グレイズアナトミー シーズン13 | ひま人ひま子のひまつぶし日記

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「グレイズアナトミー」シーズン13、

全24話のまとめ、感想、ネタバレです。

前のシーズン → シーズン12

後のシーズン → シーズン14シーズン15シーズン16


 

前シーズンの最後は、オーエンとアメリアの結婚式が行われ、
ネイサンとメレディスとマギーが微妙な空気をかもしだし、
ケプナーが壮絶な出産をして、
アレックスがデルーカをボコボコに殴って終わりました。

今シーズンの主なネタは、
1 アレックスの暴行
2 研修プログラムの改革
3 メレディスとネイサン
4 爆発とミニックの失脚
です。

では、以下ネタバレ

下矢印

下矢印

下矢印


1 アレックスの暴行グー
ジョーとの関係を誤解してデルーカをボコボコに殴ったアレックス。
あわてて重傷のデルーカを病院に搬送し、医師らは緊急オペを行い、ベイリーは警察を呼びます。
特に顔面骨折による失明の恐れは深刻で一刻を争うため、
眼科医を待たずにジャクソンが処置をして助けました。
失明していたら外科医としての未来が絶たれるところでした。ガーン
動揺して逃げ回るアレックスをメレディスが説得して自首させます。
保釈され病院に復帰し、ベイリーの温情でクビを免除されクリニックに勤務します。
外科医としての行為は一切許されず雑用に追われる日々ですが、心を入れ替えて真面目に働きます。
裁判が始まると、罪状は軽犯罪ではなく重犯罪でした。
有罪になったら刑務所行きで、医師生命は終わります。ドクロ
無抵抗の後輩を一方的に殴ったアレックスは明らかに不利です。
検察は罪を認めれば2年の収監にすると司法取引を提示します。
メレディスは反対し無罪の可能性にかけて戦うべきだと主張します。

ジョーは複雑な心境です。ショボーン
自分のせいで重傷を負ったのに憎まず逆に励ましてくれるデルーカには感謝してもしきれません。
誤解してデルーカを殴り自分に暴言を浴びせたアレックスには憎しみでいっぱいですが、原因は自分にもあります。
さらに裁判で証人として呼ばれれば真実を話さなければなりません。
法廷で証言する前にアレックスには真実を話さなければと、
結婚している事、暴力夫から逃げて偽名で暮らしている事、暴力夫に居場所を隠すため離婚の手続きができない事を告白します。
プロポーズを断った時にこれらの理由を話さなかったのは、
アレックスが暴力夫に怒って暴行を加える事を恐れたからでした。
もし証言をしたら公的な記録に本名や居場所が載り、暴力夫にばれる可能性があるため、シアトルを出ていかなければならない事も伝えます。
アレックスはやっと事情を理解する事ができました。
デルーカはアレックスへの怒りはありますが、裁判でジョーを追い詰めている事に悩みます。
暴力夫から逃げてやっと手に入れた平穏な生活を失わせたくはありません。

アレックスは悩んだ末、ジョーに証言をさせないため司法取引を受け入れ2年刑務所へ行く決心をします。
デルーカも悩んだ末、ジョーを守るため裁判をやめる決心をします。
検事局でアレックスが司法取引を受けようとした時、デルーカが来て裁判をやめる意思を伝え、アレックスは刑務所行きを免れました。
アレックスが刑務所に入ったと思っていたジョーは、裁判の中止を聞き、アレックスの元へ駆けつけます。
目の前にいるアレックスを見て、刑務所に入っていない事を確認すると、ホッとして泣きながら無言で抱きつきます。
ジョーもアレックスの人生を壊したくはなかったのです。

その後、アレックスは探偵に頼みジョーの暴力夫を探し出し、ロサンゼルスの学会へ来ると知り会いに行きます。
復讐したい気持ちをなんとか抑え、何もせずシアトルに戻りました。

 


2 研修プログラムの改革
アレックスの暴行や過去の様々な不祥事から、キャサリンは改革の必要性を指摘します。
外科部長ベイリーは研修医の教育法を見直し、改革者ミニック医師を招き入れます。
そして何の説明もなく、研修責任者ウエーバーを役職から外します。
ミニックは登場するなり外科部長の指示だから従えと高圧的に医師たちを支配します。
長年の功労者に敬意も払わず役職を取り上げ、説明もなく自分のやり方を強制するミニックに、当然医師たちは反発します。
しかしミニックは、改革に反発は付き物だと気にも止めません。
ベイリーは逆らうメレディスを停職にしてミニックの改革を支持します。

