4月の後半に、東京の銀座で行われていたぼっち・ざ・ろっく展に行った後の、北海道へフェリーで渡った時の様子を。 

 

 

ぼっち・ざ・ろっく展の続きとなります。

 

 

 

銀座最寄り駅となる有楽町駅から山手線で東京駅に移動し、東京駅からは特急ときわ75号に乗車しました。

 

えきねっとのチケットレスの割引を使ったので、特急料金が1,000円ちょっとで済みました。

 

 

常磐線特急はE657系に統一されていますが、一部の編成がかつて走っていたE653系「特急フレッシュひたち」の塗装をまとっている場合があります。

 

私が乗車した特急ときわ75号もそれで、一部では「リフレッシュひたち」とか呼ばれています。

不思議とあまり違和感がないです。

 

 

水戸駅で一旦改札を出て乗車券を買い、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線で大洗駅へ向かいます。

 

 

大洗駅に到着。

駅が無人となる時間帯で、運賃・切符は列車の運転台で回収していました。

 

 

大洗駅といえばガルパンの等身大パネルですが、その横に何故かゴジラのパネルが。

 

あんこうチームが戦車でゴジラを倒すんか???

 

 

大洗駅のガルパンの記念撮影パネル。

 

駅からは歩いてフェリーターミナルへ向かいます。

 

 

歩いて15分だったか20分だったかで大洗港のフェリーターミナルに着きます。

 

 

今晩の宿となる、さんふらわあ だいせつの姿が見えます。

 

元々は九越フェリーの「ニューれいんぼうらぶ」として2001年に室蘭~直江津~博多航路に就航しましたが、2006年に商船三井フェリーの苫小牧~大洗航路の深夜便に就航しています。

2007年に船名を現在の「さんふらわあ だいせつ」に変更しています。

 

 

姉妹船となる「さんふらわあ しれとこ」と共に、苫小牧~大洗航路の深夜便に就いていますが、2025年頃に新造LNG燃料フェリーに置き換えられる予定となっています。

 

新造船の1番船は「さんふらわあ かむい」、2番船は今の所船名は決まっていないようです。

 

 

遠くないうちに置き換わるので、その前に乗船しておこうということで、今回の乗船に至っています。

 

 

というわけで、乗船手続きを済ませて23時台に乗船しました。

 

ボーディングブリッジで乗船したら、エレベーターか階段で上へ。

 

 

サイドデッキを通って、エントランスへ。

 

 

エントランスにある案内所で指定された部屋の場所を聞いて、今日の宿となる部屋へ向かいます。

 

 

この日の宿となった、カジュアル客室です。

 

所謂大部屋ですが、1部屋に1段ベッドが4つある小さな部屋です。

 

どの部屋も窓側に位置していて、北行だと左舷側が陸側となります。

この部屋は陸側でした。

 

 

4人定員の部屋ですが、この日の乗船ではこの部屋は私だけしかおらず、1オタク4ベッドの広々個室と化していました。

 

や↑ったぜ

 

 

あと、カジュアル客室ですが、どの部屋にも旅館とかにあるあの謎スペースこと広縁が設置されています。

 

 

寝台をよこから見た図。

 

1段ベッドなので縦方向に広く、窮屈感は全くありませんでした。

まあ、この大部屋を実質個室みたいに使えたから、狭いもなにもなかったです。

 

 

枕元の壁に照明があり、その横に後付けでコンセントが設置されています。

 

スマホとかの充電に使えます。

フツーの形状なので、よっぽど変な形のアダプタでもなければ問題なくささるかと。

 

 

寝台の足元の所には、折り畳み式の荷物置きがあります。

 

35kgまでOKとなっていますが、若干の傾斜があるので、転がりそうなやつは置かないほうがいいかと。

 

 

さんふらわあ だいせつのデッキプラン。

 

貨物重視の合理化船ゆえに、客室は1段開放寝台のカジュアルのみとなっています。

船内レストランはなく、代わりに冷食の自販機と電子レンジが設置されています。

 

あと、販売されているかもわからんデラックスルームがありますが、船内散策してて「デラックスルームの入口ってどこ??」ってなりました。

入口が見当たらない・・・。

 

 

船内には何ヵ所か自販機が設置されています。

 

どう見ても撤去された跡もありましたが、アイスの自販機とか置かれてたんでしょうね?

