おいしいものがもっとおいしくなってしまう魔法の油
というのは、
いいすぎ
で、
JAR に訴えられてしまいそうな気もする
けれど、
当たらずといえども遠からず
のお油さま
『鶏油のチカラ、お試しあれ』
何回も文字だけ登場している”自家製鶏油(チーユ)”。 主に鶏ガラベースのものにちょっと加えるだけで、 おいしいものがもっとおいしくなってしまう魔法の油 とい…
と書き出した自家製鶏油(チーユ)のエントリーは、ほぼ2年半前のもの
いやいや、
あの頃は若かった
だなんて、永遠の17歳を恥ずかしげもなく自称するみかんにとって、2年半前などついこの間のことですから、決して思うことなどありません
ま、当時は、
パリパリの鶏皮よりもバリバリなフニャフニャな鶏皮派
だったみかん、フニャフニャな鶏皮をつくるのが主たる目的で、鶏油のほうが副産物だったわけで、煮出す方法は取れ高が少なくても問題ありませんでした
鶏油が主目的、またはバリバリなパリパリな鶏皮派のかたにはこちら、
鶏皮を自らの脂で沐浴させる
のはいかがでしょう。
パリパリ鶏皮50gと鶏油(右上見切れ)100ml
■材料 鶏皮*1 300g*2
鶏皮は洗って水気をきり、小さめに切って、脂が多めの部分とそうでない部分に分ける。
脂が多めの部分をテフロン加工された小さめの鍋(300gの場合で15cmほど)に入れて弱めの中火にかける。
脂が溶け出してきたら残りの部位(脂が少なめの部分)を入れて火を少し弱め、
時折、思い出したかのように混ぜながら、鶏皮がカラカラになるまで泳がせる。
鶏皮を取り出して脂を切る。少し冷めたらほぐす。
鍋の脂は冷ましてから、熱湯消毒した瓶に濾して詰める。
300gの鶏皮で約100mlの鶏油―チーユが取れました。
この後、脱気しておくと安心。
ガラス瓶の替蓋でお世話になっているちゅうくうwebSHOP > ジャム瓶の脱気について
できあがった鶏油とパリパリ鶏皮を使った
鶏皮のナンプラー焼きそばを
鶏皮のナンプラー焼きそば
■材料 パリパリ鶏皮*3 50g 蒸し麺 1玉 酒 大さじ1 ナンプラー(ナムプラー) 大さじ1 みりん 小さじ1 ライム胡椒塩*4 しっかりめ 赤唐辛子(鷹の爪) 1本 油 小さじ2 長ねぎ 1/2本 鶏油 小さじ1
長ねぎは縦半分にしてから5mm幅の斜め切りにする。蒸し麺は袋に楊枝などでプスプス穴をあけてからレンジで90秒(600W)チンする。
フライパンに油、赤唐辛子を入れて中火にかける。唐辛子がいい感じになったら、長ねぎを加える。長ねぎから香りがたったら、蒸し麺を入れる。唐辛子は超いい感じになったら取り出す。
さっと水をくぐらせた麺を加え、日本酒をふってほぐしながら最低3分は炒める。
鶏皮(油かす)を加えて炒め合わせ、ナンプラー、みりんを鍋肌から回し入れてさらに炒める。
仕上げに鶏油を加えてサッと混ぜ、
ライム胡椒塩*4で味を調えればできあがり。器に盛って召しあがれ。
*1 鶏むね肉からコツコツ外して冷凍保存しておいたもの。
*2 キチントさんマチ付きフリーザーバッグM (W22cmxH18cmxD6.7cm) いっぱい分。
*3 鶏皮300gから今回とれたパリパリ鶏皮(油かす)は、天使の分け前を除いて 50g
*4 カルディなどで購入できるナレッジのライム胡椒塩 がおすすめ。
というわけで。
2年半前の記事 をフォローアップしたわけですが、前説 で
2年半前はついこの間
と表現したのが、責任逃れだとバレないかハラハラドキドキちう
さて。
本日ここまで未登場のシェフ亭みかん、鶏油を作るたびにみかんにこう言いやがります
みかんの脂も簡単に
…以下、お察しください
そして、言い争いになるまえにこうまとめるのです。
みかんの皮から採れる油はオレンジ油――香料に使われるみたいね。
ま、
姫神みかんから搾り取った油が精油なのか油脂なのかは、決して想像してはいけません