これまで研修医はオペに助手として入り、間近でアテンディングの技法を見ながらオペを学びました。
しかしミニックは、見て学ぶやり方は古い、実践で学ばせろと命じます。
患者を未熟な研修医の練習台にするのかとアテンディングは怒ると、ここは教育病院なのだから当然だと言ってのけます。
ウエーバー執刀のオペでは、ミニックはわざと患者の血管を傷付け、患者の血液が噴き出しました。ドクロ
驚くウエーバーを横目に、冷静に研修医に修復をやらせました。
ウエーバーが怒ると、あの場に修復できる医師は何人もいたのだから問題ないと言い放ちます。
たとえ研修医がミスをしても修復できるアテンディングが監督しているのだから問題ない、どんどん研修医に実践をさせろ、
という事をわからせるために出た暴挙です。
アテンディングは猛反発しますが、オペをやらせてもらえる研修医は喜びミニックを支持します。爆  笑
ベイリーは正しいと思って断行した改革ですが、医師たちの不協和音に気持ちが揺れます。ショボーン

ミニックは9歳の少年の胆のう摘出をエドワーズに執刀させます。
子供のオペを研修医にやらせる事にアリゾナは反対しますが、ミニックは強行します。
ミニックとアリゾナの監督下でエドワーズは少年のお腹に腹腔鏡を差し込みます。
その時に気づかず血管を傷つけてしまい体内で出血が始まり、
気付いたアリゾナがあわてて開腹して修復しますが、少年は亡くなってしまいました。ショボーン
エドワーズは自分のミスで患者を死なせたのか、手順を間違えたのかと脅えてミニックに質問します。ガーン
しかしミニックは青ざめて何も言わずその場から逃げ出します。
驚いたアリゾナが追いかけ、研修医の質問にちゃんと答えなさい、
指導医は技術だけでなくこういう時にどう乗り越えるのかも教えなければいけない、
乗り越える術を知らない研修医に責任を負わせたら彼らは医師をやめてしまう、と叱責します。プンプン
ミニックは怯えながら、少年の死は初めてだと打ち明けます。
ミニックの専門はスポーツ医学でこれまで大人の患者しか担当してこなかったのです。
強気のミニックが初めて弱さを見せた事がきっかけとなり、アリゾナは心を開きミニックを受け入れます。おねがい
同性愛者のミニックは強気にアリゾナにアタックしてきましたが、
自信満々で強引な態度が気に入らず相手にしませんでした。
しかしこの時からアリゾナはミニックを認め、二人は密かに恋愛関係に進みます。
一方、少年の患者を死なせてしまったエドワーズは泣きながらウエーバーに助けを求め、
ウエーバーは冷静にエドワーズを慰め、抱きしめながら落ち着かせます。えーん
そして遺族の元へ付き添い、エドワーズに、亡くなった経緯を説明するという執刀医としての仕事を最後までやらせました。
経験を積んだウエーバーの指導医としての偉大さが垣間見れます。


3 メレディスとネイサン
二人は勢いで寝た後ひかれ合いますが、勘違いしたマギーによって恋は中断します。ハートブレイク
妹レクシーを亡くしているメレディスにとってはネイサンよりもマギーとの関係の方が大事でした。
マギーを悲しませたくないと気持ちにブレーキをかけます。
さらにデレクの存在も頭から離れず、新しい恋になかなか進む事ができません。
しかしたまたま学会へ向かう飛行機にネイサンと同乗します。飛行機
日常から離れた開放感で、思わず機内のトイレで愛し合います。ピンクハート
その後、飛行機は乱気流に巻き込まれ、男性が天井に頭を打ち脳出血の症状で倒れます。
肺高血圧症の男性は意識を失い、女性乗務員は手首を骨折し、子供は頭に怪我をして出血します。
メレディスとネイサンは揺れる機内で乗客を診察し落ち着かせます。
機長に緊急で着陸を要請しますが乱気流のためなかなか許可がおりません。
このままでは脳出血の男性は脳圧が上がり亡くなってしまいます。
何も器具がない状況で、メレディスは骨折した頭蓋骨の間に注射針を刺して溜まった血液を抜き、男性を助けました。
肺高血圧症で気絶した男性に、ネイサンは乗客の勃起不全の薬を飲ませて血流を改善させ、心臓マッサージを続けて助けました。
二人の勇敢な行動で死者を出すことなく無事に地上につき、機長は感謝します。
大きな仕事をやり遂げたネイサンはメレディスに、夫の死を乗り越えて前に進もうと説得します。
メレディスはようやくネイサンと真剣に付き合う決心をします。おねがいラブラブ

 

