なんだかんだで二日間待たされた豚もつの土手煮に……
ようやくありつけました。
そもそもの原因は明らかにみかんにあるんですけど、亭みかんいわく
毎日100mlの水を加えて20分はコトコト煮てたから、トロトロになってるでしょ
ま、それはそれで楽しみだった様子
さて、土手煮。
八丁味噌(豆味噌)で煮込んだそれは、名古屋めしのひとつで
八丁味噌で煮込んだ豚もつ煮
だと記憶しています。
一方、どて焼きと言えば大阪で、牛すじを白味噌で煮込んだものと思い込んでいますが、正しいかどうかはわかりません
そして、土手煮のその煮込み程度は汁気がほぼほぼなくなるまでというウワサ。
ぶっちゃけ、みかん亭のいわゆるもつ煮は、使う味噌が基本的に白味噌だという以外の差異はありません
ま、基本は豚もつだけで、他の具材を入れないのはぼっちゆえの理由で、たっぷりつくって冷凍しておくからで、冷凍するとスカスカになっちゃうこんにゃくは入りませんけど。
なぜ八丁味噌を買い込んでまで土手煮にしたか?
それはきっと、AbemaTVで藤井聡太竜王を見ちゃったからに違いありません
名古屋将棋対局場での対局だったのも後押ししてくれちゃったのかも知れません
そして、やっぱりそれは
どて飯
となったことは言うまでもないんですけど、言っておくことにします
みりんの本場のお料理にみりんを使わないというのもなんですけど^^;
なお、下ゆで時間と煮込み時間は、あくまでもみかん好みの柔らかさにするためのもので、ヤワヤワになる時間です。お好みで調整してください。
やっぱりこうなります
■材料(2~3人分) 豚もつ(大腸)*1 300g*1 板こんにゃく 130g A. しょうが 15g*1 A. 昆布 10g A. 長ねぎ(青い部分) 1本分 A. 清酒 100ml A. 水 900ml*2 B, にんにく(潰す) 15g B. 八丁味噌(豆味噌) 大さじ4(72g) B. 黒糖 大さじ4(48g) B. 鷹の爪 2本
こんにゃくは8mm幅くらいの食べやすい大きさ(2.5cm角ほど)に切り、3分ほどゆでてザルに取る。
鍋にたっぷりの湯(分量外)を沸かし、沸騰したら豚もつを加える。再沸騰後3分間火力をキープしてゆでてザルに取る。鍋を洗い、再び湯(分量外)を沸かし、沸騰したらぬるま湯でサッと洗った豚もつを加え……3回くりかえして(ゆでこぼして)ザルに取る。
よく洗った鍋に材料Aの酒と水、昆布を入れて火にかける。沸騰直前に昆布を取り出す。沸騰したら豚もつ()と残りのAを散らす。再沸騰したら弱火にし、もつが水面から出ないように適時水を追加*2(分量外)しながら2時間ゆでる。
下ゆでが終わったら豚もつをザルにあげ、煮汁は漉して洗った鍋に戻す。
八丁味噌と黒糖を溶かして火にかける。沸騰したら豚もつを戻し入れる。必要ならばかぶるくらいまで水(分量外)を加える。にんにくと鷹の爪を散らし、再沸騰したら弱火にして……
時折混ぜながら2時間を目安に煮込む。
2時間後にいい感じになるように適時水(分量外)を加える。
みかん亭では左がいい感じ(笑)
器に盛って、小口切りしたねぎ(分量外)をふっていただきます
これで1/3量ほど。
温め直す場合には、レンジではなく鍋を使い、50mlほどの水を加えて溶いて煮詰めるのをおすすめします。食べる分だけではなく、全量を温め直し、余れば容器に戻して冷蔵庫で保存します。
*1 柔らかく煮るには、豚肉の場合には大腸をおすすめします。
白もつは小腸も含んだものを指しますので、原材料:豚大腸と明示されているものを選びます。
なお、スーパーマーケットで切られて売られているものは基本的にボイル済みですが、こちらは明示されていない場合もあります。
倍量、600gの豚もつ(豚大腸)を下ゆでして半分を土手煮にしています。しょうがも倍の30g(具材の重量の5%)を使いました。
*2 もつが湯(水)から出ないように適時追加します。火力によりますが、15分ごとに100mlを追加しています。酒を含んで計1500mlの水分が2時間後には550mlになりました。
みかん亭地方では、薬味ねぎは白ねぎの小口切りですが、西のほうでは小ねぎを使うそうなので、そうしてみたんですけど……
こうして、みかん亭はようやっと通常営業に戻ったのでした。
が!!!
昨夜の超むずかしい話 - レギュラー番組への道 - 『宇宙の始まり』によれば、
宇宙を支配するこの数式↑で、みかんも動いてるんだって
とすれば、二日間土手煮がおあずけになったのも、それを昨日食べられたのもこの数式のせいということになるんでしょうか
どて飯になったのももちろん……
photo by miiinaamiii さん via photoAC