私たちはどこにいても、
誰と一緒にいても、
いつも自分らしくいられるとは限りません。
ある場所では、
言葉を選びすぎてしまう。
相手の顔色を気にして、
本当の気持ちを飲み込んでしまう。
周りに合わせようとするうちに、
いつの間にか呼吸まで浅くなっていたり
自分でも気づかないまま
無理を重ねてしまうことがあります。
反対に、
自然に笑える場所があります。
うまく話そうとしなくても、
そのままの自分でいられる人がいたり。
何かを証明しなくても、
そこにいるだけで心がほどける場所があったり。
まるで水の中を泳ぐ魚のように、
力を入れなくても自然に前へ進める。
そんな場所にいると、
「もっと頑張らなくては」と思わなくても、
自分の中にあった力が
少しずつ戻ってくるように感じます。
人は、環境によって
思っている以上に心の状態が変わります。
どんな言葉に囲まれているか。
誰と時間を過ごしているか。
安心して気持ちを話せるか。
自分のままでいられるか。
自分に合った場所を知ることは、
自分を大切にすることでもあります。
「誰かにどう思われるか」ではなく、
「自分がどうありたいか」を選ぶことでもあります。
合わない場所で努力し続けることが、
いつも成長につながるとは限りません。
苦しさを我慢し続けることで、
本来持っていたやわらかさや、
自分らしいリズムを
見失ってしまうこともあります。
もちろん、
心地よい場所にいれば
何も悩まなくなるわけではありません。
それでも、
安心して立ち止まれる場所なら、
迷いながらでも
自分の足で進んでいくことができます。
自分らしくいられる場所とは、
何でも思い通りになる場所ではなく、
うまくできない自分も、
迷っている自分も、
無理に隠さなくていい場所なのかもしれません。
他人の期待に応えることだけが
自分の価値ではないと感じられる場所でもあります。
そしてそれは、
特別な場所だけではありません。
ひとりでお茶を飲む時間。
心を落ち着かせてくれる部屋。
素直な気持ちを話せる人。
夢中になれることに触れる時間。
そんな小さな居場所も、
私たちにとっての大切な「水」になります。
自分がどこにいるとき、
少し呼吸が深くなるのか。
誰といるとき、
無理に笑わなくても安心できるのか。
何をしているとき、
時間を忘れるほど心がのびやかになるのか。
ときどき立ち止まって、
自分の感覚に耳をすませてみる。
そうすることで、
本来の自分へ戻る道が
少しずつ見えてくるのかもしれません。
誰かと同じ場所を
心地よいと思えなくても大丈夫。
人にはそれぞれ、
自分らしく泳げる水があります。
そしてその水を選ぶことは、
自分の人生を自分で引き受けるという
小さな勇気でもあるかも知れませんね。
今日も、
自分の呼吸が自然に戻る場所を大切にしながら、
のびやかな心で過ごしていけたらいいですね🌿
