前編、中編の続きです。
リズの死という衝撃の展開はどうなるのでしょうか


では以下、ネタバレ

19.
リズの死で傷心のレッドは生きる気力を失い彷徨いながらケープメイへ来ます。
そこでたまたま男に追われている女性を見かけ、海に入り自殺を図ろうとしたその女性を必死に助けます。
無人のホテルに侵入し女性を看病し追手を撃退し守ります。翌朝気がつくと女性は幻でした。
ビーチで砂を掘る老人は砂の中から錆びた古いペンダントを見つけレッドは大金を渡して譲ってもらいます。
海水で洗うと「カタリーナへ、パパより」との文字が出てきました。
レッドは人に会いに行くと言い出発します。
どうやらそのビーチは昔カタリーナが自殺を偽装した場所のようです。
20.
教会でリズの葬儀が始まりクーパーは泣きながら弔辞を読みます。
チームも悲しみながら参列しますがレッドの姿はありません。
パナベイカーはクーパーにリズの襲撃は別の捜査官にやらせるから手を引けと命じますが、クーパーは応じずチームは地下の中継地点を手がかりにリズを監視した敵の正体を探ります。
敵はリズ以外に、エネルギー会社の社長ストルダーを監視し秘書と運転手の携帯を盗聴しています。
チームがストルダーの滞在ホテルへ向かうとちょうど拉致され逃げる所で、レスラーとナヴァービが撃退し保護します。ナヴァービは敵と階段で格闘した際しっかりと敵の顔を見ており、相手はネズでした。
ソロモンと組んで核を奪おうとして逮捕されたネズがいつの間にか釈放されていたのです。
ストルダーは誘拐未遂にあい命の危険があるにも関わらず仕事優先だと国外へ発ちます。ストルダーの行動に疑問を持ちホテルの防犯カメラで行動を調べると謎の美女と密会していました。
クーパーはパナベイカーにネズの釈放を責めるが政府主導の秘密の任務だと言い詳細を言いません。クーパーはトムにパナベイカーの尾行を頼むと彼女は直後に謎の美女と密会していました。
傷心のレッドは山奥の小屋で世捨て人のように一人寂しく暮らす老人を訪ね、リズの訃報を伝えます。
老人はカタリーナの父親でリズの祖父でした。
レッドには傷を癒やす時間と場所が必要で、しばらく老人の山小屋に居座ります。
アラムはデンべから連絡をもらい山小屋のレッドに会いに来ます。
捜査が行き詰まっているから力を貸してほしい、結社からリズの命を守り貸しがあるのだからと説得しますが、傷心のレッドは応じません。
諦めて職場に戻ったアラムはふと中継地からのデータの転送先が上空ではないかとひらめきます。そして上空の使われていない通信衛星アータックスネットワークを見つけます。
かつて計画が頓挫した地表を網羅する通信系プロジェクトで衛生73基のネットワークがそのまま上空に放置されており、敵はこれを使ってリズを監視していました。
衛星の信号から居場所を割り出しFBIが突入しますが監視オペレーターたちはデータを破壊し部屋を爆破、証拠を残さず脱出します。
山小屋の老人は、必要とされているのだから協力しろとレッドを説得し、レッドはついに動き出します。
21.
