細かいことを追求しなければ、鶏肉とにんにくとしょうが、長ねぎにお米のとろみが加われば参鶏湯っぽいものはできあがるし、松の実やクコの実、棗が加われば百人力だ――そんな感じで
参鶏湯道に精進
してきたけれども、まだ満足するには至らない
ま、丸鶏でつくったとしても、亭みかんは満足するには至らないのだと思う
さらにおいしく
――を目指してしまうのは、お料理好きの佐賀サガなのだろう。
なんて、目を細めて、思考を80%ほど停止して読めば、高尚っぽく見えなくもないことを書いてみたけれど、参鶏湯に関する記事を遡ってみれば、ここのところは――
だとか――
といった、市販の参鶏湯の素に頼り切りになっているのはバレバレ
業務スーパーの冷凍丸鶏が入るお鍋は揃えたし、乾燥品の高麗人参(オタネニンジン)すら手に入れてあって、2020年の11月吉日には丸鶏と高麗人参で参鶏湯をつくるだとか――
公言してそのままだったりする
もちろん、みかん亭が誇る専属シェフである亭みかんには一切の非はない。そもそも、みかんが
丸鶏を買ってくると家を出たにもかかわらず、別の何かでご満悦
になってしまうのが問題なのだ
それが30%引きのイベリコ豚やさつま黒豚だったり、20%引きの明太子だったりすると、そもそもの目的地である業務スーパーにたどり着けなかったりもする
それならばそれで、亭みかんも納得もするのだけれど、例えばこんなのを――
見つけて帰ってきちゃったとするならばどうだろう
お湯をかければできあがっちゃう参鶏湯だ
具材はクコの実とねぎとぶどう糖――
と書いてあるけれども、bibigoが参鶏湯と言えば、みかん亭では間違いなくそれは参鶏湯になる――ま、そんなお品
ごはんをレンチンして丼によそい、乾燥具材をばらまいたところで――
あらっ、ちょっと待っててね、みかんちゃん。
と言うと、水晶鶏にするべく買い置きしてあった鶏むね肉を、まさしく水晶鶏にしてごはんの上に載せてこれを――
こうしてくれる――それが亭みかんだ
かしわ(チキンフレークの甘辛煮)のほうが――
いいと思ったけれど、つくりかたどおりに――
すでにごはんを入れて、液体スープと具材を加え、まんべんなく
熱湯をかけるだけの状態
だったので、時間がかかるものはやめたんだとか
それでも、かしわ(チキンフレークの甘辛煮)にして欲しかったというのが、食べた感想。
2袋入りだから、次は意地を張らずに、最初から最後まで亭みかんにお願いしようと思う。
おいしいスープでしたけど、やっぱり鶏肉はどーんしていて欲しい感はありました。