ブラックリスト シーズン8 | ひま人ひま子のひまつぶし日記

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「ブラックリスト」シーズン8、全22話のまとめ、感想、ネタバレです。


これまでの話↓
シーズン1(トムの正体レッドの目的
シーズン2、シーズン3(
シーズン4、スピンオフ版リデンプション
シーズン5シーズン6シーズン7

 


前シーズンで中途半端に終わっていた

レッドとカタリーナの死闘の続きです。

 

1.カタリーナの死
2.復讐の始まり
3.レッドへの疑惑
4.明かされた真実
5.最後の任務

では、以下ネタバレ


1.カタリーナの死
リズは、レッドとカタリーナの間で揺れていました。
しかし、秘密を隠し続けるレッドに対し、
カタリーナは知っている事を全て話してくれました。
カタリーナによると、娘を捨て逃亡し続けてきた理由は、
身に覚えのない罪を着せられ、ハメられたためでした。
ソ連政府から重要な機密文書13点を盗んだ伝説のスパイ、
通称N13の正体がカタリーナだとの嘘の情報が世界に拡散され、
その機密情報の流出で妻子を惨殺されたタウンゼントが、
懸賞金をかけてカタリーナの殺害指令を出し、
カタリーナは世界中から追われる身となってしまったのです。
さらにドムはベイルートでカタリーナを殺しかけました。
カタリーナの死でN13への追跡を終わらせようとしたのです。
カタリーナの願いはただ一つ、本当のN13の正体を世界に公表する事です。
無実の罪を晴らし、誰からも追われない生活を手に入れたいのです。
ソ連でスパイの娘として生まれ祖国へ身を捧げながら、
過酷な運命を背負わされ生き延びてきた半生を聞かされ、
リズはカタリーナを信じ、味方する事を決意します。プンプン

カタリーナは死を偽装して懸賞金を手に入れると、
人消し屋ロアノークを利用してドムを拉致し、リズにドムを尋問させます。
リズは、重症で寝たきりのドムを何度も限界まで問い詰め、
真実を話してくれと泣きながら訴えますが、ドムは決して話そうとはしません。
このまま祖父を見殺しにする事に耐えられなくなったリズは、
カタリーナの反対を押し切り、チームに助けを求めます。
諦めきれないカタリーナは最後にロシア語でドムに問いかけます。
死の淵で意識もうろうとなっているドムは、生き別れた若き娘の幻を見て、
遂にカタリーナに秘密を打ち明けてしまいます。
駆けつけたレッドはドムを抱きしめて最期を看取ります。ドクロ

秘密を知ったカタリーナは早速タウンゼントとの接触を試みますが、
レッドに先回りされ、密会場所の公園に現れたのは、レッドでした。
リズの信頼を勝ち取ったカタリーナは、
「私はリズの母親だから、あなたは私を殺せない」と強気に立ち去ります。
秘密を知られ追い詰められたレッドは、思わずカタリーナの背中に銃を向け、
ちょうど追いかけてきたリズの目の前で、カタリーナは銃弾に倒れます。ガーン
惨劇を目の当たりにしたリズは号泣し、レッドへの復讐に燃え上がります。ムキー炎


2.復讐の始まり
カタリーナは公園でのレッドとの会話をリズの留守電に残していました。
レッドがN13である事を認め、銃声と倒れる瞬間が記録されています。
リズはクーパー本部長に留守電を聞かせ、レッドの逮捕を直訴しますが、
事情が複雑すぎて簡単にできる事ではありません。
リズは捜査官を引退し自分の手で復讐を果たす決心をします。
FBI薬品庫から爆薬を盗み、車に仕掛けてレッドを狙いますが、
病気持ちのレッドは乗る寸前に吐血して倒れ、難を逃れます。
次に搬送先の病院を狙い、レッドの病室に運んだ爆弾を遠隔で操作します。
病院から爆発音が響き、成功したと喜びましたが、爆弾
実際はレスラーが爆弾を投げ捨て、命がけでレッドを守りました。
捜査官が犠牲になったかもしれないと聞いたリズは動揺します。
レスラーに怪我を負わせたと知ったリズは、謝罪のために会いに行きます。
たまたま犠牲者は出ませんでしたが、一般市民のいる病院を襲い、
一線を越えてしまったリズは、もう元の世界には戻れません。
今後は犯罪者として一生逃げ続けなければなりません。
最後に一晩だけ安らぎをくれと頼み、レスラーと熱く抱き合います。

