『1秒先の彼女』復習 | himawari's diary

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映画、美術館、読書、おいしいものなどで楽しく過ごす日々

 

 

製作年 2022年
 
製作国 台湾
 
言語 中国語 日本語字幕
 
尺 119分 
 
公開日 2021年6月25日(金)
 
原題 消失的情人節 My Missing Valentine
 
レイティング G
 
配給 ビターズ・エンド
 
 
スタッフ
 
監督・脚本 チェン・ユーシュン
 
 
主なキャスト
 
リー・ペイユー:ヤン・シャオチー
 
リウ・グァンティン:ウー・グアタイ
 
ヘイ・ジャアジャア:ペイ・ウェン
 
ダンカン・チョウ:リウ・ウェンセン
 
 
概要
 
郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。何をするにもワンテンポ早い彼女は、写真撮影では必ず目をつむってしまい、映画を観て笑うタイミングも人より早い。ある日、ハンサムなダンス講師とバレンタインにデートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。バレンタインが消えてしまった...!? 消えた1日の行方を探しはじめるシャオチー。見覚えのない自分の写真、「038」と書かれた私書箱の鍵、失踪した父親の思い出…謎は一層深まるばかり。どうやら、毎日郵便局にやってくる、人よりワンテンポ遅いバスの運転手・グアタイも手がかりを握っているらしい。そして、そんな彼にはある大きな「秘密」があったー。 失くした「1日」を探す旅でシャオチーが受け取った、思いがけない「大切なもの」とは…!?
(引用元:公式サイト)
 
 
感想
 
『1秒先の彼』が公開されたので、
 
鑑賞前にオリジナルである
 
本作を復習しておきました。
 
 
時間が止まったり、
 
1日が消えてしまったり、
 
擬人化したヤモリが現れたり、
 
ファンタジックでほのぼのとした作品です。
 
シャオチーが消えてしまった1日を探して訪れる
 
美しい海辺の風景は癒しで旅気分が味わえます。
 
ピンクのバスやレトロな雰囲気の郵便局、
 
シャオチーのごちゃごちゃしたお部屋の
 
インテリアなどもかわいくて印象的でした。
 
スイーツ好きの人は台湾スイーツの
 
「豆花(トウファ)」が食べたくなるかも。
 
 
台湾のバレンタインデーは年に2回あるそうです。
 
2月14日よりも、
 
旧暦7月7日(2021年は8月14日)の
 
「七夕情人節(チャイニーズバレンタインデー)」
 
の方が重要なイベントで、男性から女性に
 
プレゼントを贈るのが台湾式だとか。
 
本作では、この七夕バレンタインデーが舞台です。
 
 
時間が止まっている間は、
 
ほとんどの人が止まったままなのに、
 
グアタイと、突如現れた行方不明中の
 
シャオチーの父親は動けます。
 
何がトリガーとなってこの事態に陥ったのかは
 
わかりませんでした。
 
そして、シャオチーの父親が語る、
 
疾走した理由も意味不明すぎるので
 
父親のくだりはなくてもよかったです。
 
 
動きが止まっているシャオチーを、
 
グアタイがあちこち連れて歩いて、
 
記念撮影をするのは、夢があります。
 
その反面、動けないのをいいことに
 
勝手に連れまわしているという、
 
微妙な恐怖もあるので、
 
これに関しては賛否両論あるかも。
 
 
止まっている人々の様子はCGではなく、
 
それぞれが自力で静止しているようで、
 
みなさんの頑張りはすごいです。
 
 
人とちょっと違っていても、
 
どこかに相性の合う人はいて、
 
いつかきっと出会うことができるという
 
メッセージもピュアでいいですね。
 
カッコいいけれど、安易でチャラい男は
 
やはり要注意ですね。
 
 
エンドロールで流れる Bee Geesの
 
「I Started A Joke」が耳に優しくて
 
作品の余韻を感じられたのが
 
とっても心地よかったです。
 
 
劇中でも使用された「Lost and Found」も
 
エンドロールで再び聞けました。
 
シャオチーを演じた
 
リー・ペイユーが歌っています。
 
こちらもソフトな歌声がすてきでした。