世界観ブログ
第14話
母が再婚して、
小学6年生で転校した私でしたが、
待っていたのは初めての「いじめ」でした
どうやら転校した学校では、
転校生はいじめる、
という暗黙のルールが当時はあったようです
6年生ということもあって、
女子は当然グループができあがっていて、
転校生の私には中々そのグループに入るのはハードルが高かったです
ただでさえ人づきあいが苦手な私…
とても過酷な環境でした
おとなしい私は、
あっという間にいじめのターゲットになってしまったのです。
無視は当たり前、
陰でコソコソと話されたり、
私を見て笑ったり、
仲間外れしたり、
とまあ恐ろしい
社会人になってから、
小学校で唯一仲の良かった同級生に後で聞いたのですが、
「裏番長」と陰で言われていたそうです
おとなしいのにナゼ
それもどうやらドッジボールが強いから、
というのが理由だそうです
ドッジが強いから「裏番長」って
以前にいた小学校がドッジが盛んな学校だったので、
ドッジは強くても、それがその学校では普通でした。
まさかそれが「裏番長」と言われているとは
大人になってから、初めて聞きましたが
そのころ、唯一の救いだったのが担任の先生
女性の先生だったのですが、
見た目も性格も男らしい
そして〇八先生のような熱い先生でした
なので、いじめが発覚すると、
生徒全員を集めて話し合って解決に導いてくれる、
ちゃんと生徒に向き合ってくれる、
素晴らしい先生だったのを覚えています
ですが、6年生の女子ともなると隠すのがとても上手で、
先生に言われて直後はやめるのですが、
しばらくするとまた元通り
その繰り返しでしたが、
先生がそのたびに助けてくれたので、
とっても辛かったのですが、
唯一、先生だけは私の心を軽くしてくれる存在でした
この頃の私は全く話すこともなく、
ただ周りの空気を読んだり、
人の顔色を伺ったり、
保育園の隅っこくらしの私に逆戻り
環境が変わって、
また最初からのスタートになってしまいました
のちに分かることですが、
子どもの頃のショックな出来事で、
気持ちに蓋をしてしまったのが原因で、
コミュニケーション障害かと思っていたのですが、
どうやらそれも原因ではありますが、
もう1つ隠れている原因があったようです
それはまた違うお話で
そして転校生いじめはおさまらず、
結局中学校になっても同じ顔ぶれなので、
そのまま「いじめ」は続くことになります
ここからが私の試練の時期に入っていきます
続きは次回