【恋夢】ゆれて・・・10(再) | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

「あれ?」

その日、翌月のシフト表を見ていた俺は、香夏子と同じ日に連休になってるのに気がついた。

「連休か・・・」 俺は香夏子を旅行に誘ってみようと思った。

以前に1度連休が重なった事があったが、その時は俺の休みが直前に決まった事もあり、

香夏子に予定が入ってしまっていた。

今回は大丈夫だろう。俺はそう思っていた。

その日の夜、香夏子の部屋に一緒にいる時、その話をしてみた。

「来月、連休が重なってるだろう?一緒にどっか行かねぇ~か?」 俺は香夏子が喜んでくれると思っていた。

ところが、香夏子は困った顔をすると、それはムリだと言う。

旅行がムリなら、どちらか1日だけでも出かけないかと言ってみたが、それもムリだと言う。

それどころか少しの時間、会うのさえ出来ないと・・・。

「何があるんだよ?」 何度、訊いても

『ごめんなさい』 と言うばかりで、答えてはくれなかった。



「今日は帰るわ」 そう言うと雄輔は、振り返る事もなく部屋を出ていった。

連休が重なっている事には気づいていた。

雄輔が何も言わない事を願っていたけれど・・・ムリだよね。

今までは私が連休の時は雄輔が忙しい事が多かったから、誤魔化せたけど・・・。

『もう・・ムリかな?』 急に涙が出てきた。

覚悟はしてたつもりだったんだけどな・・・。

数ヶ月前に戻るだけ。・・・そう自分に言い聞かせてみたけれど、寂しくて仕方がなかった。



翌日、会社で香夏子に会った。俺を見た途端、香夏子の顔がくもる。

昨日の事を謝りたかったのに・・・できなかった。

何があっても傍にいるって、大丈夫だから安心しろって、俺はそう言ったハズなのに・・・。

香夏子にあんなに寂しそうな目をさせてしまった。

香夏子に、というより、自分に腹が立っていた。



そんな2人の様子を見ていた剛士が香夏子に声をかけた。

〈何があった?〉

『ん?来月の連休の事でね・・』

〈まだ雄輔に話してないのか?〉

『・・・言えないよ・・』 少しうつむいた香夏子はつぶやくように言うと、唇を噛みしめた。

                                                       つづく