パブロ ピカソ | なおちゃんのブログ

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娘達が独立し夫婦2人になり、孫も誕生しました。ハンドメイドやベランダ菜園、何気ない日常を綴っていきます。どうぞよろしくね♪

中学の夏休み中の宿題で「画家について調べる」という課題があり

折に触れよく目にする画家なので ピカソを薦めました。

以前、マリー・テレーズの肖像画が33億円で落札されたというニュース

も耳にあたらしい。


たとえば、キュビズムの絵1つ見せられて「なんだ これ?」で終わらせて

しまうのもつまらない。 これはあの時に描かれたあの人なんだと 少し

わかっていれば この先ピカソを面白く観れると思い じっくり教える良い

機会でした。


PABLO PICASSO (1881-1973)

ピカソは母方の姓。スペインに生まれキュビズムを創始した

世界的な画家。

奔放な愛情生活は芸術を大きく飛躍させ、その女性達が彼の

インスピレーションの源泉だった。

キュビズム・・・従来の遠近法(1点透視図法)によらず 

異なる複数の視点から物体をとらえ画面を構成する表現方法。


photo:01

青の時代(写真)・・・・・親友のカサヘマスの自殺のショックで深く
(1901-04)     落ち込み 社会から落ちこぼれた人々を
              画題とし 貧困・盲目・絶望などをテーマ
              に冷たい色調で描かれた。
              これは最初のピカソ独自の様式といえる。
               

ばら色の時代・・・・・・・フェルナンド・オリビエという恋人の出現

              でその後、明るい色調へ変化する。

              サーカス芸人を題材にした。




photo:02

「アビニョンの娘たち」・・・・アフリカ彫刻の影響を強く受けこれが
(1907-08)       キュビズムの発端となる。



photo:03

オルガ コクローヴァ・・・・・1916年貴族出身でバレリーナの彼女
                 と知り合い後に結婚しポールが生まれるが
                 その後結婚生活は破たんするが最後まで
                 離婚に応じなかった。
                 その後精神を病み病死する。

                  

photo:04

「夢」・・・マリーテレーズ ワルテルがモデル
(1932)


photo:05

マリーテレーズ ワルテル・・・・・1927年街で見かけモデルに誘う。

                    この時ピカソ45歳、マリー17歳。

                    妻オルガとの不仲と祖国スペイン

                    をめぐる不穏な状況がピカソの

                    創作意欲に大きな影を落としていた

                    そうした中、美しい肉体と少女の

                    面影を持つマリーが平穏な生活を

                    ピカソに与えた。

                    後にマイヤが生まれるが、母と

                    なった身体に創作意欲を喪失する。

                    ピカソの死後後追い自殺をする。



photo:06                     

「泣く女」・・・・・ドラ マールがモデル

(1937)

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ドラ マール・・・・・カメラマンで画家の彼女と出会う。
           芸術の良き理解者であった。
           マリーとの家庭生活に安らぎはあったが、
           才気あふれる新しい愛人におおいに
           創作意欲を掻き立てられた。
           アトリエで鉢合わせた2人に
           「喧嘩で勝った方と付き合う」
           と言い 2人の争いを楽しむ事を繰り返した。
           (バカなおやじ!)
           ピカソの作品の中で最も強く変形した
           人物像 「泣く女」 として彼女が多数
           描かれています。
           プライドを傷つけられて精神のバランス
           を崩しピカソに捨てられた後は修道女になる。
 

photo:08

ゲルニカ(1部分)・・・・・・ドイツ空軍の無差別爆撃で女・子供・無力な

(1937)          市民が犠牲になったことに衝撃を受け たった

               1か月で399x777cmの大作を描きあげた。

                

               ドラは制作経過の写真を撮影し、部分的に制作

               に加わっている。

 


photo:09
フランソワーズ ジロ・・・・・21歳の画学生の彼女と出会う。後にクロード
                 とパロマを生む。(パロマは現:デザイナー)
                 ピカソの嗜虐趣味と浮気癖に愛想をつかし
2人を連れてピカソの元を去る
                 生活を共にしながら自分を見失わなかった
強い ピカソを捨てた唯一の女性
                 後に画家として日本にも来日したことも。


            
photo:10


ジャクリーヌ ロック・・・・・1953年陶芸に熱中していた頃

                工房で働いていた 彼女と出会う。

                ピカソ70歳、ジャクリーヌ26歳。

                ピカソの晩年連れ添った2人目の妻。

                ピカソは91歳で死去。その後

                彼女も後追い自殺する。

                する。