レコルトのエアーオーブンを使って400g(正確には389g)の牛しまちょうからできあがった肉かすは45gで、元重量の12%弱ほどでした。
肉かすとはしていますが、一般的に
肉かすは豚の背脂からラードを分離した残り
で、みかん亭が牛しまちょうから作るそれ……豚の背脂からではないそれは、一般的には油かすと言われているものです。
ま、油かすという分類の中に豚の背脂からできる肉かすが含まれているわけで。
そして、一般的に流通している油かすは牛しまちょうから牛脂を分離した残りというわけではなく、牛しまちょうなどを油でじわじわ揚げて水分を飛ばして作られています。
となると。
コンベクションオーブン(エアーオーブン)で牛しまちょうを加熱することで牛脂とかすを分離した……油で揚げることなくそうしたかすを何と呼べばいいのか
ま、油かすと言っておくのが無難なんでしょうけど
そう言えば、牛しまちょうをお鍋に放り込んで自ら出す脂で自らを揚げてしまう方法で採ったかすと牛脂の記事では……
散々悩んで慣例に従って油かすと呼ぶことにしたんでしたっけ
すっかり忘れてました
いつもの男鹿風しょっつる焼そばの……
いぶりがっこに代えて肉かす(牛しまちょう) を使い、シーフードミックスは解凍してそのまま食べられる加熱済み(ボイル済み)品を使っています。
■材料 焼そば麺(蒸し麺) 1玉 冷凍シーフードミックス(ボイルド)*1 60g ラーメンじょうず*2 1袋(150g) 生きくらげ 1枚(15g) 卵 1個 肉かす(牛しまちょう) *3 15g しょっつる*4 大さじ1*4 清酒 大さじ1 砂糖 小さじ1 ひまわり油/太白胡麻油 大さじ1.5
焼そば麺(蒸し麺)は袋に切れ目を入れて500Wで1分20秒チンする。
ラーメンじょうず*2は袋に切れ目を入れて500Wで1分40秒チンする。
ボイルドシーフードミックス(冷凍)*1はザルに取って流水に1~2分晒して表面の氷を溶かす。
*生食用と書かれていないシーフードミックスは必ず加熱してください。*5
生きくらげは固い部分を落として2mm幅の細切りにする。
フライパンを十分に熱し、油を加えて温める。卵を入れ、固まり始めたらサッとスクランブルし、焼そば麺()を加えてほぐし、油が回ったら酒を振っていためる。
水気がなくなれば砂糖を振って混ぜ、きくらげ()と肉かす(牛しまちょう) *3を加えて火を通す。
しょっつるを回し入れ、水気がなくなるまでいため合わせたら、ラーメンじょうず*2()を加え、さらにシーフードミックス()を入れてサッと合わせれば……
できあがり。
*1 業務スーパーで扱いのある北島水産(岐阜市)の『自然解凍でそのまま使えるシーフードミックス』(いか、えび、ほたて)1袋180g(税別368円)の1/3量。
*2 ミヤジフーズ(相模原市)の少量パックのカット野菜。もやし、キャベツ、たまねぎ、にんじん、ピーマン、にら入。
*3 昨日のこれ↓の1/3量でしたが、できるだけ多く入れたいところです。
*4 味つけは麺にします。大さじ1~1.5で調整してください。
諸井醸造の公式オンラインショップ↓。
*5 生食用の冷凍シーフードミックスでない場合には3%の塩水(水 200mlに海塩 小さじ1を完全に溶かす)に30分~1時間浸けて解凍し、ザルに取って水気を切り、工程のきくらげと同じタイミングで加えてください。
そう言えばちょっと前にどなたかが……ごめんなさい、失念しました^^;……軸を落としたしいたけみたいな油かすの記事を書かれていらっしゃいました。
こんなの↓、ね。
なるほど、なるほど、油で揚げるわけだと思いました。
そして、たった今、牛の油かすは牛かすと呼ぶ地域もあることを知りました。
こうして、肉かす(牛しまちょう) とされたそれは、今後
牛かす
と呼ぶことになりました。
はいっ、たった今からです
illustrated by Tara さん via illustAC
45gの牛かすのうち15gを使った↑の残りで具材はほぼそのままのソース焼そばを作りました。
ソース焼そばなので保護色のなかに牛かすがあってわかりづらいんですけど、牛かすもこのくらい(30g)は入れたいと思いました