世界観ブログ
第17話
中学校に入っていじめはエスカレート
家にもいられず、
教室にも行けず、
保健室が私の唯一の居場所でした
しかしこんな生活も、
私の心には限界が訪れます
ついに母にいじめにあっていることを、
勇気をだして打ち明ける時が。
学校に行かず家にいたある日、
ついに母に相談しようとしたのでが、
うまく伝えることができず、
私の心が壊れてしまいます
興奮していた私がついに母に向かって、
「もう死ぬ!」
と母に言った瞬間、
母はある行動にでます…
なんと、包丁を持ってきて、
私に包丁を差し出して一言、
「じゃあ、死ねば」
でした…
ショックでした…
本当に助けて欲しかったのに…
今は私も母親なので、
もし子供に「死にたい」と言われたら、
ショックではあると思いますが、
その時の母はどんな気持ちだったのでしょうか
顔は完全に無表情だったのは覚えています
そう言った母の真相は分かりませんが、
この出来事でさらに私は、
母に心閉ざしたことに間違いありません
このあと、母には2度と相談しなかったです
当時母もまた凄く生きていくのに不器用で、
自分のことで手一杯だったのでしょう
子供の事にまで、
気を回す余裕がなかったのだと、
今ならばそう思えるのですが、
中学生でその事を悟るのは難しいですよね
ましてやその頃は、
苦労しているということ自体、
あまり話してはくれませんでしたから
正直母が分かりませんでした
こうして親子の溝はどんどんどんどん、
広がっていくばかり
母の気持ちは全く分かりませんでした。
私はいったい母のなんなのか、
本当にあの頃は、
理解できませんでした
その後の私は、
逃げて逃げて、
保健室でずっと過ごすことになります
続きは次回