5月と6月に跨る形で北海道に行ってきたので、その時の様子を。

 

 

 

ピカチュウジェットで北の大地への続きとなります。

 

 

名寄駅近くの二条旅館に投宿し、4時台に起床しました。

この時点で月を跨いで6月になっています。

 

朝の4時台なのに、外は昼間のように明るくなっててビビりました。

 

北海道の朝は早いとは知識では知っていたとはいえ、

いざその環境に置かれるとビビるというか困惑したというか・・・。

 

 

朝食付きプランで予約しておいたので、食堂みたいなスペースで朝食を食べました。

 

 

7時20分頃にチェックアウトし、二条旅館を後にしました。

 

近くにセブンイレブンやローソンがあるので、そこで麦茶と無印のバウムを買って行きました。

 

 

名寄駅7時53分発の稚内行き普通列車に乗車します。

 

 

この列車は旭川始発で、宗谷本線を全線走破する唯一の普通列車となります。

 

旭川から名寄までの区間は、後ろにキハ40がくっついた2両で運転しています。

 

 

名寄駅では後ろのキハ40を切り離し、前のキハ54の1両だけの運転となります。

 

というわけで、キハ54の方に乗車します。

 

 

名寄駅を発車し、日進駅を過ぎると、左手に天塩川が並走するようになります。

幌延駅の手前辺りまで天塩川が並走するんですが・・・まあ飽きます。

 

名寄から幌延の区間が、宗谷本線に乗っててとにかく永く感じます。

 

 

天塩川温泉駅の手前の信号所で、稚内からの特急サロベツ2号と行き違います。

 

前日に旭川から名寄まで乗車した、キハ261系のラベンダー編成でした。

 

 

キハ54の運転席の後ろの所に、一昔前のバスの車内にあったような運賃表が設置されています。

 

音威子府(おといねっぷ)駅で下車します。

 

 

9時5分に音威子府駅に到着。

 

音威子府駅、普通列車は駅舎側の短いホームを発着するようで。

 

 

音威子府駅の駅舎。

 

バスも発着しています。

 

以前は1989年に廃止された天北線代替バスとなる天北宗谷岬線が稚内駅から音威子府駅まで来ていましたが、

最近になって浜頓別~音威子府の区間がデマンド交通に移管されています。

 

 

駅の窓口で、音威子府駅の北の大地の入場券を購入しました。

 

 

駅舎内にある畳スペース。

列車待ちとかに使えて、しかも充電に使えるコンセントも備えてあります。

 

あと、宿泊禁止の張り紙が。

やった奴がいたんだろうな・・・(察し

 

 

シャッターが降りたこのスペース、どうも前は駅そばのスペースになっていて、

ここで音威子府そばを食べれたそうです。

 

店主が亡くなって、製麺所も廃業したため、現在はもう音威子府そばを食べることができなくなったとか。

 

 

音威子府駅の駅舎内には、1989年に廃止となった天北線の資料館が併設されています。

 

私が生まれる以前に廃線になってる路線なので、懐かしいというよりも「こんなのあったんだ」みたいな感じで見てました。

 

 

風っこそうや号の展示もありました。

 

風っこそうや号は、毎年5月頃に宗谷本線で運転している、急行「花たびそうや号」の前身となった列車です。

 

トロッコ風に改造した気動車で、普段はJR東日本の路線を走っているそうです。

私は乗ったことどころか、車両そのものを見たことすらないです。

 

 

列車まで時間があったので、駅周辺を歩いて散策していました。

 

音威子府駅の近くに、道の駅おといねっぷがあるので行ってみました。

 

食堂が開店前だったので、そばは食べられず。

 

 

国道40号を歩いて、セイコーマートで軽く買い出しをしました。

 

 

10時41分発の、稚内行き特急宗谷号に乗車します。

 

 

音威子府駅を発車すると、天塩川に沿ってグネグネした路線を走っていきます。

 

名寄以北の宗谷本線は95km/hまでしか速度を出さないので、特急にしてはゆっくりした速度で走っていきます。

 

 

幌延駅を発車して、しばらくして左手の車窓から利尻富士がチラッと見えました。

 

利尻富士は、利尻島にある利尻山の通称のことです。

 

 

 

パンケ沼かペンケ沼かどっちか。

 

 

豊富町のどこか。

 

豊富町は人の人口よりも、牛の数の方が多いらしいですよ?

