「な~んにも。。。」
そう言って何となく冷めたような笑顔を見せる藍に
興味以上のものを感じ始めていたのかも知れない
今、知ってるのは藍という名前と、感じるポイントだけ。。。
感覚的に合うって思って、実際そうで。。。
ただ、一緒にいれば居るほど、何となく冷めた感じが気になり始めた
聞いたからといって、話すような感じじゃない。。。気がする
俺のことを、何にも聞いてこないのと同じように
聞かれることを、望んでいないような気がしていた
あたしが自分のことを話せば、雄輔は話すのだろうか。。。自分のことを
何故、一人でこんなところにいるの?仕事は?。。。
聞けば、同じように「じゃ、藍はなんで来てんの??」そう聞かれて
なんて答えられるのだろう。。。
理由は。。。何となく
本当に何となくなのだ。。。
一昔前ココを訪れ、無邪気に海や空の青さに感動し、はしゃいで奇声をあげたあたしは
今はもういない。。。
何があったのかって聞かれると、何かあったわけじゃない
毎日何かに追われて、感情を押し殺して
ひたすらに走ってきたら、心から笑うことを忘れてしまったのかも知れない
雄輔は無邪気に笑うが、時に遠い目をすることがある
その遠い目に同じ感覚を感じていた
「藍。。。中入らねぇ~の?」
すっかり日も暮れて、暗闇があたりを包み込み始めた
「うん。。。そうだね」
俺の腕の中で、俺に背を向けて包まれたまま動こうとしない
「俺。。。腹減ったんだけど。。。」
「じゃ、どこか食べに出かけようか♪」
藍は肩にかけたパーカーに袖を通し始めた
パーカーの袖から出てきた手を握り、俺は財布と携帯を持って
藍は自分のちっちゃな鞄とルームキーと車のカギを持った
「呑めねぇ~から、タクシーで行こうよ♪」
そう言うと、笑って車のキーをその場に残し部屋を出た
いつまで、こうやって一緒に非日常の空間を過ごせるのだろう。。。
あたしはボンヤリ考えていた
いくらツインを二人で割り勘するとはいえ、そんなに長くは居られない
あたしも、そろそろ溜まりに溜まった、有給や年休や代休が底をつくころだろう
あの走り続けていた日々に戻らなければいけない日がやってくるのは
もうそう遠くない。。。そんな予感がしていた
その考えをかき消すように、雄輔の携帯が鳴り始めた
始めてかも知れない
雄輔の携帯が鳴るのを聞くのは。。。
一日24時間ずっと一緒にいるわけじゃないのだから
「もしもし?はい。。。来週からですか。。。はい。。。
わかりました。。。資料のほうは出来てます。。。はい。。。」
明らかに仕事の電話のようだった
現実に引き戻されるタイムリミットが見えた気がした
来週。。。あたしたちは現実に引き戻される
タイムリミット。。。一週間
電話を切った雄輔の手を無意識のうちにきつく握っていた
「藍??どうした??」
「雄。。。もうすぐ『ひと夏の想い出』が終わるんだね。。。」
「ぁあ。。。そうだな。。。」
そのまま無言でタクシーに乗り込み、夜の街に呑まれていった。。。
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どんも~♪
今晩はメンテだそうで…忘れてたよ( ゚ ▽ ゚ ;)
危ね~、危ね~(-_\)
昨夜もシステムエラーで四苦八苦。
新しいお話はパーツがポツポツと。
だけど…どう繋がるんでしょうね?あのパーツ達。
久々すぎて、以前どうやって書いていたかが思い出せない( ̄∀ ̄)(爆)