こんにちは、きありなです!
関西はようやく春らしい陽気になりました
染井吉野ちゃんもぼちぼち咲いてきたし
今日の暖かさで一気に開花が進みそう♪
これは撮影しに行くっきゃないねヽ(`▽´)/
またブログ🆙させて頂きます♪
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4台目をレストア中のHI-MATIC
ファインダーのハーフミラーが
少し剥がれていました(¯―¯٥)
仕方がないので、ストックから見つけ
組み付けようとするが、何かに挟まってて
うまく組み付けられないのです💦
で、ストック品と当該品を比べると…
実に面白い結果になりました。
だから機械弄りは止められないんです
左が当該品で、右がストック品です。
どこが違うか分かりますか?
いくつかあるのですが・・・
私が注目したのはココです!
一目瞭然でございますねっ。
そうです、ブラケットの膨らみ部と
ボディ側の加工がアンマッチのため
組付かなかったのです。
旧品はフライス盤の加工で肉盗みを
してますが、改良品はしていません。
実は工業製品にはよくある事です(笑)
ハイマチックは、相当売れたようなので
ブラケットを作るための金型も
償却期間を迎え、そのタイミングで
VA(Value Analysis:価値分析)が図られ
コストを下げていったのです。
膨らみを付けたのは、剛性を確保のため。
ブラケットは片持ち形状のため
そうしたのだろうと思います(推測です)
そうするとロール材からのブランクで
1ロールから多くのブランク材が作れて
材料費の部分でコスト削減が可能です。
(↓こういうイメージ)
あとはピアス加工(穴あけ)を施すのです。
ボディ側もブラケット膨らみを避ける為の
肉盗み加工を必要なくなる訳です。
量産中の製品でも、設計変更する事を
「ランニングチェンジ」と言います。
現場では「ランチェン」と言ってます
・形状の最適化のため(←今回の場合)
・他機種と共通化したいため
・設備や金型更新の際の工程見直しのため
・市場クレーム対策のため etc
上記のように、理由は色々ございます。
あまり売れなかった製品だと、金型の
償却期間迎える前に生産が終了する
可能性があったりもしますよね
今回の場合、ファインダーが改良品なら
ボディも改良品を引き当てないと
不具合が発生するから注意が必要。
ただ、形状変更が伴わない変更であれば
特に問題ありません(材質変更など)
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そんな訳で、ファインダー交換は諦め
ハーフミラーを剥がす事にしました。
ネジを緩めて外せばそこまでしなくても
いいかもですが、無理は避けたいので
ガラスコンパウンドで落としました。
ペロンとキレイに落ちました(^_^;)
ファインダーガラスの上に貼りました。
その後二重像の調整も行いました。
二重像もスッキリくっきりです〜。
という訳で、修理が終わったー
それではまた(@^^)/~~~