 

セイコーマートのデザートを買うと、「豊富町」の名前を見かけることがあります。

 

 

日本最北の無人駅の抜海駅を通過して、列車は丘陵地帯の上を通っていきます。

 

ちょうど利尻島と礼文島が見える場所で列車は徐行運転をするので、車窓からじっくり眺めることができました。

 

 

名称不明の湖か沼と、道道106号の日本海オロロンラインを見下ろせる場所から、

利尻島の利尻富士(左の島)と礼文島(右の平たい島)を眺めました。

 

利尻島も礼文島も、稚内からハートランドフェリーが出ていて船で渡ることができます。

利尻島の方には空港もあり、札幌丘珠空港から飛行機が飛んでいます。

 

 

この日は雲ひとつない快晴だったので、利尻富士もはっきり見えましたね。

 

 

こういう丘陵地帯を見ると、最果てに来たっていう感じになります。

 

丘陵の坂を下っていき、市街地に入ると間もなく南稚内駅に停車します。

日本最北端の「南」の付く駅で、市街地は南稚内駅の方が中心な感はあります。

 

あと、宗谷岬も距離で見れば南稚内駅の方が近かったりします。

 

 

12時42分に、終着の稚内駅に到着しました。

 

音威子府駅から2時間ちょっととはいえ、やっと着いた・・・。

 

 

稚内駅、言わずもがな日本最北端の駅となっています。

 

 

鹿児島県の枕崎駅からは3,099km離れているんだそうです。

 

レールこそ繋がっていますが、青函トンネル区間の狭軌路線に旅客列車が走っていない(貨物列車だけが走っている)ので、部分的に新幹線に乗らないと辿り着けなくなっています。

 

 

改札口への入口の所に、日本最北端の駅の碑があります。

 

 

窓口で、稚内駅の北の大地の入場券を購入。

 

チケット入れが日本ハムファイターズの選手になってました。

野球はルール含めて殆どわからんので、誰かは存じませんが・・・。

 

 

稚内駅の2階に展望デッキもあり、到着した列車を眺めることもできます。

 

私が音威子府から乗車してきた特急宗谷号は、稚内駅に到着後は車内清掃を行った後、

旭川行き特急サロベツ4号となり、旭川駅へ折り返していきます。

 

 

この13時1分発の特急サロベツ4号が行った後の次の列車は、

4時間43分後の17時44分発の 札幌行き特急宗谷号まで全く列車がありません

 

名寄駅から北の宗谷本線の列車本数、両手の指で数えられる程度の本数しかないからなぁ・・・。

そりゃあ列車の本数よりも「無限列車の上映本数の方が多い」とか言われるわけよ。

 

 

稚内駅の車止めの後ろ、改札外のガラス越しに「最北端の線路」の看板が立っています。

 

 

稚内駅の駅舎。

 

中にバス待合所や映画館、あと道の駅わっかないも入っています。

 

稚内市のカントリーサインの横に、これまた別の車止めがあります。

ぐるぐるマップを見ると、「日本最北端の線路」とあります。

 

 

稚内駅の周辺には、市役所と奥尻島や礼文島に向かう港、ホテルが数件あります。

あと、旭川から延びてた国道40号の終点も、稚内駅前になっています。

 

ロードサイド店舗とかは、稚内駅よりも南稚内駅の周辺に点在しています。

 

 

 

 

この日の旅程ですが、とある列車の指定が取れずに旅程が繋がらなくなったため、

やむを得ずレンタカーを借りて無理矢理繋げています。

 

 

ゴールド免許のペーパードライバーがブランクある状態でいきなり北海道の北の果てで車を運転するという、

傍からみれば無謀にも見えることをやるということを意味しているのですが、

 

結果から言えば無事故で普通に走れたし、

道警に目を付けられることもなかったし、

エゾシカやヒグマにも遭遇しませんでした。

 

 

というわけで、次の記事は稚内周辺をレンタカーでドライブした様子となります。

続きます。