ひでです。お早うございます。これからアスワンの街へ戻ってカルトゥ―シュお店へ行きました。

そう、ツアー必須のお買い物の時間です。そんな時間があればもっと見たい所は沢山あります。でも、仕方ありません。お安いツアーには必須なんで。(でも、私にとっては大金ツアーですが)

昔、中国に行った時に、掛け軸だか何だかのお店に行くと言うんで「そんな所へ行くくらいなら景山公園と言う世界遺産に行きたい」と無理を言うと、他の人も賛成したので現地ガイドさんは嫌な顔をせず(していたかもしれない)連れて行ってくれて、翌日「どこか地元のスーパーへ行きたい」と無理を言うと、他の人も賛成してくれて、予定もないのにガイドさんは嫌な顔もせず連れて行ってくれました。

面白い商品がいっぱいあって、1000円で大きなスーパーバックに両手いっぱいになり、皆さんに喜ばれました。あの現地ガイドさんはどうしているでしょう。

エジプトに話を戻して、帰りの飛行機で隣り合わせた親子さんが「私達の行ったトルコツアーでは30万とか40万円するものばかりの革製品のお店とかに連れて行かれて大変困りました。貴方たちはどうでしたか?」と、しょうがなく買った2万円もするお皿を見せて聞かれましたので、「私達の行ったツアーではそんなお高い店は有りませんでしたよ」と答えたんですが・・・このお店を忘れていました

お店のカルトゥーシュは純金とかシルバーで出来てるんでお高いんです。私達はアクセサリー類は全く興味がないので、気配を消して時間を過ごしました。写真はありませんが反対側にはちょっとしたお土産雑貨などを置いていましたのそっちへ行ったり。

先ずカルトゥーシュの説明から。カルトゥーシュとは王様の名を記したヒエログリフを囲む楕円形の枠のことす。

これは奥様がワンダラーで買ったお土産です。この外枠の事です。

今ではこの形状の純金製・18金・シルバーの板にヒエログリフで名前を刻み、お土産として売っているんです。例えばこんなやつ。

ツアーで行くお店は旅行会社が公認しているんで、まがい物は殆どないでしょうが、その分価格は上乗せされています。仕方ないんですが。

こんなアクセサリー

カルトゥーシュの中にはヒエログラフで書かれた自分の名前とか、クレオパトラとかの名前を入れてくれます。それもたった1日で。添乗員さんや現地ガイドさんがネックレスで着けているのを見て、目ざとい御夫人方は買う気満々でした。

「買ってくれて有り難う。誰か買わないと格好悪いんで」と、横目で見ながらサービスのティーを飲んでいました。笑

買物はそれくらいで、バスに乗って切りかけのオベリスクへ。オベリスクとは王の偉業や神への賛辞がヒエログリフで書かれているモニュメントです。

世界に現存する古代オベリスクは30本ほど有ると言われていますが、その内13本がローマに、本家のエジプトには7本あるだけです。その他にはトルコとかスランスとかアメリカとかです。

昔、ローマ帝国がエジプトに侵攻して、戦利品としてオベリスクを略奪しました。なので、イタリアに一番多くあるんです。その後、東ローマ帝国の首都になったコンスタンティノープル(現イスタンブール)にも、それに、ナポレオンとかが持ち去りましたのでフライスにも。中には進呈した物もあるようです。

オベリスクは花崗岩で作られていました。ピラミッドとか神殿は砂岩とか石灰岩とか比較的柔らかい石で出来ていますが、オベリスクはそんな訳にはいきません。何故って?気になる人は見に行きましょう。笑

良い花崗岩はアスワンくらいにしかなかったんでしょう。ここで作ったものを、ナイル川の浮力を利用してルクソールとかに運ばれていました。

持ち物検査をして敷地内へ入ります。屋外博物館になっているようです。

なだらかな岩山を上ると

足元に有りました。これが切りかけのオベリスクの頭の部分です。途中でひびが入り放棄されたそうですが、完成していたら長さ42m重さが推定1200トン有ったようで、世界最大のオベリスクになるはずでした。

この石をどうやって切り出したかと言うと、クサビ・・・と言っても鉄が無い時代ですから、花崗岩より硬い石斧で?・・・

そこを岩盤から離す時には横穴を作り、木を入れて水を含ませ、膨張力を利用して割って行ったと聞きましたが、そんなことで上手くいく?

このオベリスクの発注者はハトシェプスト女王と考えられていて、カルナック神殿に立てるように考えていたそうですが。

実際に立つことは有りませんでしたが、建ったとしても今頃は外国に略奪されていたんでしょうね。

高台になっているので、アスワン市街もよく見えます。ここからオベリスクを切り出し、ナイル川まで運び、ルクソールまで船で運んだという事なんですが、ナイル川までが一苦労だったんでしょうね。

でも、ピラミッドを作った国ですから苦労だとは思わなかったのかも。

観光警察の方が犬を飼っていて、そこら中に犬の糞が・・・

時間があれば、オベリスクの切り出した跡とか色々見る所があるようでしたが時間が無いんで先へ進みます。

10日間のツアーでしたがもっと時間が欲しいです。なぜもっと長いツアーが無いのかな。

 

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