ヒキニートペディア3 | ヒキニート活動報告日誌

ヒキニート活動報告日誌

このブログは、ヒキニートの平凡な日常を淡々と描く物です。過度な期待はしないでください。

今回は、今から34年前であり、

昭和の最後の年にして、

平成最初の年である、

 

1989年の日本

 


についてお伝えしたい。

 

まず、1989年の世相についてお伝えしたい。

世相

  • 新年が明けて間もなく昭和天皇が崩御し、テレビでも通常放送やCMを自粛して追悼番組一色となった。昭和時代を振り返る映像も繰り返し放送され、「激動の昭和」という言葉が定着した。一方、特別報道が2日間続いたことでレンタルビデオ店に人々が殺到する現象も見られた。
  • 前年に発覚した情報出版社・リクルート社の関連会社の未公開株が賄賂として譲渡された問題で、東京地方検察庁特捜部は年明けから本格的な捜査に乗り出し、リクルート社創業者の江副浩正やNTT初代会長の真藤恒ら政官民のトップが相次いで逮捕・起訴され、当時の内閣総理大臣であった竹下登がリクルート社から献金を受けていたことが発覚、竹下が総理を辞任する事態になるまでに発展した。
  • 渋カジが若者の間で流行する。
  • マツダ・ロードスターやゲームボーイ(任天堂)、ハンディカム(ソニー)が発売され、ヒットする。
  • 女子高生コンクリート詰め殺人事件が発覚し、加害者全員が20歳未満の少年だったことや被害者の少女に対する痛ましい凶行の数々に日本社会が震撼した。また、一部週刊誌が少年法の取り決めに反して加害少年らの実名報道を行い、少年法議論が盛んとなった。この他、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件も日本中を震撼させた。
  • 合計特殊出生率が前年の1.66から大きく低下し1.57を記録。1966年の1.58をも下回ったことから「1.57ショック」と大々的に取り上げられ、少子化が社会問題となりつつあることが浮き彫りとなった。
 
次に、
1989年の流行語についてお伝えする。
 
    • 新語部門 - 金賞:「セクシャル・ハラスメント」、
    • 銀賞:「Hanako」(女性誌)、
    • 銅賞:「DODA/デューダ (する)」(転職・情報誌)、
    • 表現賞:「まじめ×ゆかい」(川崎製鉄 (現・JFEスチール))、「濡れ落葉 (夫婦関係)」(樋口恵子)
 
    • 流行語部門 - 金賞:「オバタリアン」(漫画家・堀田かつひこ、政治家・土井たか子)、
    • 銀賞:「ケジメ」(久米宏)、
    • 銅賞:「24時間タタカエマスカ」(三共 (現・第一三共ヘルスケア) リゲインCM、俳優・時任三郎)、
    • 大衆賞:「イカ天」(TBS番組)、「こんなん出ましたけど〜」(占い師・泉アツノ)
 

 

    • 特別部門賞 - 
    • 特別賞:「壁開放」、
    • 特別賞:「平成」、語録賞:『「NO」と言える日本』(石原慎太郎/盛田昭夫著)
 
である。
オバタリアン、クシャル・ハラスメント、24時間タタカエマスカ
が1989年の流行語だったのは知らなかった。
昭和期の言葉だと思っていたが、平成最初期の言葉だったのは意外であった。
 
 
1989年は、まだ「今年の漢字」は無いので、記さない。
 
 
次は、1989年の出来事について気になった物を抜粋する。

 

  • 1月1日
    • THE WALLSが新たなメンバーを加えてMr.Childrenに改名。
    • 朝日麦酒が社名をアサヒビールに改称。
 
  • 1月7日 - 昭和天皇が崩御し、皇太子明仁親王が第125代天皇に即位。この皇位の継承に伴い、元号法に基づき元号を改める政令(昭和64年政令第1号)が公布され、新元号を『平成』と決定し、小渕恵三内閣官房長官が記者会見で発表。昭和最後の日となり、昭和64年は、昭和元年(12月25日 - 31日)と並び7日間のみとなった。テレビ各局(NHK教育テレビと放送大学を除く)は7日の崩御発表から9日未明まで通常の番組を全て休止して昭和天皇の追悼特別番組(民放はCMなし)に差し替えた。
 