リズの本気を知り、チームは一丸となってリズを探します。
これ以上の犯行を阻止し、レッドの命も守らなければなりません。
リズは、チームとレッドの各方面からの追跡をかわしながら、
レッドの金庫番マーヴィンの部下スキップを取り込み、
レッドの口座から大金を引き出し、娘を連れて街を出ます。
その後、大金を使い、強盗団にレッドの貸金庫を襲わせ、
敏腕弁護士に刑務所の爆破犯フリーランサーを釈放させ、
大勢の一般市民の乗る飛行機を爆破しかけ、
闇の国際通訳組織にセルビアの賞金稼ぎとの通訳を頼み、
化学兵器開発者のメアリーを探し出して拉致します。
メアリーに兄タウンゼントとの接触を仲介させて殺し、
利用した遠隔操作のアバター工作員シラノイドも見殺しにします。

リズはレッドを倒すため、裏社会の大物タウンゼントと手を組みます。
レッドがN13だと知ったタウンゼントは共闘に同意し、
レッドの仲間や部下を脅し、利用できるものは何でも利用し、
あの手この手でレッドをおびき寄せては襲撃します。炎

レッドとFBIチームは協力してリズの手がかりを追いますが、
これまで間近でレッドの手法を見て学んできたリズは、
巧みに追跡をかわし、追手の一歩前を行き、なかなか捕まえられません。
レッド殺害のためになりふり構わず恐ろしい犯行を繰り返すリズに、
チームもレッドも振り回されます。


3.レッドへの疑惑
リズは復讐の最初にレッドの貸金庫を襲い、
盗んだメモリを密かにクーパー本部長に届けていました。
クーパーはアラムと共に調べを進めていましたが、
レッドの指紋でセキュリティの解錠に成功し、
ロシアのスパイ、ラキーティンにより盗まれた機密情報である事が判明します。
政府の中枢に潜り込むスパイがレッドに機密情報を提供していた事で、
リズの主張通り、レッドが伝説のスパイN13である事が濃厚になりました。
長年信頼して組んできたパートナーであるレッドが、国を裏切り、
密かに機密情報を盗み敵国ロシアに提供していたのかと知り、
クーパーもチームの皆もショックで愕然とします。
ラキーティンを捕まえてレッドの悪事を証明しようと動きます。

FBIに狙われたラキーティンは、身を守るため、
自殺に見せかけて身代わりを殺したり、
追跡を妨害するためクーパー本部長を拉致したり、
身勝手な犯行を繰り返し、レッドにも手に負えなくなります。
レッドはチームと協力し、クーパーを助け出しますが、
FBIに拘束されたラキーティンは見捨てざるをえません。
ラキーティンがロシアの指示で機密情報を盗んできた事を証言すれば、
両国の関係やレッドの複雑な立場はより悪化してしまいます。
レッドは以前窮地を救い借りのあるパクに秘密の任務を命じ、
拘束中のラキーティンに毒塗りの手紙を渡す事で、毒殺します。
ラキーティンの謎の死で、レッドへの疑惑は一層深まり、クーパーは激怒します。
そしてこの後、チームはこれまで通りレッドの指定するブラックリストを追いつつ、
裏ではリズと連携し、レッドの正体を暴く手がかりを追い続けます。

リズは母親の倉庫で見つけた古い暗号を解くため、
ミンスク博物館にある古い解読機ロシアンノットを盗みに入りますが、
動きを察知したレッドに妨害され、解読機はFBIチームが回収します。
しかし裏でリズと連携しているチームは、リズの暗号解読に協力し、
遂に、レッドがモスクワのカフェで諜報員と密会する映像を入手します。グラサン
密会相手であるロシア諜報機関の幹部ステパノフを捕まえて、
レッドとの関係を吐かせレッドの悪事を証明しようと考えていた所、
ステパノフはタウンゼントの部下により拉致されてしまいます。
タウンゼント側は、リズとFBIが裏で連携している事に気付き、
レスラーの携帯を盗聴して動きを監視しており、
ステパノフがレッドの仲間だと知り、さらっていったのです。


