どうも今晩はです。


はい、昨日は遂にあのカメラを

お迎えする事が出来ました!


まさかこの私が手にしようなんて、

ほんの2ヶ月前迄は思っても見なかった。

お陰で昨日は仕事が手につかなかった(笑)


では登場して頂きましょうか〜。


LEITZ minolta CL(1973)


見ての通り、ブライトフレーム側の

ファインダーガラスがひび割れている。

念のため保護フィルムを上から貼りました。


CLとは"Compact Leica"の略らしい。

Leicaが筐体の小型化に果敢に挑んだ、

意欲作と言って間違いないと思う。


しかし…私きありながCLを買う迄に、

実はMINOLTA TC-1と結構悩みました。

究極のG-ROKKORレンズ搭載だし、

フィルムカメラの限界まで挑戦した

その小ささに正に天上天下唯我独尊…


だけどTC-1は電子カメラ・・・

壊れても修理はしてもらえないチュー

その点LEITZ minolta CLならば

メカシャッターなので修理可能かと。


というように葛藤があった訳ですキョロキョロ

"Leitz minolta"のロゴが誇らしい。
海外モデルは"Leitz WETZLER"となる。

当時、ドイツでは労働賃金が高く、
人件費が当時まだ安かった日本に求め、
ミノルタと合意したそうです。
初代ハイマチックをはじめ、魅力的な
製品たちがライカの目にとまったか?
だとすれば、きありな的に嬉しい♪

両国の工業規格一つとっても・・・
日本ではJIS規格、ドイツはDIN規格で、
材質や加工精度の規格摺り合わせには
多くの時間を費やしたと思いますね。

SPHCはDINでは何に該当するのか?
▽▽▽の加工精度はDINでは何か?
気が遠くなりそうな作業だったのだと
容易に想像出来てしまいますね。

そうして作り上げられたCL。
その後のミノルタのカメラ作りに大いに
生かされ、ミノルタXEやXDなどは
ライカがOEMで販売したのは周知の通り。
シャッターダイヤルが前面側にあり、
ファインダー見ながらの操作がしやすい!
フィルム室カバーを外したところ。
フィルムを装填する場合には、
圧着板をペロンと倒してから行う。
圧着板をめくるとこうなります。
シャッター幕の状態は良さそうです。
CLの弱点と言われるスプール割れだが、
この機体は特に問題なさそうでした。
確かに樹脂の板厚不足は感じます。
小型化の為ギリギリまで削ぎ落とした
形跡がしっかり見て取れますね。
変換アダプターが付属していました。
(出品者様、有難うございます!)
どれくらい小さいか比較してみます。
大きさは、minolta HI-MATIC Cと
ほぼ同じと言えると思います。
そう思うと、本当に小さいですね!

横から見た感じで、高さもほぼ同一。
革新的なパッケージングですよね!
レンズ装着は赤ポチをここに合わす。
付属してたフォクトレンダーの
ノクトン40mm F1.4の写りは如何に?
製造は日本のコシナが担当。
露出計は誤差はほとんど無い感じで、
二重像の劣化も感じなかったです。
室内でもちゃんと使えそうです!
露出計が使えない個体も多いようですが、
これはまだまだ使えそうで安心しました。
巻き上げとシャッター音になります。
巻き上げた時にCds素子が顔を出して、
シャッター切ると同時にサッと引っこむ。
中々に凝った仕掛けをしますね〜びっくり

シャッター幕が縦開きのせいなのか、
手に伝わる反動を感じますね。
ただ、私はそれを"味"と感じました口笛
シャッター音は決して安っぽくなく、
軽いながらも重厚感を味わえますよ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

このカメラが開発・発売された時代は、
丁度第一次オイルショックの真っ只中。
Leicaも経営が危機的だったようで、
Rollei35やKonica C35などの小型で
とてもよく写るカメラが出始めていた。
そんな中で企画・開発されたようです。

Leicaカメラの中では低価格だった為に
色々仰る方々もおられるみたいですが、
今までのラグジュアリー路線から
一般庶民でも何とか手が届く製品を
出してくれたLeicaの心意気に感動笑い泣き
Leicaの要求に見事に応えて製品化した
ミノルタにも有難う!と言いたいおねがい

Leicaカメラを使った事が無いので、
偉そうな事は決して言えません…
すみません笑い泣き

正月の旅行に持って行って試写します。
どんな写りがするのか楽しみです♪



それではまた(@^^)/~~~