  • 1月8日 - 「平成」に改元。
 
  • 1月11日 - 美空ひばりの遺作となる「川の流れのように」(作詞:秋元康・作曲:見岳章)リリース。のちに自身2番目の売り上げ記録。
 
  • 1月24日 - リクルート事件:原田憲経済企画庁長官がリクルート社から政治献金を受け取っていた責任を取り辞任。
 
  • 1月30日 - 名古屋アベック殺人事件: 名古屋地裁刑事第4部(小島裕史裁判長)で、強盗致傷・殺人・死体遺棄などの罪に問われた男女の被告人6人(うち5人は事件当時少年)に対する論告求刑公判が開かれ、検察官は主犯格である被告人(事件当時19歳)に死刑、殺害実行犯の少年(当時17歳)および成人の男(当時20歳)の2人にも無期懲役(前者は18歳未満への死刑適用を禁じた少年法第51条の規定を踏まえた「死刑相当」の無期懲役)などといった刑を求刑した

 

  • 2月1日
    • 富士重工業が「レガシィ」を発売し、ワゴンブームの火付け役となる。
 
  • 2月24日 - 昭和天皇の大喪の礼。法律により当日は休日となった
 
  • 2月28日
    • 福島女性教員宅便槽内怪死事件が発生。
 
 
  • 3月1日
    • カインズ設立(いせやのホームセンター部門が分離独立)。
 
  • 3月29日 女子高生コンクリート詰め殺人事件:東京都江東区若洲で被害者の遺体が発見され、事件が発覚。
 
  • 4月1日
    • 消費税法施行。消費税率は3%(1997年(平成9年)4月1日からは5%、2014年(平成26年)4月1日からは8%、2019年(令和元年)10月1日からは10%に引き上げられた
4月11日
  • リクルート事件:竹下登首相がリクルート社から総額1億5100万円の資金提供を受けていたことを、この日行われた衆議院予算委員会で明らかにする。
  • 川崎市高津区の竹やぶで1億円の札束が発見される(竹やぶ騒動)
 
  • 4月20日 - 沖縄県西表島の海底のサンゴに落書きをした写真記事が朝日新聞夕刊(大阪本社版除く)に掲載されたが、のちにこの写真が同新聞カメラマンによる自作自演であることが明らかになった
 
  • 4月21日 - 任天堂の携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」が発売開始。
 
  • 6月24日 - 歌手の美空ひばりが死去。享年52
 
  • 7月6日 故・美空ひばりが、女性として初の国民栄誉賞を受賞。
 
  • 7月11日 - 歌手の中森明菜が、当時交際関係にあった歌手の近藤真彦の自宅で腕を切り自殺未遂。
 
  • 7月29日 - スタジオジブリ映画『魔女の宅急便』が公開。
 
  • 8月10日 宮﨑勤(同年7月23日に強制わいせつ容疑で逮捕)が東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件への関与を自供。
 
  • 9月27日 横浜ベイブリッジが開通。
  • ソニーがアメリカのコロンビア ピクチャーズを買収
 
  • 9月28日 - TBSの人気音楽番組『ザ・ベストテン』が放送終了し、11年間の長い歴史に幕を下ろす。
 
  • 10月2日 花王が「クイックル」を発売。
  • 永谷園が「おとなのふりかけ」を発売。
 
  • 10月4日 - 日本テレビ、人気バラエティ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』放送開始。
 
