一生モノと呼ばれるハイブランドの鋳物ホーロー鍋を諦める腹いせにも似た感覚で、ついつい買ってしまったマイヤーの電子レンジ圧力鍋。
レンジに入れると青いぼっち(圧力表示弁と言うらしい)を押して見ると圧力がかかっていることは確かだけれども、どうやら30kpa(0.3気圧ほど)くらいのものの様子
普通の圧力鍋の気圧が高圧で140kpa(1.4気圧ほど)、低圧でも80kpa(0.8気圧ほど)だから、ま、低いといえば低いのだけれど、最新版のマイヤーの電子レンジ圧力鍋
を使ったアイリスオーヤマのレシピを見れば、煮豚が計9分30秒のレンチンでできる そうだし、買った理由にしても
使い捨てのリードプチ圧力調理バッグのかわり
になれば――くらいのもの。実際に高圧が必要になれば、圧力鍋を引っ張り出してくればいいんだし。
とりあえず、試してみよう――
となれば、豚バラのブロック肉で煮豚を――となるのがたぶん普通。
そして、ここでなんの脈絡もなく鶏ひざ軟骨が出てくるのが
みかん亭流
マイヤーの電子レンジ圧力鍋でたぶん柔らかくした鶏ひざ軟骨と、冷蔵庫で出番を待ち続けていた鶏せせりと、業務スーパーのささがきごぼうの水煮できんぴらを作ることにしよう。
もちろん、亭みかんが――だ
そしてお蕎麦に載せて食べるのは、みかんのシノギお役目
■材料 鶏ひざ軟骨 200g 鶏せせり 150g 長ねぎ(青い部分) 1本分 水 500ml ささがきごぼう(水煮) 100g A. 砂糖 大さじ2 A. 本みりん 大さじ1 A. しょうゆ 大さじ3
鶏ひざ軟骨は熱湯をかけてザルに取り、ぬるま湯で洗って水気を切る。鶏せせりは筋を取って3cmほどに切る。ささがきごぼうはサッと水洗いしてザルに取る。
マイヤー電子レンジ圧力鍋に鶏ひざ軟骨とせせり、水、長ねぎの青い部分を入れて蓋をロックし、
600Wで15分レンチンする。
青いぼっち(圧力表示弁)を押しても戻ってこないのを確認して蓋を開ける。鶏ひざ軟骨、せせり、ごぼうを鍋に移し、煮汁を250mlを加える。
Aを加えて、中火にかけて煮詰めればできあがり。
正直な話、レンチン時間は亭みかんの勘任せだったんですけど、狙っていた硬さというか柔らかさにはなりました
ただ、これが電子レンジ圧力鍋だからか――と訊かれてしまうと、ごにょごにょしなければならないところです
パッキンの臭い取りが嫌だと言って圧力鍋をしまい込んだみかん亭には、今や圧力鍋が必須のレシピはソーキの煮つけくらいしかありません
骨をトロトロにするのは難しいのでしょうから、こちらを試すつもりもないのですが――とすれば、素直に煮豚をつくって
わーい
とすべきだったのだろうと、いまさらながら思っています
ま、これも、みかん亭流
おし、まい。