4.明かされた真実
ステパノフはタウンゼントからの拷問と自白剤の投与で、
遂に、固く守ってきた秘密を話してしまいます。
レッドが恐れた通り、秘密を知ったタウンゼントは標的をリズに変更します。
殺し屋プロテアンを雇い、リズの仲間たちや妹を皆殺しにします。
リズは逃げながら戦いますが、大切な人たちの犠牲を目の当たりにし、
レッドへの復讐を断念し、終わらせる決断をします。
多くの罪を重ねたリズは、もう一生刑務所から出られず、娘とも引き離されます。
それでも覚悟の上で、クーパー本部長の元に出頭します。ショボーン
クーパーは、正しい判断だとリズを認め、出来る限り力になると約束し、
リズの命を守るため、最も安全な防弾ガラスの拘置室に入れます。
レッドはリズを渡してくれと懇願しますが、クーパーは拒否します。
するとレッドは、天井を爆破させヘリでリズを奪い去るという暴挙に出ます。

自分の行動をどこまでも邪魔するレッドに、リズは怒ります。
こうなったのはそもそも全てレッドのせいです。
リズは馬小屋で拘束されながら、再びタウンゼント側に結託を交渉します。
レッドを倒すチャンスをあげる代わりにリズの命を狙わない事で合意します。
リズは、追跡装置を身に付け、自分とレッドの居場所を知らせる事で、
レッドを襲撃するチャンスをタウンゼントに与えます。

レッドが天井を爆破してまでリズをさらったのは、
遂に、これまで隠してきた秘密を話す決心をしたからでした。
レッドとリズは飛行機に乗り、ラトビアの廃墟にやって来ます。
美しい草原の中に横たわる廃墟の前に立ち、重厚な扉を開き、
レッドは「これがブラックリストだ」と伝えます。
中では多くの人が書類やパソコンで情報を整理しています。
ここは、世界中の機密情報が集められ精査される拠点の一つでした。
サコースキーアーカイブと呼ばれる13点の機密情報は種であり、
それを元に取引や売買で増強させ巨大な情報ネットワークを築き上げ、
これこそがレッドの管理する裏社会を牛耳る帝国の姿だったのです。

そして目の前に現れたカタリーナの幻が、リズに真実を話します。
スパイの娘として生まれ、当然のようにスパイとして育てられ、
父親の命令で海軍士官レディントンの愛人になり、妊娠しました。
身分を偽り、嘘の人生を強いられてきたカタリーナにとって、
我が子は初めての真実で、心から愛し、命をかけて守ると誓いました。
幸せな日々は長続きせず、リズが4歳の時に嘘がバレて壮絶な喧嘩をし、
リズの誤射でレディントンが亡くなり、火事の中、命からがら逃げ出しました。
二重スパイだったカタリーナはリズを安全な人に託し、姿を消しました。
しかし、カタリーナはKGB、結社、アメリカ、タウンゼントから追われており、
捕まるのも時間の問題だと案じたドムは、女工作員タチアナをだまし、
カタリーナの身代わりとしてベイルートで殺す計画をたて、失敗しました。
カタリーナと名乗りレッドに撃たれた女性は、カタリーナではなかったのです。
そしてレッドは身代わりにされたタチアナの逃亡をずっと支援していたのです。
しかし30年カタリーナとして逃げ続けてきたタチアナは、真実を求めるリズを見て、
逃亡を終わりにしたいと考えてリズの前に出て来たのでした。

カタリーナはリズの安全のために離れる決心をしましたが、
自分の代わりに側でリズを守る存在が必要だと考えて、
国を裏切り姿を消したとのレディントンの噂を利用し、
ソ連政府から機密情報を盗み利用する事で、
世界から恐れられる犯罪者レッドのストーリーを作り上げたのです。
カタリーナの信頼できる相談役であったステパノフが協力しました。
そして、レディントンになりすますレッドの正体や、
本物のカタリーナの居場所を、皆が固く口を閉ざし死守したのは、
知られると標的がカタリーナからリズに移ってしまうからとの事です。

