
どうしてワタシは醜いのですか？
その日の夜、ワタシはガクガクと震え
泣きながらノートに恨み言を
いっぱい書いた。
あぁ〜、遠い思い出だけど
昨日のように覚えています。
悩み知らずの女になりたかった
ワタシはその後どうしたかって？
そう、気づいたの。
怒りってワタシの本音を
炙り出してくれるお宝って。
だから怒りや嫌悪感を抱いたら
いただきますって
感じなんだよね！
本音、つまり本当の欲に
気がつけるからさっ♡
ワタシは実際に、真似をしてみた。
そう、JJガールたちの真似を。
まずは見た目から。
見た目を変えると
周りの反応が変わる。
するとワタシの内面がさらに変わる。
そして大事なことは
悩み知らずな女には
ならなくていいってこと。
人間は悩みたい生き物。
自ずから悩みを創っている。
これが真理。
大事なのは悩みを
どう分解するか。
これによって願いが叶う悩みになるか
不都合な現実を引き出す悩みになるか
変わっちゃうんだよね〜！
アナタはどっちの悩みを創る？
この世のカラクリを知れば
ツイてる悩み知らずの女には
誰でも今すぐなれるよ！
人生一回ポッキリだから
毎日を笑って過ごそうぜ〜ぃ！
よろしくどうぞ〜♡