  • 10月9日 千葉市に日本コンベンションセンター(幕張メッセ)が開場。
 
  • 10月14日
    • 田中角栄元首相が政界引退を表明。
    • フジテレビ『オレたちひょうきん族』が放送終了し、8年間の長い歴史に幕を下ろす。
 
  • 10月31日 - 三菱地所がアメリカ のロックフェラー・センターを買収
 
  • 11月 - カップ麺の生産量が袋麺を上回る。
  • 11月1日 - 毎日新聞とTBS系列が被疑者の呼び捨て報道をやめ、「容疑者」の呼称を使用開始。12月1日には朝日新聞と読売新聞、共同通信社、時事通信社、民放テレビ局各社、日本新聞協会加盟新聞社全社も「容疑者」の呼称を使用することに
 
  • 12月29日 - 東証の大納会で日経平均株価が史上最高値の38,957円44銭(同日終値38,915円87銭)を記録。これを最後に1990年の大発会から株価は下落へ転じ、バブル景気は崩壊へ。
である。
 
総合的に見ると、時代の節目、と言った感じである。
 
更に個人的に気になった物を抜粋すると、
1月7日 - 昭和天皇が崩御し、皇太子明仁親王が第125代天皇に即位。この皇位の継承に伴い、元号法に基づき元号を改める政令(昭和64年政令第1号)が公布され、新元号を『平成』と決定し、小渕恵三内閣官房長官が記者会見で発表。昭和最後の日となり、昭和64年は、昭和元年(12月25日 - 31日)と並び7日間のみとなった。
 
1月8日 - 「平成」に改元。
 
1月11日 - 美空ひばりの遺作となる「川の流れのように」(作詞:秋元康・作曲:見岳章)リリース。のちに自身2番目の売り上げ記録。
 

4月1日 消費税法施行。消費税率は3%

 

4月21日 - 任天堂の携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」が発売開始。

 

6月24日 - 歌手の美空ひばりが死去。享年52

 

 

9月28日 - TBSの人気音楽番組『ザ・ベストテン』が放送終了し、11年間の長い歴史に幕を下ろす。

 
 
 

10月2日 花王が「クイックル」を発売。

 

永谷園が「おとなのふりかけ」を発売。

 

 

10月4日 - 日本テレビ、人気バラエティ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』放送開始。

 

10月9日 千葉市に日本コンベンションセンター(幕張メッセ)が開場。

 

10月14日 田中角栄元首相が政界引退を表明。

 

フジテレビ『オレたちひょうきん族』が放送終了し、8年間の長い歴史に幕を下ろす。

 

11月 - カップ麺の生産量が袋麺を上回る。

 

11月1日 - 毎日新聞とTBS系列が被疑者の呼び捨て報道をやめ、「容疑者」の呼称を使用開始。12月1日には朝日新聞と読売新聞、共同通信社、時事通信社、民放テレビ局各社、日本新聞協会加盟新聞社全社も「容疑者」の呼称を使用することに

 
 

12月29日 - 東証の大納会で日経平均株価が史上最高値の38,957円44銭(同日終値38,915円87銭)を記録。これを最後に1990年の大発会から株価は下落へ転じ、バブル景気は崩壊へ。

 
 
以上のように、元号の変更と重なるように、
古い物・人がフェードアウトし、新しい物・人がフェードインしている様子がよくわかる。
 
時代の節目だからこのような出来事が起きたのか、それとも、これらの出来事が歴史の節目を作り出したのか、こればかりは分からないが、
どれも34年経った今も語り継がれているインパクトの強い出来事ばかりである。
 
この時代に生きていた人たちは驚きに次ぐ驚きでさぞかし疲れた事であろう。
 

しかし、2020~2023年の出来事もなかなかに驚きの連続であるので、今の我々が思っているほど疲れてはいないかもしれない。

 

 

 

以下、時事通信社の1989年の出来事をまとめたサイトについて記す。

 

【図解・社会】平成を振り返る、1989年10大ニュース