暖冬気味の気候が続いていますが、明日は西日本は段々と雨が降り出すそうです。昼間は10月並みの暖かさでしたが、朝夕の気温差でちょっと珍しく体調を壊し、今日は葛根湯のお世話になりました
月初めの急ぎのパソコン仕事が重なり、肩や首のこりが・・・
そこで、身体を温めて、血液の循環をよくする薬膳をいただくことにしました
この肩や首のこりは
薬膳でいう6つの体質(気虚・気滞・血虚・瘀血・陰虚・痰湿)の中の「瘀血(おけつ)」の状態
寒さや冷えで、さらに血の巡りが悪くなると、
ドロドロした状態になり慢性的な肩こりもおきます
そんな時は、血液をさらさらにする玉ねぎや青魚もいいんですが
冬の冷え対策には、やっぱり身体を温める「温熱性」食材がいいです
薬膳で考える食材には、「四性」といって、食べた時、
その食材が体を
「温める」性質があるのか
「冷やす」性質があるのかを
4つに分類したもの(陰陽×強弱で4つ)があり、
この四性に平性(温めも冷やしのしない物)を含めて
実際には5つの分類があります
「四性」=食材の4つの性質
熱性:温性より温める力が強い。
温性:体を温め血行を良くする。新陳代謝・活性効果
平性:冷やしも温めもせず穏やか(中庸)。いつでも食せ
食物の60%をしめる お年寄りや子どもにもよい
涼性:体の熱を冷ます。鎮静・消炎効果
寒性:涼性より冷やす力が強く、熱を除き毒を排出
これからもっと寒くなる冬は
やっぱり温める食材が、身体がうれしいものですね
温性・熱性食材は、
身体を温め、気や血液の流れをよくして、新陳代謝を高めます
実際にどんなものがあるかというと・・・
香辛料系なら
しょうが、シソ、紅花、
シナモン、唐辛子、コショウ、山椒、にんにく等
野菜果物類なら
たまねぎ、ネギ、らっきょう、ニラ、かぼちゃ、かぶ、菜の花、栗、等等
肉類なら
羊肉、鶏肉、まぐろ、サケ、エビ等
飲み物・調味料では
紅茶、もち米、酒、ワイン、黒砂糖などなど・・・
好きな生姜・鮭・エビなどは、私は年中食べていますが
冬に欠かせない鍋は、鶏なべなんかオススメです
そこで、今日のわたしの身体を温める薬膳は・・・
朝食で毎日のように食べる「鮭の西京焼き」
お肌にもいいです
お昼には、かぼちゃサラダ(クコの実)とかぼちゃケーキ
夕飯に、
生徒さんから頂いた自家製「塩麹」だけで焼いた鶏のモモ肉
ちょっと焦げましたが
お肉がホントに柔らかくて、しっとり
お味も上品で、いい塩梅の塩麹焼きでした
そして、おやつには
シナモン風味のリンゴの白ワインコンポートを作りました
(温めたいから、今回はアイスクリームのオンはなし)
目の疲れからのこりもあるだろうと
赤ワインとハチミツで煮たクコの実をオン
温まる紅茶で頂きました
おかげで、肩こり、ちょっとましになりました
あとは、お風呂でゆっくり身体を温めます
ここ数日は、暖かな日が続くそうですが
冬場の薬膳養生対策の参考にしてくださればと思います
また、寒さ本番では、補腎対策が大切になります
後日、「腎」の養生法をお伝えしたいと思っています
今日も、最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m
Happiness color
国際中医薬膳管理師
田中 真澄
*今日も温かくしておやすみください