誰か気づいて、誰か助けて、私を見て。
口に出せないまま何十年も心に溜めたものたちは、吐き方も解らないまま自傷行為へと繋がった。
オーバードーズもICUに入るまでやって、腕という腕は切創だらけで血管どころか神経まで切った。心の飢えを満たしたくて食べられるだけ食べた。
何をやっても満たされなくて、振り向いて欲しい人には疎まれて、それでもやり方を知らない私はひたすら繰り返した。
私に価値があるか解らないから、身体も売った。
小さい頃から慣れた行為がお金になるから。
私を満たすものは何も無かった。
今になって、ようやく解るんだ。
自分を満たせるのは他の誰でもない、私なんだと。