勘違い×年上男子 | 《妄想小説》 〜LDHの小さな恋〜

《妄想小説》 〜LDHの小さな恋〜

LDHのメンバーで妄想ストーリーを作ってます。独自の世界観で気ままに書いてます。
好きな作品が見つかれば嬉しいです。

勘違い×年上男子




いつも冷たくて少し怖い先輩との接し方が分からなくて、


臣さんの同期である隆二さんに相談に乗ってもらう。


二人で飲みに行くことになり、


お酒が入り上機嫌の隆二さんは


急に臣さんも一緒に呼んでしまう。


臣さんを前にすると緊張のあまり


強くもないのにお酒を飲み続け、


気づけば先輩に家まで送ってもらっていた。


...⭐︎


目が覚めると自分の部屋。


隣には怖いはずの先輩の寝顔があった。


「え、?」


気持ちよさそうに寝る先輩は私の手を握って離さない。


手を離そうとするもなかなか解いてくれない先輩の手。


『◯◯、、』


無意識なのか、本能のまま先輩に包み込まれる。


「あ、、あのっ?」


突然のことで動けず


ただ先輩の腕の中に閉じこもっていることしかできない。


先輩の心臓の音と、息遣いにドキドキが止まらない。


すると、ようやく目を覚ます先輩。


『ん、、?』


ようやく起きた先輩はいつもの怖い顔でなく、


優しい雰囲気でいつもと違っていた。


「お、、おはよう、、ございます、、」


『おはよう、、』


眠そうな声で話す先輩にただ見つめられる。


頭を撫でられたり、髪を触られたり、、


いつもと違って動揺が隠せない。


「あ、あの、、」


『ん?』


「ん?じゃなくて。その、、そろそろ離れても、、」


『なんで?』


「えっ?だ、だって、、」


『このまま離したら、お前どっか行くから、嫌だ』


仕事の時と雰囲気も全然違ってて頭がついていけない。


でも、この体勢だと私の心臓がもたない。


「どこにも行きませんから、、


そのっ、もう少し離れてくださいっ」


『んー、、』


それから少し沈黙な時間が流れる。


何か話題をと思ってると、先輩から話し出す。


『、、◯◯はさ。


隆二みたいな優しいやつの方が好きなんだろ?』


「えっ?」


『俺のこと、、嫌いって、」


「えっ、私そんなこと、言った覚えないです。」


『いや、言ってた、、。』


「すみません、、私っ失礼なことを、」


『結構こたえた、、かも、、』


「え?」


『好きなやつからだと、特にな、。笑』


「え、、」


その言葉が頭に入ってこなくて固まってしまう。


『◯◯?大丈夫か?』


「、、あ、すみません。でも、嘘ですよね?」


『この状況でなんで嘘つかないといけないんだよ』


「だ、だって、いつも冷たいし、、。」


『緊張してるだけ、、』


「怒られてばっかで出来損ないだし、、」


『怒ったつもりはないし、それに◯◯のこと期待してるし』


「それに、いつも怖い顔してるし、、」


『それは生まれつきなんだよ、、』


「そんなの、、さっきみたいな顔なら私だって、、」


『ん?どういう顔だよ、、』


「隆二さんみたいな、、優しくて穏やかな、、」


『そういうの、、苦手なんだよ、、』


「苦手って、、」


『でも◯◯は、そういう方が好きってことだよな、、?』


「え?」


『、、、こうか?』


「ひきつってます笑笑こうですっ、こうやって笑うんですっ」


笑顔で臣さんの顔を覗き込む。


『あー、、うん。』


「ん?どうかしまし、、わっ!」


空いてたはずの隙間を埋めるように急に抱きしめられる。


「えっ?あのっ?」


『、、、』


「臣、、さん?」


『そういう顔されると、、色々制御できない』


「え?そういう顔って?」


『かわいい顔、、』


「そんな顔、、してません」


『してた、、』


「してないですって」


『じゃあ、、自覚しろ』


「そんなの、分かんなっ、、んっ//


優しく触れる唇。


髪をかき上げられ、何度も重なり合う先輩の唇。


『、、好きだ。お前のこと、、好きだ』


「おみ、、さん?」


『◯◯の理想にはまだ遠いけど、、


でも、近づけるように努力するから、、だからっ、』


「先輩は、、怖いけど、、。


でも、かっこいいし、、憧れる先輩です。


それに、私も、、好きですから。」


『は、、?まじかよー、、』


急に頭を抱える先輩。


すると、タイミングよく先輩の携帯が鳴る。


『なんだよこんな時間に、、』


「誰ですか?」


『隆二、、。』


...⭐︎


私から離れて電話に出る臣さん。


『なんだよこんな朝早くから』

[起きたかなーって思って笑]

『とっくに起きてるけど』

[で、、二人はどうだったの?]

『はぁ?どうって、、』


急に私の顔を見て頭をかく臣さん。


『べ、別にどうもねーけど。』

[んー?もしかして、やっと気持ち伝えられたの?]

『はぁ?なんでお前それをっ、、』

[ふーん、、そうなんだ笑笑

昨日臣を◯◯ちゃんの家に置いてって正解だったね笑]

『はぁ?お前な、、』

[臣が悩んでたのと同時に、

◯◯ちゃんもずっと臣のことで悩んでたんだよ?

嫌われてるんだってずっと落ち込んでて、、。

好きになってもらうにはどうしたらいいかって

色々聞かれてたり、、]

『マジかよ、、』

[ちゃんと◯◯ちゃんのこと大事にしなよ?

あ、もし泣かせるようなことしたら俺奪っちゃうから笑]

『させるか、ばーか笑』

[ふふ笑じゃ明日、会社で色々話聞かせてね笑ばいばーい笑]

『、、なんだあいつ。』


...⭐︎


電話、終わったのかな?


「あの、電話終わ、、っ!」


戻ってきたかと思えば、


目の前には天井と臣さんの顔があった。


「あの、、?」


『俺に嫌われてるって?』


「えっ」


『俺がどれだけ◯◯のこと好きかわからせてやる笑笑』


「えっ?あのっ//


『覚悟しとけ笑』


「えっ、、あのっ、、んっ//


音を立てて身体中にキスをされていく。


「お、みさん、、っ待って//


『、、、』


聞く耳持たず、彼との息と甘い時間に溶けていく。


『かわいいすぎたんだよ、ばーか笑』


「おみ、、さんっ」


『すげー好き、、愛してる』


優しく唇に口づけされ、本能のままに受け止めていく。