職業×年下男子
消防士編 〜彼氏編〜
彼の仕事は街を守るヒーロー。
仕事の関係で、なかなか会えない。
でも、明日休みが取れたらしく、
早く仕事を終わらせて私の家に来る。
少しくらい美味しいもの作りたくて、
彼が好きなものを作ってたらテーブルの上には沢山の料理。
「ちょっと作りすぎちゃったかも、、」
さすがに体を鍛えてる彼にとっては、食べ過ぎも良くない。
明日の夜ご飯作らなくていいかな、、。
すると、インターフォンが鳴る。
玄関を開けると仕事と訓練で疲れた彼がいた。
『ただいまー』
「おかえりなさい」
私を見るとふにゃっと笑顔で私を抱きしめてくれる。
会えなくても、この時間が大事な時間。
『なんかいい匂いする笑』
「さっきまでご飯作ってたからかな笑」
『本当?やった笑腹減ってたのっ!』
「あ、あのね、陸くんの好きなもの考えてたら、
作りすぎちゃった笑ごめん」
『俺のため?』
「、、うん。あ、でも、無理して
全部食べなくてもいいからね。残りは明日私食べるから」
『やだ。全部食べる』
「でも、体調管理とかも仕事のうちなんでしょ?
なら、、私が。」
『いいのっ。◯◯ちゃんが作ったのは特別。
それに、俺の元気の源だから笑笑』
「何それ笑」
『じゃあ、二人でいっぱい食べよ?
で、終わったらさ、二人でトレーニングすればいいし笑』
「えっ、私も?」
『二人じゃないとできないもん笑』
「そんなトレーニングあったっけ?」
『そんなの、、決まってるでしょ?あっちでやること笑』
指を差したのは寝室。
『俺、結構たまってたんだもん。ね、、いいでしょ?』
「えっ//」
『それとも今からする笑?俺はいいよ笑笑?』
「し、しません//それに私最近太ったから、、」
『そんな風に見えないよ?会う度にかわいくなってるもん』
「そんなことないよ//
そんなこと言ってくれるの陸くんだけだよ//」
『だって本当のことだもん。
俺がいない間誰かに口説かれてないかいつも心配だし、、』
「そんなことされないよ。」
『ほんと?なら良かった笑ねぇ、、こっち向いて?』
「え?、、んっ//」
玄関なのに、壁に押し付けられ唇が重なり合う。
久しぶりに感じる彼の柔らかい唇。
大きな身体に包まれながら、甘い時間が過ぎていく。
腰を引き寄せられ、不意に太ももに彼の手が触れる。
「待って//」
『ん?』
「だめってばっ、、っ//」
『いいじゃん、少しだけ笑』
「ま、まって//」
『やだ、、。◯◯ちゃん見てたら襲いたくなったんだもん。
やっぱり付き合って、、』
「待って、、んんっ//」
優しいキスから、次第に深いキスに変わる。
口内を掻き乱され、力が抜けてくる。
さらに、彼の手が体の輪郭をなぞる。
ぐーっ!!
急に彼の大きなお腹の音が鳴る。
『あーもう!いいところだったのにーっ笑』
「体は正直だね笑お仕事頑張ってきたんだし、食べよう?」
『、、でもっ!』
「陸くんのご飯冷めちゃう、、。」
『、、分かった。じゃ、ひとまず休戦にする。』
「はいはい笑」
肩を落とし少し落ち込みながらも、部屋に入ってくれる。
テーブルに並べてる料理を見れば笑顔に変わる。
『え、美味そうっ!早く食べよっ!』
目の前には美味しそうに食べてくれる彼。
『美味いっ!やばいっ、、箸止まんないっ!』
「よかった笑」
『あー、まじで毎日食べたい、、』
「じゃ今度差し入れ作ろうか?訓練の時とかさ、」
『それは、、いい』
「え?なんで?」
『他の奴に◯◯ちゃんの手料理、食べさせたくない。』
「陸さん、独占欲強いですねー笑」
少しからかってみると、いじけた様子の陸くん。
『だって、そうでもしないとみんなに取られちゃうから』
「え?」
『職場でも、◯◯ちゃんに会わせろってみんなうるさいし。
モテる奴ばっかだから、嫌なの、、。』
かわいい、、でも、訓練してるとこみたかったかな、、。
『あのさ、明日なんだけど、イベント駆り出されちゃって。』
「イベント?」
『消防のイベントがあって、人手足りないから来いって』
「それなら仕方ないよ。で、何するの?」
『火消し体験とか、デモンストレーションとか見せたり、
あと消防署内の見学とか、、。』
「それ、誰でも参加できるの?」
『一応、、』
「ならっ、」
『来ないでよ?』
「まだ何も言ってないのに」
『とにかくだめ。』
「陸くんのカッコいいところ見たかったのに。」
『トレーニングとかなら見てるでしょ?』
「でも、、」
『だめだよ?絶対だめ。』
「行かせてくれないなら、さっきの続きはおあずけね」
『えっ、』
「私はどっちでもいいんだけどなー笑
陸くんが嫌って言うから諦め、『わ、分かった、来ていい』
「そう笑?じゃ差し入れも持ってくね」
『、、うん。(◯◯ちゃん、ずるい)』
「なんか言った?」
『、、なんでもない』
キッチンで片付けをしてると、陸くんがくっついてきた。
『、、まだ?』
「あと少し笑あと、このおかず入れて、、。
だから、あっちでいい子にして待ってて?」
『やだ、、』
「お子ちゃまりっくん笑笑」
『そういう俺、嫌い?』
「そんなことない笑かわいい笑」
『、、別に可愛くないもん。』
強く抱きしめて、肩に顔を埋める。
「そうやっていじけてるのもかわいい笑」
『俺、男なんだよ?』
「んー笑?知ってるよ。」
『これ以上待たせるならここでする。』
「ほんとあと少しだから、、」
『あと5分だけ待つ』
「そんなの、、」
『それ以上は無理』
「分かった笑急ぐから、」
それから移動しても、ずっとくっついてくる。
なんか、邪魔されてるようにも感じるけど。
『はい、時間切れ、、』
「あと、これだけ。」
『さっき言った、待たないって。』
「でも、、んんっ//」
首筋に彼の唇が触れて感じてしまう。
『形成逆転。やっぱり◯◯ちゃんの方がかわいい』
「り、く、、くんっ//」
『かわいい声出して笑早く行こう?』
抱き上げられ、寝室まで連れていかれる。
彼から優しいキスが降り注ぐ。
『大好き、、。俺だけ見てて、、?』
薄暗くても、引き締まった身体が目の前に見える。
月明かり中、深くて長い夜に導かれていく、、、。
to be continue..?