職業×年下男子〜消防士編②〜 | 《妄想小説》 〜LDHの小さな恋〜

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好きな作品が見つかれば嬉しいです。

職業×年下男子

消防士編 〜後輩編〜




陸くんに無理言って彼のいる消防署イベントに向かう。


『◯◯さーんっ!』


陸くんが1番可愛がってる後輩で、


唯一知ってる消防士の海青くんが迎えてくれた。


『もしかして、消防イベント来てくれたんですか?』


「うん笑」


『あの、もうすぐ見学ツアー始まりますけど行きます?』


「あ、じゃあ、、お願いします!」


海青くんに連れられ、数人の見学者と共に署内を回る。


『ここがいつも僕達が鍛えてるトレーニング室です。』


「すごい、、」


『少し体験してみましょうか!スタッフが手伝います!』


数人の消防士が近くに来て教えてくれる。


遠くに陸くんが居たけど、別の男性に声をかけられる。


[担当する川村です。よろしくお願いします。]


それから説明を受けて動かすけど、


1番軽い重りのはずなのに全然上がらない。


[流石に、女性の方は難しいですね笑少し支えます]


掴んでた私の手を包み込むように握られる。


「え、、?」


[ちゃんと集中して。怪我しますよ?]


「あ、、はい」


トレーニングをやってるはずなのに、ドキドキしてしまう。


[はい、終わりです。ご苦労様でした。]


「、、あ、ありがとうございます」


遠くでは海青くんが子供に囲まれていた。


(僕、大きくなったらお兄ちゃんみたいな


しょうぼうしになりたい!)


『ありがとう笑いつでも待ってるね』


(うん!)


『じゃあ、次行きますよー!』


みんなの後を追おうとすると、声をかけられる。


[あ、あのっ!]


振り向くと、さっきのえっと、、川村さん?


[あの、もしかして、陸さんの彼女さんですか?]


「そうですけど、、え、えっと、、?」


[写真で見た時よりやっぱりかわいいですね笑笑]


「えっ//?」


[また来てください。その時はもっと話しましょうね笑]


少しあざとい笑顔で行ってしまった川村さん。


『◯◯さーん?行きますよー?』


呼ばれて急いで、後を追いかける。


...⭐︎


『最後に火消し体験に参加してもらいます!』


多くの子ども達が一緒になって参加する。


《じゃ、行きますよー?》


勢いよく水が放射される様子を遠くで見てた。


『参加しなくてよかったんですか?』


「みてるだけで十分笑それにしてもすごい威力だね」


俺も新人の時は持ってるだけで手一杯でした笑』


「海青くんは街を守ってくれるヒーローでしょ笑?」


『そんなことないです//』


「子ども達みんな言ってたよ笑みんなかっこいいって笑」


『陸さんには負けます笑笑』


海青くんも優しいし、かっこいいって笑」


『そ、そんな褒めても何も出ないですって笑』


「相変わらずその笑顔もかわいい笑」


気兼ねなく話せる彼と話してると、遠くから声がする。


{わぁーっ!!}


水の威力が強すぎてコントロールが効かず暴れ出す。


《危ないっ離れてっ!!》


暴れたホースが周りに水を撒き散らす。


そして、近くにいた子どもに目掛けて飛んできた。


私は咄嗟にその子を抱きしめ覆いかぶさる。


『◯◯さんっ!!』


腕にホースが当たり、そのまま大量の水がかかる。


それからすぐ水を止められ、大事には至らなかった。


腕の中にいた子どもは無事だったけど、


庇ったことで服が濡れて下着がうっすら透けていた。


「っ//


動けずにいると、すぐに服をかけられる。


『◯◯さん、こっち』


海青くんとそのまま更衣室まで連れていってくれた。


『ほんと、すみません。』


「もう大丈夫だよ笑笑」


『陸さんのがあればいいんですけど、ロッカー開かなくて。


乾くまで俺ので我慢してください。』


渡されたのは名前の入った半袖のTシャツ。


『ちゃんと洗ってますから、そこは安心してください!


着替え終わったら、怪我の手当てしますから。』


「大丈夫、そんな痛くないし、、」


『だめです。あとでアザにでもなったら、


俺、陸さんに顔向けられませんから』


「分かった。じゃ、お願いするね」


借りた服に袖を通すと、やっぱり男の人のだから大きい。


「お待たせしました。」


海青くんは救急箱を手に待っててくれた。


『さすがに大きかったですね笑』


「海青くんのぶかぶか笑笑」


『ですね笑じゃ、手当てするんで、そこ座っててください』


「うん、、」


腕を捲ると、少しだけ赤くなっていた。


『やっぱり、ここ赤いっすね。』


「これくらい平気なのに笑」


『、、◯◯さん行った時焦りました』


「ごめん、気づいたら体動いてて。


でも、あの子に怪我なくてよかったよ。」


『俺らのせいで、マジすみません、、』


「いいよいいよ笑笑」


『すごいっすね。咄嗟に動けるって。』


「そんなことないよ笑」


『かっこいいけど、、心配になります』


「ごめんね、海青くんが陸くんに怒られちゃうかな笑?」


『そんなのは別に平気です。


でも、すごく、、怖かったです。本当、心臓に悪いです』


「大袈裟だよ笑笑」


『まだ、、ここドキドキしてて。


だから、、少しだけ安心させてください。』


「えっ、、?」


ふわっと海青くんに抱きしめられる。


彼の速い鼓動が伝わり、心配してくれたのだと気づく。


『少しだけ、、このままでいさせてください』


陸くんとは違う大きな身体に


優しく包まれ、ドキドキが伝わってくる。


これは、彼の心臓の音?それとも私の心臓なの?


分からないままゆっくり身体が離れると、目が合う。


『◯◯さん、、俺、、っ』


すると、急いで走ってきた陸くんがいた。


〔◯◯ちゃん?!〕


勢いよく扉が開き、咄嗟に海青くんが私から離れた。


〔大丈夫?怪我したって聞いたけど、、!?〕


「平気だよ、、笑今、海青くんに手当てしてもらって、、笑」


〔あれ?服どうしたの?〕


「あ、水で濡れちゃって、海青くんに借りたの。」


〔ありがとうな、海青。マジで助かった〕


『いえ、俺は、、』


《陸さーんっ!!もう急に抜け出してっ!》


〔今行くから!ごめん、戻らないと笑笑〕


「心配してくれてありがとう笑」


〔俺の大事な彼女だもん笑当たり前でしょ笑〕


「そうだね笑笑」


〔もう帰っちゃう?〕


「え?なんで?」


〔今手伝ってるの終わったら一緒に帰ろ?〕


「え?大丈夫なの?」


〔うん笑だって本当は休みだったんだもん笑〕


「そっか笑じゃあ、待ってる笑」


私に手を振って行ってしまった陸くんを目で追う。


あ、そういえば海青くん、何が言おうとしてたような、、。


「さっき、なんか言いかけてなかった?」


『え?そうでしたっけ?』


「そう?海青くんがいいなら、いいけど。」


何が言いかけてたようだけど、彼がいいっならいっか。


でも陸くんが来る前の間、あれば後輩としてではなかった。


初めてみた彼の姿に少しドキドキが止まらかった気持ちは


心の奥にしまっておこう。


end..?