『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』 | himawari's diary

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製作年 2021年

製作国 アメリカ

尺 97分

配給 東和ピクチャーズ

公開日 2021年6月18日

原題 A Quiet Place Part Ⅱ

レイティング G


スタッフ

監督・脚本 ジョン・クラシンスキー


主なキャスト

エミリー・ブラント:エヴリン・アボット

ミリセント・シモンズ:リーガン・アボット

ノア・ジュプ:マーカス・アボット

ジョン・クラシンスキー:リー・アボット

キリアン・マーフィー:エメット

ジャイモン・フンスー:ある島にいた生存者


概要

前作では無かったDAY 1が描かれている。

DAY 1の後、DAY 474へと移行する。


夫と幼い末っ子を失ったエヴリンは

リーガンとマーカス、生まれたばかりの

赤ん坊の3人の子どもを連れて旅立つ。

「何か」に狙われた一家は逃げ込んだ廃工場で

生存者・エメットに遭遇する。

その後、一家は

別行動を取ることになってしまうが

それぞれ、生き抜くために戦う…


感想

DAY 1が描かれているので

前作よりだいぶわかりやすくなりました。

エミリー・ブラント演じるエヴリンの

カーアクションもあり

迫力のあるオープニングでした。


DAY 474以降ではエヴリンはもちろんですが

ミリセント・シモンズ演じる

聴覚障害を持つ娘・リーガンと

ノア・ジュプ演じる息子・マーカスが

活躍するのが見どころです。

子どもたちの成長ぶりが微笑ましいですね。


途中から一家がバラバラに行動しますが

同時進行でそれぞれが危機に直面し、

戦う様子がテンポよく描かれていていました。


リーガン目線の無音のシーンは

緊迫感がありました。

それに彼女は賢いし、

父親のように皆を救いたいと、

正義感が強いところに共感できました。


マーカスは足がトラップにかかって

大怪我をします。

音を立ててはいけない中、

苦悶する姿が痛々しかったです。

更にはエヴリンの留守中、赤ちゃんと2人で

酸欠の危機に陥り、またもや苦しみます。

切ないシーンでした。

そして、母親と赤ちゃんを守るために

「何か」に立ち向かう姿はカッコよかったです。


廃工場で出会う生存者・エメットは

知人でした。

エメットはDAY 1で、たまたまリーガンから

「ダイブ」の手話を教わっていましたが、

これが後半で役に立つという

伏線がよかったです。



本作は映像だけでなく、やはり音が重要ですね。

前作同様にハッとさせられるシーンが

何度もありました。




ゾンビ映画みたいに最終的には

人間が一番怖い、といった演出がありました。

そんな場合じゃないのに人間って愚かだなぁと、

改めて考えさせられました。


それと「何か」は

一定の周波数に弱いことだけでなく

泳げないという設定でもあるので

弱点が多すぎないか?などの

ツッコミどころは少しありましたが、

全体的にはおもしろかったです。


次回作も決定しているとのことで

楽しみです。