 

 

ソファーや椅子といったフリースペースもぼちぼち。

 

 

フェリーあるあるのゲームコーナー。

 

 

大浴場もあります。

そんなに広くないので、できれば空いている時間にホカホカ入水したいもの。

 

 

展望甲板。

床が緑色に塗られています。

 

 

壁沿いに木製椅子があります。

 

以前「しれとこ」に乗船した時は、ここにカメムシが大量にいて座れたもんじゃなかったですが、今回の乗船ではカメムシはおらず。

 

 

さんふらわあ だいせつの浮き輪。

船籍は大洗になっています。

 

 

船内の喫食スペース。

 

九越フェリー時代に恐らくレストランで使われていた場所ですが、

 

 

レストランは閉鎖されています。

 

 

電子レンジがあるので、持ち込み弁当を温めることもできます。

 

 

冷食の自販機。

種類は多くはないです。

 

冷食自販機商品専用の電子レンジが横にあり、自販機の商品の番号を押すだけで、時間設定をせずに加熱できます。

 

 

所定の出港時刻は、日付の変わった後の1時45分(25時45分)ですが、旅客も車両も全部乗ったのか5分ぐらい早発していました。

Twitterのフォロワーさん曰く、商船三井ではよくあることだそうで。

 

 

私は食事代をケチるために、予めカップ麺を4つばかり持ち込みました。

 

カップ麺の自販機の横にお湯を出せるやつがあるので、そこでお湯を入れて食べました。

 

 

出港の時点で翌日になっているので、厳密には翌日ではないですが朝です。

 

起床して甲板に出たら、岩手県の釜石沖あたりを航行していました。

 

 

 

南港の大洗行き深夜便「さんふらわあ しれとこ」と反航しました。

 

姉妹船の反航はアナウンスされないので、自分でマリントラフィックなどを見て調べる必要があります。

 

概ね、ここが航路の中間地点となります。

 

 

夜間は閉鎖されていた、展望ラウンジが開放されていました。

 

 

窓越しに前面展望を見ることができますが、窓が汚れています。

この日はそれなりの波があって、波もかかってたのでそうなるか・・・。

 

夜間は航行の支障にならないように、カーテンが閉められます。

 

 

案内所にあった、さんふらわあ だいせつのイラスト。

めっちゃ上手く描かれています。
 
 
案内所が空いている時間帯で、御船印を購入することができます。
 
私は「さんふらわあ だいせつ」と「商船三井フェリーとさんふらわあの合併記念」の御船印を購入しました。
前者はともかく、後者のアクリル状の御船印はどう印帳に貼り付けたものか・・・?
 
 
現在位置を示すモニター。
モニターそのものは割と新しめですが、表示が古めかしいというか・・・。
 
 
深夜便は日中時間帯はずっと航行しているので、船上から沈む夕陽を眺めることができます。
 
 
商船三井さんふらわあ夕方便「さんふらわあ ふらの」、太平洋フェリー「きそ」と反航して、苫小牧の街が遠くに見えてきました。
 
したからとまこまい
 
 
概ね定刻の19時45分頃に、苫小牧西港に入港しました。
 
ボーディングブリッジを繋げる作業とかで、下船まではちょっと待つ必要があります。
 
 
苫小牧西港に上陸し、ターミナル内にこんなものが。
 
商船三井さんふらわあが就航している港までの距離が書かれています。
鹿児島県の志布志まで2,000kmないんか・・・。
 
 
苫小牧西港名物(?)、列車の発車表示っぽい出港案内。
行先は「八戸」「仙台」「大洗」「仙台・名古屋」のいずれかが表示されます。
 
 
ターミナルから外に出て、北の大地 北海道の地を踏みます。
この日は気温が低くて寒かった覚えがあります。
 
道南バスが苫小牧駅までバスを運行していますが、時間が50分ぐらい空いていました。
なので、入船公園まで往復することに。
 
 
入船公園から、大洗から乗船してきた「さんふらわあ だいせつ」を眺めます。
 
 
西港フェリーターミナルに戻ってきて、苫小牧駅行きのバスに乗ります。
 
苫小牧西港から苫小牧駅までの運賃は280円で、交通系ICの類は使えないので現金利用となります。
 
 
苫小牧駅からは千歳線の普通列車で移動します。
 
 
ホテルを取っている千歳駅で下車。
 
千歳駅前に新しくCHITOSEのモニュメントができていました。
 
 
千歳駅近くのルートインに投宿。
 
シングルルームで取っていたのですが、ホテル側の都合で1オタク2ベッドのツインルームにアップグレードしていました。
 
 
千歳のヴィクトリアステーションで夕食にしました。
 
カレーバーがあり、それを使えるメニューを注文すれば満腹にはなれるかと。
 
 
食後はホテルに戻り、大浴場でホカホカ入水してから就寝しました。
それなりに揺れる船に乗ってたせいか、縦に揺れる感覚がしばらく抜けませんでしたね・・・。
 
 
というわけで、続きます。