そこまで聞いた所で、リズの発信器を追ってきたタウンゼントが到着し、炎
激しい銃撃戦となり、レッドとリズは地下シェルターに逃げ込みます。
爆破装置でタウンゼントと部下を撃退し、命からがら帰国します。


5.最後の任務
被弾したリズは緊急処置を受け、療養します。
回復したリズにレッドは一通の手紙を見せます。メール
然るべき時に渡すべくカタリーナから預かったもので、
この中に全てが書いてあるが渡すには一つ条件がある、
私を殺すことだ、と伝えます。
レッドは、これまで悩んできた事をリズに話します。
リズの人生に関わり影響を及ぼしてしまった事について、
正しい事だったのか、間違いだったのか、
関わらなければリズはより幸せだったのか、
考えに考えてきたが答えは出なかった。
しかし結果的にリズは自分の力でここまでたどり着いてしまった、
帝国を継がせる予定ではなかったが、そうなる運命だったのではないか。
余命わずかの身で、心残りなのはリズの安全を守れなくなること。
死ぬ前にリズの将来的な安全を確信したい、
私を殺して裏社会に権力を示し盤石な地位を築いてほしい、と説明します。
突然の事にリズは驚き、レッドの条件を断ります。

リズは、もう秘密を知る事へのこだわりはなくなりました。ニコニコ
両親や周りの人たちに愛されていた事が十分にわかり、
これからは娘を精一杯愛して生きていこうと考えが変わりました。
ヨーロッパに出て別人として一から生きていこうと決心し、
クーパー本部長やレスラーやアラムに別れの挨拶をします。
その後、駅で娘との待ち合わせを待っていると、
たまたまFBIチームへの配属直後に助けた少女と再会します。
爆弾を巻きつけられ脅える少女を、リズは寄り添い懸命に支えました。
少女との再会で、リズの気持ちが揺れ動きます。
帝国を継ぎ極悪犯罪者を追う事で、世の中を少しでも救えるのなら、
引き受けるべきなのではないか、との考えが沸き起こります。

レッドに会いに行き、計画の詳細を聞きます。
迷いながら、公園でレッドとデンベ、娘と最後の時間を楽しみます。
そして遂に、リズはレッドの後継者となる事を決意します。
この日の夜は、レッドの友人がオープンするレストランの前夜祭があり、
招かれた関係者たちが夜遅くまでパーティを楽しみます。赤ワインルンルン
宴が終わり深夜遅くに一人で店を出たレッドを通りで撃て、との事です。銃
監視カメラの映像がすぐにリークされ、リズの名は裏社会にとどろき、
レッドの後継者として君臨する事になるはずです。
リズは不安を抱えながらも覚悟を決め、店の前で待ち伏せします。
出て来たレッドに泣きながら銃を向けますが、引き金を引く事が出来ません。えーん
レッドは優しく「これでいいんだ」と撃つように促します。
次の瞬間、銃声がして、リズが血を流しながら倒れます。ガーン!!
生き残っていたタウンゼントの側近が、リズの背中を撃ったのです。
レッドは彼を撃ち殺し、倒れるリズを泣きながら抱きしめます。
慌てて駆けつけたデンベがレッドを連れ去り、
計画に勘付いて向かっていたレスラーは、倒れたリズを見て泣き崩れます。えーん

 


 バイキンくん バイキンくん バイキンくん

こうして、今シーズンはリズの死という衝撃的な結末で幕を閉じました。
レッドは何者で、リズとどんな間柄だったのか、
本物のカタリーナはどこにいるのか、秘密は永遠に闇に葬られました。

アメリカ本国では「レッドの正体は性転換し整形したカタリーナ」という説が主流のようです。
自分の命より大切なものは我が子以外にはありえませんから、それが一番納得のいく結論です。
カタリーナからの手紙を「先に見たら殺せなくなる」という理由で渡さない事、
秘密を知ったタウンゼントが標的をリズに変更した事も、辻褄が合います。
かなり前のシーズンで、リズはDNA検査を依頼しましたが、結果を見ずに捨てました。
その時の封筒を捨てずにとっていたら確かめられたのですが、、、

この後「ブラックリスト」はレッドを中心にまだまだ続くようです。
どんな内容になっていくのか楽しみです。ウインク