2024年3月9日に、九州新幹線が部分開業(新八代~鹿児島中央間)してから20年になるのを記念して行われた、「つばめはたち」というイベントに便乗し、鹿児島県は指宿に行ってきた時の様子です。
正確には2004年3月13日に九州新幹線が部分開業しているので、3月9日時点では二十歳ではなかったりします。
突っ込むのも野暮ってモンですが・・・。
3月9日のつばめはたちの開催に伴い、同日限定で九州新幹線の新八代~鹿児島中央間の自由席が1日乗り放題となるつばめはたちきっぷが3,900円で発売されたので、今回はそれを使って鹿児島へ行きました。
通常料金で新八代から鹿児島中央までの片道が5,060円かかるので、つばめはたちきっぷの片道利用だけで元が取れてしまう価格設定となってました。
大人用が5,000枚限定でネット予約で販売していましたが、当日までには売り切れたそうです。
つばめはたちきっぷが使えるのは、新八代~鹿児島中央間の九州新幹線だけなので、新八代駅までは何らかの形で行かないといけません。
最初はバイクで新八代駅まで運転とかを考えていました。
ただ、下道運転だと片道3時間ぐらいかかるのと、新八代駅にバイクを止められるのか怪しかったので、結局は青春18きっぷを利用して筑後船小屋駅から普通列車で2時間ぐらい揺られて新八代駅まで行ってます。
↑使った青春18きっぷ
乗車駅の在来線の筑後船小屋駅では駅員がいないので、着駅となる新八代駅で日付を押して貰っています。
ロクにプランニングせずに青春18きっぷを買ったので、期限の4月10日までにどう使い切ろうか考えています。
新八代駅に到着しました。
つばめはたちきっぷには、記念品との引換券が付属していて、それの引換えで新幹線駅舎内が混雑していました。
つばめはたちきっぷ特典の、グラス(左)とマフラータオル(右)。
3月9日のつばめはたち開催に伴い、
- 新八代駅
- 新水俣駅
- 出水駅
- 川内駅
- 鹿児島中央駅
上記の5駅では飲み比べ等のイベントが行われていて、つばめはたちきっぷに5枚付属するドリンク券と引き換えることで、タダ酒を飲めたりしたようです。
事前にホームページで確認した限りでは酒などのアルコールばかりだったので、「ドリンク券持て余すなぁ・・・」と思ってました。
なにせ、駅までバイクを運転して来てるので、アルコールを飲むと帰れなくなります。
それ以外にも、指宿で自転車を運転するのを前提に来てるので、まずそれが破綻します(自転車は交通法規上では軽車両扱いなので、飲んで運転すると飲酒運転になる)。
そしたら、実は新八代駅のキオスクでソフトドリンクと引き換えできるのが分かり、ジュースを3本引き換えました。
下戸や運転手に優しい! 神!!
ってなった瞬間でした。
アルコール類を飲めない未成年に配慮してソフトドリンクと引き換えできたみたいな話をチラッと耳にしましたが、多分そういうことなんでしょうね。
ドリンク券5枚あったのに3本だけに留めた理由ですが、この後に指宿でサイクリングが控えていたので、荷物の重量増を避けたためです。
新八代駅からつばめはたちきっぷを使い始めます。
つばめはたちきっぷの本券が120mmサイズの自動改札機を通らないやつなので、有人改札を通ります。
その際に、グラスで駅員とカンパイする・・・みたいなことをした気がします。
私のグラスは(一度洗ってから使いたいので)空でしたが。
新幹線ホームから宮崎からの高速バス「B&Sみやざき」がチラッと見えましたが、JR九州バスが800系新幹線カラーの新車のエアロエース入れてますね。
そのうち乗れたらいいですね・・・。
新八代駅を11時33分に発車する、新幹線さくら545号に乗車しました。
改札通る前から「自由席が溢れるだろうな」と予想できたので、乗車前にみどりの窓口で530円課金して指定料金券を購入し、指定席を使っています。
案の定、自由席は3両ではキャパ不足に陥ったようで、2両後ろの5号車の通路まで自由席利用者が溢れるという状態になっていました。
そんで、グラスに酒を注いで乗車した乗客も何人かいて、時折酒臭いという・・・。常磐線じゃねーんだぞ
新八代駅から45分で鹿児島中央駅に到着しました。
1週間ぶりの鹿児島です。
よー考えたら、出張でもないのに2週連続で鹿児島行くってのもちょっと狂ってるよなぁ?
1週間前はバイクで鹿児島に行きましたが、鹿児島から八代まで国道3号経由で4時間ぐらいかかっています。
新幹線は概ね同じ区間をたった45分で走破してしまうので、速いもんですね。
ヤッパシンカンセンダッタンジャナイスカネー?
新八代から乗ってきた、新幹線さくら545号はN700系が充当されていました。
山陽新幹線と九州新幹線を直通する列車は、全てN700系が使われます。
鹿児島中央駅で先週できなかった黒豚横丁しよう!って思ってたんですが、お昼時で飲食店はどこも待ちが発生していて、待ってたら指宿に向かう列車に間に合わなくなるので断念しました。
確か、地下にあるマックでなんか食べました。
13時2分発、指宿枕崎線の指宿行き普通列車に乗車します。
ここから再度、青春18きっぷを使っています。
途中の五位野や平川辺りまでは乗客が多かったのですが、そこから先は一気に乗客が減りました。
喜入駅を過ぎた辺りから、車窓から錦江湾が見えるようになります。
観光特急指宿のたまて箱だと、展望のいい所で減速運転してくれたりしますね。
車販で売ってるプリンを食べながら錦江湾を眺めるのも、またいいものです。
14時17分に指宿駅に到着しました。
温泉街というのもあり、駅前には客待ちタクシーが結構いました。
定額料金で観光地を巡ってくれるタクシーも昔あった気がしますが、今もやってるんでしょうか?
