さて、フライパン。
みかん亭のメインのフライパンはグリーンパンなどを製造・販売しているThe Cookware Company のブランドのひとつ、ビタベルデ (Vita+Verde)のコンテンポターコイズシリーズ。
セラミックコーティングのもので、上位ブランドのグリーンパン同様に緑のりんごのサーモロンなんですけど、3つともほぼほぼ2000円で買ったもの
オキニです
普段は間にフライパンプロテクター↓を挟んでいます。
ビタベルデのブランド自体はThe Cookware Companyのホームページ には残っているものの、現在ではカインズが細々と取り扱っているだけになっているようです
さて、このフライパンたち、揃って5年目に突入しています
コーティングフライパンの寿命は長くても2年ほどと言われますが、5年目です。
調理する食材の量によって3つを使い分けていますし、鉄やステンレスのものを使ったりすることもあるので、3食X365日x4年=4380回以上使っているわけではありませんが、同じ頃に買った友人のところではすでに使っていないとのこと
何らかのコーティングされたフライパンは消耗品である。
これはこれまでみかんも体感してきたことで、事実です。
でも、こんなことに気をつけると結構長持ちするんです
① 予熱をしっかりするのだけれど中火以下で、温めすぎもしない。
これはフライパンの取扱説明書、またはパッケージに書いてあります。予熱は30秒以内だとか、具体的に書かれているものもあります。
また、火力は中火以下が推奨されています。
例えば、ステーキを焼くとして、ステーキが載っていない部分は空焚きと同じになってコーティングを痛めます。
冷めた状態から油を敷いたフライパンを予熱する場合の目安は、油がサラサラになるまで。
② 使い終わったフライパンは冷めてから洗う。
アツアツのフライパンに水を注ぎたくなりますが、フッ素もセラミックも極端な温度変化に弱いのでやっぱりコーティングを痛めます。
③ 木べらや木の菜箸、あるいはシリコンの器具を使う。
何百万回擦っても大丈夫と書かれていても、傷をつけてしまう器具は避けたほうが無難です。
傷が入ってしまうとあっという間に劣化が進みます。
竹べらにしても竹の菜箸にしても、100均で買えますし。
みかんも何回か経験して木べら派になりました
④ コーティングされたフライパン用の、あるいはテフロン加工を傷つけないと明記されているスポンジを使う。
これが一番大切かも知れません
食器用のスポンジには研磨粒子が入っているものがあります。また、研磨粒子が入っていないとしても、水だけで落ちると宣伝されているスポンジには研磨能力があるので、それこそあっという間にコーティングに傷が入ります。
友人の話を聞くと、これが原因で焦げ付くようになり、焦げ付くようになったからさらにゴシゴシ洗うなんてパターンだったようです。
例えばみかん亭のフライパン(上のですけど)、調理中の写真には焦げているように写っているものが時々見えると思いますが、洗うとちゃんと落ちます。
フライパンは柔らかいスポンジで洗えと書かれていたと思います。
でも、ただ柔らかいスポンジで洗うのでは落ちない場合もあります。
そんな時にはこれ↓です。
中性洗剤を泡立てて使いますが、チカラを入れなくてもよく落ちます
コーティングフライパン専用ですが、ちょっとお高めなのが悩むところ。
これ↑以前に使っていたのはこちら↓。
ホーロー鍋用に評判が高いスポンジですが、テフロン(フッ素)だとかセラミックコーティングにも使えます……と書かれて……
ま、傷がつきにくいのでテフロン加工のフライパンに対応という表現ですけど
他メーカーからもいろいろ出ているのだと思いますが、テフロン加工のフライパンで使えると明記されているものを選ぶとよいかと思います。
食器用ではなくコーティングフライパン用のスポンジを
みかん亭開店頃からおつきあいいただいているみなさまはご存知かと思いますが、みかん亭では激安のスポンジを好んで使っていたことがあります。
ま、ぶっちゃけ、
キッチンスポンジは消耗品である
なんて思っていたし、無い袖は振れねぇだなんて思っていたんだけど、グレードアップしたら嫌いだった洗い物がちょっとだけ好きになったりしたことがあって、以後それなりのものを使うようになりました。
長持ちするしね
最近のオキニはこれ↓。
セラミックコーティングのフライパンには使いませんけど
本日は、スポンジを変えるだけでフライパンが長持ちするかも知れないというお話でした。
こんなことを書いたのがフラグにならなければいいと祈っています
信じるものは救われて欲しい……そう思うのです
illustrated by Tara さん via illustAC
みかん亭愛用のビタベルデ(Vita+Verde)のコンテンポターコイズシリーズのセラミックコーティングのフライパン。
実は最大の危機を乗り越えています
買い替えを検討したタイミングで、ダメ元で水をたっぷりつけたメラミンスポンジで軽く、ごく軽く磨いています
これで復活したわけですけど、メラミンのモース硬度は鉄と同じ4。いわば鉄で擦ったと同じようなことをしちゃっているわけで、つまり傷をつける行為ですので、自己責任で行ってください。テフロン(フッ素)加工品にメラミンスポンジは厳禁です。
ちなみに、京セラのセラブリッドフライパンはメラミンスポンジが使えると明言されています。