みかん亭には天使が住んでいる

 

らしい。

例えばある日、10種17個入のおでん袋を買ったとする。その日か、翌日か、はたまたさらにその翌日かに出てくる"おでん"は10種12個になっていたりする日があるのだ。

みかん亭のお鍋が小さくて全部入らないというのは事実ではあるけれども、例えば、

 

5切れのふたつに割ったプチトマト

 

だとか。はたまた

 

イカを1杯買ったのに足は8本

 

だとかの怪奇現象が稀に起きる。

ま、イカの件に関しては姫神亭みかん曰く、イカの足は8本で

 

手が2本

 

らしく、それ以上話を進めたとしても壮絶な揚げ足バトルになるに違いないので、それ以降、見て見ぬフリをするのがみかん亭での決まりごとのようになっている。

でもね、

 

半分にしたものが奇数

 

って、なんか不安げになるし、やっぱ"おかしーだろ"って言いたくなりません

たとえばみかんが、わざとらしくも自称かわいく

 

あれっ

 

とか小首を傾げたときの亭みかんの反応はいつも決まってこうだ。

 

天使の分け前 だよ、みかんちゃんてへぺろ

 

つまりはアレだ。お酒の醸造過程においてアルコールや水分が蒸発して目減りするってやつ。

そもそも、みかんが何も言っていないのにこう言うってことは、だ。想像どおりにも、みかん亭ではきっと、

 

つまみ食いを天使の分け前と呼ぶ

 

のだろう。

 

 

さて。

 

 

さすがに鶏もも肉1枚どど~んのお料理となると、天使は降臨しない

プチトマトも-偶数だ。

恐らく今日は

 

千切りキャベツが目減りしているに違いない。

 

 

みかん亭流 -中華風鶏もも肉のグリル-

■材料
  鶏もも肉 1枚(約300g)
A. 醤油 大さじ1
A. 砂糖 大さじ1
A. 甜麺醤 大さじ1/2
A. ごま油 大さじ1/2

1 鶏肉は脂肪を取り除き、主に皮目をフォークでブスブス刺し、合わせたAに10~20分ほどつける*1

 


2 フライパンに油小さじ1(分量外)を熱し、鶏肉を入れて強めの火で両面に焼き目をつける。

 

 

3 蓋をして火を弱め、8分ほど焼く。

4 器に盛って、さあ召しあがれ。

 

 

きゅうりの千切りがつけあわせに最適だと思います。

みかん亭はサラダ用カット野菜だけどねアセアセ

 

水に10分ほどさらして水気を切った白髪ねぎを添えたり、ラー油香り立つ花椒油(ホアジャオユ) *2をかけてもおいしくいただけます。

 

ひらめき電球

*1 アイラップ [袋のラップ 60枚入] に鶏肉とAを入れてモミモミするのがカンタン。

*2 花椒と油でラー油より簡単に作れますが、みかん亭ではAJINOMOTOの香り立つ花椒油(ホアジャオユ) を使っています。市販品のほうがおいしかったのがバレちゃいますねアセアセ

 

 

ぱっと見で、真ん中あたりに違和感を覚えるトンカツだとかが食卓に並ぶこともあったりするけど、それもきっと

 

天使様のやったこと。

 

さて、

この話を友人にしたところ、

 

堕天使はあなたでしょ、みかんちゃん

 

と言い返されたけど、いったいなぜだろうか。