レッドによると謎の美女はスーザン・スコット・ハーグレイヴ。
ネズは彼女の部下でした。
夫と民間警備会社ハルシオン・イージスを経営しており、裏で傭兵やスパイを抱え闇の軍事や情報サービスを提供しています。
政府は表立って出来ない敵との交渉などを依頼しており協力関係にありました。パナベイカーはスーザンにFBIが目をつけていると警告するために会ったのです。
何者かがリズの誘拐を依頼しスーザンはソロモンを雇って襲わせたのですが依頼者が誰だかわかりません。
依頼者を知るためレッドはスーザンの仕事をあちこちで邪魔し、部下を殺し、会いたいとメッセージを送り続けます。
レッドを無視していたスーザンは観念して会う事に同意し、空港のファーストクラスのラウンジを指定します。
一方FBIはストルダーとスーザンの関係を探るためトムの協力で秘書のPCをハッキングし盗聴していました。
スーザンはリズの誘拐に失敗し死なせてしまったため、依頼者への交渉のカードにストルダーを使おうと誘拐しようとして失敗したのでした。リズ誘拐の依頼者はストルダーのボスで、ストルダーも事情を理解していました。
スーザンはストルダーに、今度はレッドの首を差し出すから和解したいとのボスへの伝言を伝えていました。
トムはレッドに知らせ、空港へは行くなと忠告しますが、レッドは指定の時間にラウンジへ行きます。
スーザンが呼んだ空港警備員が駆け付けレッドを捕まえ奥へ連れて行くと、待機していたデンべが警備員を倒します。
警備員が運転しスーザンとの待ち合わせ場所の倉庫に入ると、スナイパーが車を撃ち、隠れていたレッドの部下とスーザンの護衛が撃ち合いを始めます。
護衛が全滅し隠れていたスーザンはレッドに捕まり、レッドはリズ誘拐の依頼者は誰かと問い詰めます。
なかなか白状しないスーザンは腕を撃たれついに、アレグザンダー・カークだと言います。
レッドはスーザンに、カークは君を殺しに来る、我々には共通の敵がいるから協力しようと持ちかけます。
22.
レッドによると、アレグザンダー・カークはソビエト崩壊後に安く鉱山を手に入れ巨万の富を手にした男の偽名の一つで、2002年にロシア政府と敵対してから地下に潜ったが大物への資金提供のおかげで生き延びているとの事です。
レッドはチームにカークを追うためスーザンと手を組むと伝えます。
リズを襲った人と手を組む事には納得しにくいですが、
レッドはスーザンは下請けで依頼された仕事をしただけだと説明し、
政府が見放したインドネシアのテロリストと交渉して人質を奪還した事を話し、彼女の戦略がカークを追うには必要だと皆を説得します。
スーザンは次期大統領と言われているディアス議員の選挙資金を奪いカークを揺する計画を話します。
カークはディアス議員に3億ドル以上つぎこんでいます。
まずディアス議員の選挙資金がある銀行を強盗に扮したソロモン、トム、ネズが襲撃し、貸金庫から金を盗みます。
その後FBIが強盗の捜査に駆け付け隙を見てサーバールームに侵入し端末を操作して口座の資金を送金すると言う手順です。
レスラーが防犯カメラを確認する間、ナヴァービがサーバールームへ侵入し端末を操作、パスワードの解析までは順調にいきましたが、送金にはもう一つの鍵、資金管理人のプルイットの網膜スキャンが必要でした。
プルイットはベルリンのトルコ大使館でパーティに参加しています。
トムはトルコで指名手配されている偽名ユージーンでわざと捕まりトルコ大使館に潜入し、パーティでウエイターに扮してプルイットに毒をもり救急車で待機していたネズとソロモンと共に運び出します。
毒のせいで瞳孔が収縮しスキャンに手間取りましたが中和薬を投与しなんとか成功します。
銀行では頭取が口座を凍結しようとしましたが直前に送金が完了し資金強奪に成功します。
トムは途中でリズの仕返しだと言いソロモンを撃ち置いて行きます。
資金を奪われあわてるディアス議員に、レッドとスーザンはカークを地下から引きずり出したら返金すると連絡を強要します。
レッドの命令でディアス議員は翌朝会見を開き、大統領選挙への一時的な中断と、議長を務めるエネルギー委員会へのカークの証人喚問を発表します。
トムはチームに見守られ娘アグネスの洗礼式を行い、その後、意を決して銃を持ちスーザンの屋敷に行きます。
リズの敵を討つためスーザンを殺すとレッドに伝えるとレッドは、君の求めている答えが見つからなくなると言い止めます。
トムはスーザンの部屋に飾られた家族写真を眺め、幼いスーザンの息子が自分だと気付きます。
レッドによると、クリストファーは3歳の時に失踪し、スーザンは死んだと思っているようです。レッドからスーザンには秘密が多いから今はまだ正体を明かすなと言われます。
スーザンは戻ると息子との思い出話を始め、息子を思うスーザンの姿を見てトムは殺しに来たけど娘のためにやめると言い出て行きます。
23.
