『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』第36回東京国際映画祭 ワールド・フォーカス | himawari's diary

himawari's diary

映画、美術館、読書、おいしいものなどで楽しく過ごす日々



鑑賞日 2023年10月25日(水)
 

製作年 2023年
 
製作国 スペイン・フランス
 
言語 英語 スペイン語 日本語字幕 英語字幕
 
尺 31分 
 
公開日 2023年10月25日時点、未定
 
原題 Strange Way of Life[Extraña Forma de Vida]
 
 
スタッフ
 
監督・脚本 ペドロ・アルモドバル 
 
 
主なキャスト
 
イーサン・ホーク:ジェイク
 
ペドロ・パスカル:シルバ
 
 
概要
 

ビター・クリークから隔てられた砂漠を馬に乗って横切る男。彼はジェイク保安官を訪ねて来る。25年前、保安官と彼に会いに馬で向かう牧場主のシルバは、雇われたガンマンとして一緒に働いていた。シルバは若い頃の友人と再会するという口実でシルバを訪ね、実際に再会を祝うが、翌朝ジェイク保安官は旅行の理由は昔の友人関係の思い出を辿るためではないと告げる。 ...

(引用元:公式サイト)

 
 
感想

31分の短編作品ですが、

しっかりと見ごたえがありました。

染み入る音楽、西部劇の乾いた雰囲気、

25年ぶりに再開してすっかり中年となった

男2人の秘めた思い、回想シーン、

サスペンスな展開、サンローランの衣装。

そして、やはりペドロ・アルモドバル監督を

感じられる映像、作風、

更にジェイクのイーサン・ホークと
 
シルバのペドロ・パスカルの演技にも

惹きつけられました。

だいぶ渋くなったイーサン・ホーク、

カッコよかったです。
 
31分の中にいろいろ詰め込まれた

贅沢な作品でした。


ところで本作のことを初めて知ったときに、

『ブロークバック・マウンテン』を

想起させられました。

調べてみたら、やはり本作は

『ブロークバック・マウンテン』への

アンサーでもあるようですね。

確かに答えになると思われるシーンがあり

グッときました。


上映後にはトークショーが。

アルモドバル監督やキャスト陣の

来日は残念ながら叶いませんでしたが、

今回の映画祭で上映される、

『ロボット・ドリームス』の

パブロ・ベルヘル監督、

ラテンビート映画祭プロデューサーの

アルベルト・カレロ・ルゴがご登壇。



アルモドバル監督にお世話になったことや、

彼の作品はスペインの社会に与えた

素晴らしい影響など、

アルモドバル愛がタップリのトークで

時間があっという間でした。