指宿駅構内にある観光案内所で、レンタサイクルを借りました。
こいつで指宿市内にある、イーブイのマンホールを全9箇所周ります。
電動アシスト付きのママチャリで、2023年4月1日から自転車利用者にヘルメット着用の努力義務が課されたのに伴い、自転車と一緒にヘルメットも貸し出してくれます。
バイク用のフルフェイスヘルメットに慣れてると、自転車用ヘルメット被ったら「めっちゃ軽ッ!」ってなりました。
観光案内所の営業時間が17時までで、それまでに自転車を返却する必要がありました。
14時半に指宿に着いたのもあって、時間延長不可とのことだったので、この日は2時間で借りました。
料金は2時間600円で、借りる際は身分を証明するもの(運転免許証やマイナンバーカードなど)を提示する必要があります。
自転車で走行した道を記録してたんですが、だいたい緑の線のルートで自転車を走らせています。
観光案内所ではイーブイマンホールの場所が書かれた地図を貰えるので、これを頼りに周るとよさそうです。
グーグルマップとかだと、マンホールの場所が出てこないので頼りになりません。
後述しますが、レンタサイクルでイーブイのマンホールを周るのなら、多少料金が張っても4時間以上自転車を借りるのをオススメします。
2時間で周ろうとすると、普段運動しない人だと無理ゲーになっちゃうので・・・。
周る順番とかは決まっていませんが、私は以下の順番で周りました。
- サンダースのマンホール:ふれあいプラザなのはな館
- リーフィアのマンホール:指宿エコキャンプ場駐車場
- エーフィのマンホール:セントラルパーク指宿
- ブースターのマンホール:砂むし会館「砂楽」敷地内
- シャワーズのマンホール:夫婦露天風呂の宿「吟松」付近
- グレイシアのマンホール:時遊館COCCOはしむれ
- ニンフィアのマンホール:指宿図書館
- ブラッキーのマンホール:指宿駅裏手
- イーブイのマンホール:指宿駅前
サンダースとリーフィアのマンホールが指宿駅から離れているので、まず遠い所から周ったわけです。
車で10分ぐらい、自転車だと20分ちょっとかかります。
余談ですが、なんで指宿にイーブイのマンホールが設置されたか?というと、
「イーブイ好き」→「いぶすき」ってなったからとかなんとか。
ふれあいプラザなのはな館にある、サンダースのマンホール。
隣接して、指宿こころの湯という温泉があります。
レンタサイクルを4時間借りれたら、ホカホカ入水できたんですが・・・。
指宿エコキャンプ場の駐車場にある、リーフィアのマンホール。
指宿駅から最も離れた場所にあるマンホールです。
知林ヶ島という、砂洲で繋がってる無人島も近くにあるので、せっかくだし行ってみることに。
駐車場から5分ぐらい歩くと、知林ヶ島が見えてきます。
3月頃から10月頃にかけて、干潮時に島まで繋がる砂洲の道が現れるようで、20分ぐらい歩くと島に渡れるんだそうです。
この砂洲の道は「ちりりんロード」と呼ばれています。
架け橋や絆を連想させることから、知林ヶ島は縁結びの島ともいわれています。
早い話が薩摩版エンジェルロード
申し訳程度の出番の、つばめはたちグラス。
つばめはたちグラスを所持したまま指宿をサイクリングしたの、5000人ぐらいいた中でも多分私ぐらいじゃないですか?
私が行った時は、砂洲の一部が水没している状態でした。
潮の流れが速いので、この状態だと渡らないほうがよさそうに見えます。
知林ヶ島見物で時間を食ったので、自転車でマンホール巡りを再開します。
寄り道で使った時間を回復するため、電池切れ上等!な感じで電動アシスト機能を活用してペダルをガンガン漕ぎました。
セントラルパーク指宿前の歩道上にある、エーフィのマンホール。
湯の郷通りの歩道上にあります。
車やバイクだと止める場所がないので、訪問しにくいかもしれません。
砂むし会館「砂楽」の前にある、ブースターのマンホール。
以前来た時と場所が若干変わったようで、最初「唯一王ブースターどこいった?」ってなりました。
今は「砂楽」の大階段の前に設置されています。
砂楽では砂蒸し風呂を体験することができます。
10年ちょっと前に私も砂蒸し風呂でホカホカ生き埋め???しましたが、
「地熱の影響か砂被ってると、結構暑くて汗だくになれる」
「砂が思ってたより重くて動けねぇ…」
ってなったのを覚えてます。
夫婦露天風呂の宿「吟松」の横の路地にある、シャワーズのマンホール。
こんな感じで、海が見える位置に設置してあります。水タイプだけに。
つばめはたちに因んで、20年ぐらい前の、今の鹿児島中央駅が「西鹿児島駅」と名乗っていた時代の写真が展示されていました。