抱き上げてベッドへと運ぶ。
彼女も俺の首に腕を回すと黙ったまま顔を埋めた。
彼女の後ろにあるものも、これから自分達がしようとしている事の意味も分かっていた。
でも、今腕の中にいる彼女だけを感じていた。
直に肌を重ね冷えきった彼女の身体を包み温める。
俺の胸に顔を埋めたまま彼女が訊いた。
『…私でも…私でもいいの…だって…』
「貴女が…貴女がいい…」 彼女の言葉を遮った。
胸から彼女を離すとその顔をじっと見つめる。
「貴女が…貴女が欲しい…」
瞳を潤ませる彼女に口づけた。
唇を割り舌を絡め取ると甘い吐息が溢れだす。
触れる俺の手に身を捩じらせていた彼女の肌が、次第に熱を帯び桜色に染まっていく。
湧き上がる快感に洩れだしそうになる声をシーツを掴み必死に堪えている。
そのいじらしい態度に苦しさにも似た愛おしさを感じていた。
内腿を這い上がってきた指が花弁へと触れる。
華を潤わせる滴が指を伝って零れ落ちた。
そのまま華の蜜の中を掻きまわす。
背中を仰け反らせた彼女が唇を噛みしめた。
「…我慢…しないで…声…聞かせて…」 彼女の耳元で囁いた俺の声も掠れていた。
指を泳がせながら、耳たぶを甘噛みした唇も胸元へと滑らせていく。
俺の印をつけたい…という欲望を抑え、優しくその丸みをなぞっていく。
『…ぁあっ!』
胸の蕾を含んで転がした時、堪えきれなくなった彼女が叫び声と共に俺の名を呼んだ。
「もっと…感じて…俺の名前…もっと呼んで…」
『…ぁあっ…あっ…あっ…ダメ…あっ…ダメ…』
俺の名を何度も呼びながら泣きだしそうな声で訴えてくる。
彼女の華がきゅっと収縮して俺の指を締めつけた。
締めつけられた指を曲げると華の内側を引掻くように擦りあげた。
同時に華の上の蕾も親指で円を描くように刺激する。
『んんっ!』
一瞬息を止めると、彼女が身体を震わせ一気に昇りつめた。
つづく