みかん亭では基本的にはカレーに市販のルゥを使いません。
ま、例外的にはハウスのジャワカレーを使いますけど
これはもちろん好みの問題。
スパイシーなほうが好みで、たとえば5種類のスパイスで作ったカレーのほうが好みに近いから……
というだけの話。
ま、そもそもスーパーマーケットには数十種類のカレールゥが並んでいるのは知っているけれども、
はたしてどれがどんな味か知らないから
なんていうのも大きな理由だったりします
12皿分のルゥを買ったとしたら、使い切るのはいつのことか
と考えれば、それらを試す気にもなりません
そんな理由が複雑に絡み合ってルゥを敬遠しているわけで、もしかすると
一人前がちゃちゃっとできちゃうレトルトカレーが結構うまい
なんてのが最大の理由なのかも知れなかったり……
そんななか、
25種のスパイス香る
なんて煽り文句にまんまとハマって買ってみたのが、本挽きカレーの辛口。
辛さはHOTの手前の5だなんてのにも期待しましたし、1袋が2~3皿分なんてのにも後押しされました。
買って帰って驚いちゃったのは材料欄の
肉(鶏肉または豚肉:ひと口大)
の表記
だって、牛すじを使うつもりだったんですもの
となれば、箱書きの『おいしい作り方』なんて無視です、無視
本来ならばこうする牛すじの下ゆでを……
赤ワインで煮て、鶏肉または豚肉が推奨のエスビー食品の本挽きカレー(ルゥ)を使って作ったという反逆の物語です(笑)
■材料 牛すじ 500g A. にんにく 3カケ A. 野菜ブイヨン*1 2本*1 A. 赤ワイン 150ml A. 水 750ml A. ローリエ 2枚 たまねぎ 中1個(200g) セロリ 50g 油 大さじ1 水 450ml S&B本挽きカレー辛口*2 2袋
牛すじはぬるま湯でよく洗って水からゆでて、沸騰状態を2分ほど保ってゆでこぼし、ぬるま湯でゴシゴシ洗う。
よく洗った鍋に牛すじとAを入れ(にんにくは潰し、ローリエには切れ目を入れる)、
強めの中火にかける。2~3分ほど沸騰状態をキープして、必要ならばアクをとる。
蓋をして弱火~とろ火にして3時間コトコトゆでる。30分から長くても1時間間隔で水分量を見て、必要ならば水(できればお湯)を加える。
たまねぎは薄切りにする。セロリは筋を取って薄切りにする。
フライパンを中火で熱し、油を加えて温める。たまねぎを入れて中火のまま10分ほど*2いためる。
セロリを加えて透きとおるまでいためる。
火からおろした鍋()に水と赤ワイン煮の煮汁……
カレールゥを加えて溶かし、弱火にかける。とろみが出れば*3できあがり?
カレーライスにして、いただきまーす
*1 今回はオーネ(マスコット)の野菜ブイヨン。300mlに対して1本(6g)。チキンブイヨンやハーブブイヨンは結構見かけますが、野菜ブイヨンは取り扱い店舗が少ないようで、みかん亭ではヨドバシで 買っています。
*2 S&B『25種のスパイス香る本挽きカレー』 1袋(2~3皿分)の材料は、肉(鶏肉または豚肉:ひと口大) 200g、玉ねぎ(みじん切り) 中1個、サラダ油 大さじ1、本品 1袋(2~3皿分)、水 300ml。
具材は油で、強火約4分→中火約6分(2袋の場合には強火で約4分→中火で約10分)いためるように指示されています。
*3 今回、15分ほど煮込みましたが、十分なとろみがつきませんでした。みかん亭ではカレーにとろみは求めていないので、これでよしとします。
よくよくパッケージを見れば
香味野菜・丸鶏・鶏がらを丁寧に煮込んだブイヨンの旨みと、絶妙にブレンドした25種のスパイスの香り。小麦粉を使用せず油脂量を抑えることで、スパイスの香りを引き立てた本格的なカレーをお楽しみください。
なんて書いてあって、なるほど牛肉向きではないなと……
こちらは作り方通りにつくるほうが良さそうです
そして、
しょっぱさが気になりました
ので(下ゆで段階では問題ありません)、強火云々はともかく、たまねぎは分量を守ってしっかりいためる必要がありそうです。
アレンジが難しいルゥだと感じました。
どうせならば、
いためたまねぎのペーストをセットにしちゃえばいいのに
なんて思っちゃいましたが、いかがでしょうか、エスビー食品さん。
こうして、残りの1袋は『おいしい作り方』を遵守しようと決めた、みかん亭の面々なのでした
が、舌の根の乾かぬうちに……きっとなんかやらかすことでしょう(笑)
乞うご期待