頭上、落下物に注意!
どうもです。
姫路モノレール跡を実物だけではなく、例えば本や新聞の記事中や
ネット上の姫路モノレール跡の写真等を初めて目にした人の中には
「かなり古い建造物だし、今にも崩れるのでは?」 と思われた人も
多いかもしれません。
確かに45年前の建造物ですし、廃止になってからはメンテナンスも
ほとんどされておらず、そう思われても仕方がありません。
でも実物はけっこう頑丈にできているそうで、自分がモノレール跡を
散策している時には不安を感じた事はありませんでした。
まぁ、阪神大震災並みの地震が姫路直下で起これば怖いですが。
今回なぜこんな書き出しになったのかというと、姫路モノレール跡の
最も手柄山側、 「月見橋」 付近の軌道跡からコンクリート片のような
落下物があった、という通報が姫路市に入ったそうです。
そんなわけで、先日の11月20日にモノレール跡の下に高所作業車
通称 バケット車?を使って検査と補修に来ていました。
てなわけで今日の写真は
撮影日は 2010年 11月20日。
2人の検査員さんがバケットに乗り、軌道へと上がっていきます。
現存する姫路モノレール跡でも最も背の高い部類の場所です。
軌道跡がどんな状態かを撮影中。
バスケットごと軌道跡の下をくぐって反対側も検査。
もし補修が必要ならばと、下には職人さんが待機していました。
この橋脚跡が終われば次は最後の橋脚跡へと移動。
検査の作業を終えて下に降りてこられたので少し話を聞きました。
どれくらい大きさの落下物があったとか詳細は聞けませんでしたが
原因はおそらく長年の劣化のせいで浮いてきたモルタルが剥がれて
それが風に飛ばされたか、なんらかのひょうしに落下したようだ、と
その時点での仮定として話してくれました。
この話から今回の落下物はそれ程大きくはなかったと思われます。
「姫路モノレール wiki」 に載っている事なので知っておられる方も
多いと思いますが、1984年 ( 同wikiに1983年とも記述有り? )
10月13日夜に 「手柄山駅」 のすぐ北側にある軌道跡の送電線が
老朽化のために800mにわたって落下してきた事故があったとか。
そしてこの送電線落下の事故がきっかけとなり、姫路モノレール跡の
撤去が少しずつ始まったようです。
すでにモノレールの休止から10年、廃止から5年が経っていました。
まず最初に撤去を始めた場所は事故が起こった 「手柄山駅」 付近
ではなく、他事業に絡むからと 「姫路駅跡」 から撤去をしました。
もし落下事故が起こったなら、人通りのより多い 「姫路駅跡」 付近が
大きな事故になるかも、と予想したのかもしれません。
落下事故が起こった手柄山付近のモノレール跡撤去は後回しにされ
事故防止処置は施されたと思いますが、その辺りのモノレール跡が
実際に撤去されたのは、それからかなりの年月が経ってからでした。
その後もモノレール跡は少しずつですが、撤去されて続けています。
今回のコンクリート片の落下事故が原因で 「モノレール跡、撤去!」
にはならないでしょうけれど、確実に 「時間」 が姫路モノレール跡を
蝕んでいる事は事実です。
一体あと何年、姫路モノレール跡の姿を見ていられるのやら…。
それではまた。

