【恋夢】ゆれて・・・6(再) | カンタ印  元気印

カンタ印  元気印

日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

翌朝、目覚めた雄輔の隣に香夏子の姿はなかった。

「夢・・・じゃねぇ~よな?」 部屋の中に香夏子の形跡を探す。

サイドテーブルにメモがあった。



夜が明ける頃、香夏子は雄輔の腕の中で目を覚ました。

昨夜、夢中で求めた男の腕の中・・・。

すぐ目の前に雄輔君の顔がある。

夢・・・じゃなかった。

こんなに安心して眠ったのは、いつ以来だろう?

・・・替わり・・なんかじゃなかった。

昨日、抱かれながら気づいた事。 雄輔君が・・・好き。

雄輔君の中のあの人じゃなく、雄輔君そのものを求めていた。

私は大バカだ。

溢れるまで気づかないなんて・・・。溢れて初めて気づくなんて・・・。

もし、もっと早くに気づいてたら、こんなふうにはならなかったかもしれないのに・・・。

雄輔君が目覚めた時、どんな顔をしたらいいんだろう?

もう少し雄輔君のぬくもりに包まれていたかったけど、私は先に帰る事にした。

[仕事の前に1度 着替えに戻ります] メモを残す。

少し考えて、[ありがとう] とだけ付け加えた。

雄輔君は目が覚めたら、どう思うんだろう? 後悔・・・するのかな?

・・・これからどうなるんだろう?

後悔はしてなかったけれど、もう昨日までの2人には戻れない気がしていた。



メモを手にした雄輔は、数時間前まで香夏子のいた空間に身を投げ出していた。

「・・よかった・・・」

香夏子の残り香が雄輔を包み込む。

メモの最後に書かれていた[ありがとう]の5文字が、雄輔をホッとさせていた。

                                                       つづく