『ドラゴン怒りの鉄拳 4Kリマスター版』「WBLC2023」舞台挨拶付き上映会 | himawari's diary

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鑑賞日 2023年7月14日(金)
 
 
製作年 1972年
 
製作国 香港
 
言語 英語 日本語字幕
 
尺 106分 
 
日本初公開日 1974年7月20日(土)
 
原題 FIST OF FURY
 
レイティング G
 
配給 ツイン
 
 
スタッフ
 
監督・脚本 ロー・ウェイ
 
武術指導 ハン・インチェ
 
 
主なキャスト
 
ブルース・リー:チェン
 
ノラ・ミャオ:ユアン
 
橋本力:鈴木
 
ティエン・ファン:師範
 
ロバート・ベイカー:ロシア人
 
 
概要
 

国籍、人種の壁を越え、世界中で
様々なジャンルに影響を与え続ける
映画史上最高の
アクション・スターにして
伝説の武道家、
ブルース・リー
(1940.11.27~1973.7.20)。

すべてにおいて頂点を極めた
この永遠のヒーローの
没後50年の
アニバーサリー・イヤーにおける
最大かつ最も重要なイベントとなる
主演作のリバイバル上映が
決定しました。
ブルース・リー神話の原点である
香港5大傑作の
最初で最後の一挙上映です!

これは、永遠不滅の熱狂を
映画館のスクリーンで体感する
またとない機会。
熱烈なブルース・リー・ファンは
もちろん、
ブルース・リーと初めて出会う
若い世代をはじめ、
日本中の多くの人々の人生にとって、
間違いなく
貴重な経験となるはずです。

 

 

ドラゴン怒りの鉄拳

4Kリマスター版

精武門/FIST OF FURY

 

ブルース・リーの人気を決定づけた伝説の傑作!

無敵の中国人ヒーロー“陳真”が大活躍するリベンジ・アクション!!

 

20世紀初頭の上海。師匠の急死を知り、中国拳法の道場「精武館」に帰って来たチェンは、師匠の死が日本人による暗殺だったことを知り、決死の復讐を開始する…。アジア各国で『ドラゴン危機一発』の記録をすべて塗り替える大ヒットを記録、リーが演じたこの陳真(チェン・チェン)の物語はその後映画やテレビで何度もリメイクされることになる。

(引用元:WBLC 2023公式サイト)
 
 
感想
 

今回のイベントは

 

「WBLCワールド・ブルース・リー・クラシック2023」

 

ブルース・リー没後50年のイベントです。

 

本作は4Kリマスター版ということで

 

映像が綺麗でした。

 

ブルース・リー演じるチェンが怒りに震える様子、

 

浮き上がった血管、筋肉、汗など

 

細部までくっきりでした。

 

映画館の大スクリーンで観ると

 

アクションの迫力も増すし、

 

これまで思っていた以上にカッコよかったし

 

見応えがありました。

 

家で観るのとは大違いです。

 

チェンの変装シーンの

 

コミカルな演技も楽しかったです。

 

チェンの恋人のユアンを演じたノラ・ミャオが

 

とっても可愛かったのも印象的ですね。

 

大スクリーンで観る機会をいただき

 

ありがとうございました!

 

 

上映前の舞台挨拶、トークイベントには

 

倉田保昭さんがご登壇。

 

 

 

 

 

当日の衣装は、ブルース・リーが

 

本作で着ていたタイプのをシルクで作ったもので、

 

なんと50年前のものだそうです。

 

靴もその時のもの。

 

衣装の美しさはもちろん、

 

トレーニングをしているだけあって

 

体型も変わらず、

 

スマートに着こなしていてステキでした。

 

 

 

以下、倉田さんが話したブルース・リーについて。

 

「初めて会った時のブルース・リーは

 

意外と小柄で細かった。

 

カミソリのような印象。

 

 

彼とはヌンチャクや空手などなど色々な話をした。

 

休憩時間には冗談も言う人だった。

 

家にも遊びに行ったが、

 

『エマニエル夫人』みたいな籐の椅子があり、

 

トレーニングもできる環境。

 

2階には彼の部屋があり、

 

『燃えよドラゴン』の

 

鏡の小型版みたいなのがあった。

 

あの作品のアイデアはここからきたのでは。

 

 

彼は2本目にしてスターとなったが

 

『ドラゴンへの道』がやはりすごかった。

 

香港が地殻変動を起こしているような感じだった。

 

映画館は朝から最終回まで満杯。

 

実はこの作品が本当の彼に一番に近い。

 

初のハリウッド映画のプレッシャーで

 

撮影に来られなくて、

 

2〜3日撮影が遅れたことも。

 

 

彼は毎朝4時に走るのだが、台湾へ行く前の

 

朝のランニングの時に会ったのが最後となった。

 

亡くなったことを知らされても

 

あの男が死ぬわけがない、と

 

にわかには信じられなかった。

 

『燃えよドラゴン』でみんなが熱狂した様子を

 

本人に確認させたかった」

 

 

 

 

倉田さんはブルース・リーがいいよと言っていた

 

ストレッチを今でも毎日続けているとか。

 

今年77歳ですが、

 

「いくつまで自分で動けるか……

 

年に1本は撮りたい」とも。

 

最新作のため、

 

明日(7/15)スペインへ向かうそう。

 

短編の新作を映画祭に出品されるようです。

 

日本でも早く上映してほしいです。

 

 

来年は倉田さんの日本凱旋50周年。

 

また今回のようなイベントがあるといいですね。