カークは委員会への出席を拒み、殺し屋を雇いトム殺しと娘の拉致を命じます。娘は病院を出てレッドの厳重な監視下にいますが殺し屋はトムを監視し居場所を特定します。
レッドはカークを引きずり出すために次の作戦に出ます。
スーザンの仕事を邪魔した時に強奪した違法な原油をカークの石油会社の合法なガソリンとすり替えFBIに逮捕させます。
テロリストから違法な原油を買いテロに資金提供していると発表し、捏造した証拠で罪を着せます。
無視して起訴されれば多額の資産が凍結され闇のビジネスに影響するため委員会へ出席して無実を主張するほかありません。
ついにカークは委員会への出席を決めアメリカに向かいます。
レッドはカークを引きずり出す事に成功しました。
レッドはクーパーに、明日聴聞室へ入る前、車から降りたところで狙撃する計画だと話します。
リズの復讐の件でのこれまでの協力を感謝しお礼を言い、これ以上は自分に関わらない方がいい、リズがいなくなった以上もう協力できることはないと、FBIとの協力関係を終わらせる意思を伝えます。
トムはキャプランやレッドの部下に護衛されながら娘を抱きスーパーで買い物しますが、トイレに行くと言って姿を消します。キャプランが気付き、トムに逃げられたとあわてて探します。
影で監視中の殺し屋がトムを尾行すると、トムは自家用機に乗ってキューバへ発ちました。
キューバから最近アメリカ人がセキュリティの厳重な別荘を買ったと情報をもらい、殺し屋は後を追います。
翌日レッドは建築中のビルの中でカーク狙撃の準備をします。
そこへレスラーが来て銃を向け、殺しは駄目だと説得しますがレッドは応じません。リズの復讐を果たすと言いレスラーがどんなに脅して説得しても応じず、ついに車が到着します。
レッドが撃とうとした瞬間、車から降りたのはカークでなく別人でした。
レッドは狙撃をやめアラムにカークはどこだと調べさせます。
搭乗名簿から確かにアメリカへ来て入国したはずだが、新しいフライトプランで入国後すぐにキューバへ向かった事がわかります。
キャプランからトムが逃げて行き先を調査中との連絡もあり、さらに自家用機の記録を調べさせると、トムもキューバへ向かった事がわかりました。
レッドはトムを乗せた自家用機のオーナーへ会いに行き、何故こんな裏切りをするのかと恫喝して責め立てます。
オーナーは驚き、全てキャプランの手配だからレッドの指示だと思って協力したと言います。
レッドは最も信頼するキャプランの裏切りと知り、がく然とします。
キャプランは覚悟を決めて、後悔はしていない、リズだけでなく子供の安全のためにレッドから引き離す必要があると判断したと言います。
しかしカークがトムを監視していて居場所がバレた、カークはトムを追ったと伝えると、キャプランは青ざめて、トムとアグネスだけじゃないと白状します。
キューバでは到着したトムとアグネスをリズが出迎えます。
リズは生きていたのです。
トムはもう終わった、誰も追って来ない、ついに自由だ、と言い二人は喜びます。
キューバに向かう間キャプランは事の経緯を白状します。
ナイトクラブのICUへ向かう車中で脅えるリズを見て決心した事、出産後リズに子供のために覚悟はあるかと問いニックを巻き込み死を偽装した事、レッドはリズの隣で死ぬのを見ていたがそれは薬で昏睡していただけで後で蘇生させた事、危険はあったがリズは愛する子供のためにやると応じた事、葬儀には別の死体を用意した事を話します。
しかしその頃キューバの別荘ではカークの手下が侵入し、3人を拉致していました。
キューバに着いたレッドは家中を探しますが3人とも姿はなく、床には血痕と争った跡があり、キャプランは自分のミスにぼう然とします。
拉致されたリズにカークが対面し、この時を25年待ったと言います。
かつて遠い昔、私はコンスタンティン・ロストフだったと名乗り、君の父親だと告げるのです。
以上です。
最後の最後にリズが登場した時は驚きました


ドラマの中ではリズの父親は幼いリズに撃たれて死んだとされ、母親が生きていてリズを追っていると思いきや、まさかまさかの父親の登場でした。
そしてレッドとリズの親子説はまた闇の中です。
でもやはり個人的には親子説は濃厚だと思うのですが。
また首を長くしてシーズン4を待とうと思います。
