さて。

本日はちょっと真面目にお鍋――ステンレスのお鍋のお話。

 

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IH対応 アルミクラッド雪平鍋 16cm

 

みかん亭は築数十年の一応はワンルームマンションに区分される建物にあって、キッチンはミニキッチンと呼ばれる、シーズヒーター ――ニクロム線を金属のパイプのなかに包んだもの――のコンロが一個と26cmのフライパンがギリギリで洗える大きさのシンク、まな板は半分以上がシンクにかかるような小さなものだったりしますアセアセ

この熱源――シーズヒーターってのがちょっと厄介で、例えば、1mm以下の板厚のお鍋を最大火力で使おうものならば、一発で鍋底に

 

蚊取り線香の模様

 

が浮かびあがりますびっくり

ま、鉄のフライパンでもなければ、強火を推奨するフライパンメーカーも鍋メーカーもないから、実際には中火から弱火で使うので、問題はなく、これはシーズヒーター初体験の頃に火力をチェックしたときのお話グラサン

実際にはガス火対応のものも使えるのだけれど、オール熱源対応だとか、シーズヒーターも使えますよと明記されているものがおすすめ。

極めて少ないメリットは、ガス火ならば中央に火が当たらない部分ができたり、小さな鍋だと五徳を置いたりしなければならなかったり、IHならば鍋底の大きさを考えなければならない――

 

ということが一切ない

 

こと。例えば、8cmくらいのバターウォーマーなんかもそのまま置けちゃうし、鍋底は結構均一に熱が入ります。

熱源であるニクロム線が入った鞘に常時鍋底が接触します。

 

いろいろと考えることはありますけど、その他の利便性が大きい今の住まい。しばらく引っ越しは考えないと思いますので、シーズヒーターで使えて――長い目で見て、IHでも使えるお鍋――

 

 

 

ぼっち飯を作るのには、経験上は、16cmのお鍋と、24cmくらいのウォックパンかコニカルパンがあればいい。あるいは、16cmのアルミ(アルマイト加工品)のゆきひら鍋と、16cmで10cmほどの深さがある鍋と、24cmくらいのウォックパンかコニカルパンがあればいい。

そして、深めの鍋は多層構造のものがいい。これは、パスタなどを1分ほど茹でて蓋をしてほっぽらかしで茹であげるため――かっこよく言えば、余熱調理のため。

で、三層か五層か七層か――ま、九層はお高くなりすぎるので、みかん亭では完全に

 

アウトオブ眼中のお品口笛

 

鍋底だけ三層という鍋は、デザインで選べるほどにいくつもあって、お値段もピンきり。長時間の煮込み料理をつくらないのならば、これで充分だと思う。ま、私見だけれども。

でも、16cmで深め――10cmほどの深さがあって、かつ全面多層構造ってのは少なめえーん

 

 

サイズ的にはこれがいいのだけれど、やっぱり底面三層で鍋の取手はリベット止め、洗うと蓋の取手の部分のパッキンの水がなかなか切れない厄介なショボーン

ガラスの蓋はなかが見えて一見便利なようだけれども、実際にガラス蓋ごしに中を見てなんてことは滅多にしないし、密閉度が下がるので鍋にガラス蓋は不要だと考える派だったりするけれども、フライパンには蒸気口つきのガラス蓋派だったりしちゃいますてへぺろ

 

 

IKEAの365+シリーズの鍋が全面三層で、蓋つきで1799円から あって

 

 

こちらのサイズは、ホームページの少なくとも簡単に見つけられるところには記載されていないのだけれど、実際に買ってみた結果は、内径は17cmで深さは9cm

取手がネジ止めのガラス蓋なのが至極残念ショボーン

重みがあって、なかなかよい蓋だとは思うけれど、至極残念

 

無印良品の鍋も同じく全面三層。

こちらは、蒸気穴なしの蓋つきのものは製造中止のようで、在庫限りの販売をしていて、18cmのものがお安く なっている。

16cmはすでに完売。蓋なしのものしかないけれども、

 

 

 

評価は高い――ま、流されてみかん亭でも買ってしまったりしているのはご存知のとおりてへぺろ

安心のリベット止めですが、逆にリベットを使っていないお鍋になれると

 

リベットはないほうがいいてへぺろ

 

さらに、無印良品の兼用フタには蒸気穴がみっつ開いているので注意が必要――蒸気穴なしの手持ちのビタクラフトの蓋が使えました。

 

 

軽さを重視するのならば、栗原はるみさんの鍋。こちらも全面三層で蓋は別売り。

 

 

ただし、現在は多くのサイズが盛大に欠品中ガーン

無印良品にしても、栗原はるみさんの鍋にしても、送料を考えるとオフィシャルショップのほうが高かったりしますが、どこでお買いになるかはお好みでアセアセ

 

で。

全面五層ならば、10年保証のビタクラフトのコロラドあたり。無油無水調理がウリ。

 

 

ま、みかん亭ではちょっと浅いかもと思いつつ、デザインにクラっときて、保証なしのプロシリーズのユキヒラ鍋なんかを買ってしまったりしたけれども、これは浅めガーン

 

 

そして、コストパフォーマンス”は”最も高いと思われるのは、全面七層の宮崎製作所のジオ・プロジェクトの鍋。もちろん、無水調理と15年保証がウリ。

 

 

ただし、重いガーン

ま、調理中はコンロにおきっぱの鍋だから、重さはあまり関係ない気もするけれど。

 

みかん亭で悩みに悩んだ結果、買えるお値段のものはこんなところてへぺろ

フィスラーでも、ヘンケルスでも、ツヴィリングでも、クリステルでもWMFでも、何層云々以前に

 

デザインを重視するのを忘れてはなりません。

 

――ステンレスのお鍋、一生おつきあいすることになるかも知れないお鍋ですので。

 

使い始めは、中性洗剤に食酢を混ぜてよく洗ってよく流して、よく乾かすことが大事の様子。

そして、水道水を使うとカルキでできるらしい白い斑点に涙しつつ、3%のクエン酸を加えた水を沸騰させるなんてことをするハメになること、ご覚悟をグラサン

最初に、ボンスターを使って洗ったほうがいいのかも知れません。

 

 

 

ボンスターを使ってステンレス鍋を洗う時には必ず手袋をして、チカラを入れずに洗いますパー

 

で、いろいろと買ってはみたのですが、栗原はるみさんのお鍋とビタクラフト――みかん亭で買ったのはオレゴンの18cm片手鍋ですけど――が使いやすいと感じています。

案外重宝なのが、KIPROSTARの20cmのコニカルパン。サイズも手頃で、テーパーがついているので、混ぜやすいことこのうえなし

 

 

16cmのお鍋と、24cmのウォックパンがあればいい――

前言撤回しますてへぺろ

 

ぼっち飯には、16cmのお鍋と、20cmのコニカルパンと24cmのウォックパンを。

 

 

スープ作家の有賀薫さんは、こんな記事を書かれています。

 

 

大先輩に対して不遜かも――ですけど、激しく同意します。

 

 

 

アルミのゆきひら鍋は、もちろんインスタントラーメンを作るのに使います照れ

沸騰するのが早いのはやっぱりアルミのお鍋です。

ゆで卵を作ろうと思うと変色するのでご注意くださいませ。