兄妹×年上男子
〜溺愛編〜
人気のない場所で、2人に問い詰められる私。
『なぁ、メガネは?』
《なんで外してんの》
「だってこれ、、」
壊れてるメガネを渡す。
『何だよこれ』
「知らないよ」
《壊しちゃったの?》
「違うよ、気づいたら壊れてた」
『は?どう言うことだよ』
「、、知らない」
《その顔は心当たりありそうだね》
「2人が絡まなければこんなことに巻き込まれないのに、、」
『無理』
《無理だね》
「もう、子供じゃない」
『お前は何も分かってない』
《東京は怖い人たちいっぱいいるんだから》
「そんなことないよ、ここの人たち優しいもん」
『そう言う割には意地悪されてんじゃん』
「それは臣たちがっ、、」
『それに、ここの男ら信じられねーから』
《俺らがいないだけで近づいてきただろ?何かあってからじゃ遅いんだよ》
「でも、なにもされてないもん」
『じゃあ、分からせてやるよ』
2人の手が壁に付くと、顔を近づけられる。
「ちょっと、、近いってっ//」
逸らそうとしても、抵抗できない。
『俺らがお前に執着する意味教えてやる』
《その気にさせた〇〇が悪いんだからね?》
「何言って、、っ」
敬浩の方を向くと、優しく音を立てて唇を重なり合う。
臣からは耳や首筋を舌で舐められていく。
こんなことしちゃいけないはずなのに、感じたことない感覚に溺れていく。
『兄貴、長すぎ。次俺の番だから』
《は?まだだって》
『いいからっ、』
「お、、みっ、、んっ//」
軽く唇が触れると空いた隙間から口内を掻き乱し、
舌を絡めていく。
卑猥な音を立てながら、何度も重ね合わせていくキス。
それから、臣からも敬浩からも何度も唇を奪われていった。
その度に小競り合いしてるんだけど、
その2人の声すら聞こえないほど力が入らなくなっていく。
もう、首筋も、耳元も、鎖骨も、、唇も、全ての神経を2人が支配していく。
『これで分かったろ』
ぼーっとしながら、考えても何も答えが出ない。
「わか、、んない、よ、」
『《お前が好きだからに決まってんだろ》』
きっとその〔好き〕は兄妹としてじゃない。
いけない関係、きっともう後戻りは出来ないそんな気がした。
『帰るぞ』
「、、うん」
《じゃあ、運転よろしくー》
『は?俺かよ』
《〇〇行こうっ》
『俺が運転するのに、置いていくなよ』
たくさん笑って、喧嘩もして、時々ドキドキもあったりして、
それでも兄妹である以上離れることはない関係。
どんな形でもそれぞれでいい。
...end