シアトルに戻り二人は順調に交際を続けていましたが、
突然亡くなったはずのネイサンの元婚約者ミーガンが、生きていたとわかります。びっくり
オーエンの妹でネイサンの婚約者ミーガンは、戦地で乗ったヘリが墜落し、行方不明でした。
生存は絶望的で死んだと思われていましたが、敵にとらわれ地下で生きていたのです。
メレディスはすぐにネイサンに知らせ、自分の事は気にせず会いに行けと促します。

今後二人の関係はどうなるのでしょうか。
ミーガンはPTSDで精神的に病んでいるでしょうし、普通の生活は難しいでしょう。
しかしネイサンは苦しむ元恋人がいる前で、他の人と幸せな交際をする気持ちにはなれないでしょう。
せっかくうまくいきかけていましたが、残念ながらこれで終わってしまいそうです。


4 爆発とミニックの失脚
小さな男の子が一人で病院に来て、頭痛を訴えた後、けいれんを起こして倒れます。
検査の結果、脳に腫瘍がありすぐにオペが必要です。 
しかし病院に駆けつけた両親は宗教上の理由でオペを拒否し、退院させて連れ帰ります。
オペをしなければ明日死ぬかもしれないけどいいのか、とエドワーズは母親に詰め寄ります。プンプン
ミニックはエドワーズの態度を叱り、患者の宗教を尊重しなさいと注意します。
しかし男の子は直後にまた一人で病院へ来て、助けてと訴えます。
男の子は失明しかけていました。
エドワーズとアレックスは両親の宗教を無視してオペを強行します。
患者は発作を起こして緊急事態だったと嘘をつきますが、
両親の意向を知りながら無視した事にミニックは激怒します。ムキームカムカ
駆けつけた父親は病院を訴えると激怒し、エドワーズは思わず壁にタブレットを叩きつけます。ムキームカムカ
ミニックはエドワーズの行為を問題視し、ベイリーに忠告してエドワーズは停職になります。
過去にも恋人をなくす等の経験をしており、患者に感情移入しすぎると判断し、カウンセリングを義務付けます。

エドワーズはカウンセリングを何回か受けた後、ウエーバーに直談判し復帰の許可をもらいます。
まだ早すぎるとミニックは反対し、オペを禁止して搬送されてきた重傷患者の監視をさせます。
搬送されたのは崖から車ごと落ちた男女で、どちらも意識不明です。
特に女性の方が重症ですぐにオペに入り、男性はエドワーズが容態を監視します。
みなで、カップルが車中で愛し合うのに夢中で崖から落ちてしまったのだろうと笑い話にしていましたが、爆  笑
オペが終わり意識が戻った女性は怯えながら、男にナイフで脅されレイプされそうになり、わざと崖から落ちたと話します。ガーン
ベイリーはあわてて警察を呼び、ジャクソンはエドワーズが危険だと気付きあわてて探しに行きます。
何も知らないエドワーズは、意識を戻した男性に頼まれ、車椅子に乗せてICUの女性の元へ向かっていました。
愛し合う恋人どうしを会わせてあげようとしたのですが、
突然本性をあらわした男性にナイフで脅され、怯えながら出口まで誘導するはめになります。ガーン
院内を警察が走り回る中、人のいないフロアへ逃げ込みます。
その時、病院が封鎖されドアがロックされ出られなくなります。
たまたま院内を探検中の女の子と3人で閉じ込められてしまいました。
ロックを解除するには火事を起こすしかなく、男は道具を探して火をつけます。炎
女の子を守ろうとエドワーズは夢中で男の体にアルコールを振りかけ、火花が飛び男は火だるまになります。炎
もがき苦しむ男はガスボンベに近づき、爆発と火災が起きます。炎
爆風に吹き飛ばされたエドワーズは全身ひどい火傷を負いますが、器具の下敷きになり怪我した女の子を必死に助けます。

側にあるもので女の子の傷を縫い出血を止め、屋上へ逃げます。
息絶えそうな女の子に心臓マッサージを続けながら助けを待ちます。

警察がレイプ犯を探して病院を閉鎖している混乱の中で、爆発と火災が起きました。病院炎
消防の指示のもと、危険なフロアを優先に患者の避難が始まります。
ジャクソンは火事の中エドワーズを探し回り、
メレディスは行方不明の女の子を探し回ります。
ベイリーとウエーバーは患者の避難を指揮し、
駐車場では避難患者をケプナーが誘導し、マギーが診察します。
男性陣は寝たきり患者を担ぎながら階段で運びます。
開胸手術中のネイサンはぎりぎりまでオペを続け患者を助けます。
指示がなくとも各自が自分の役目を見つけて務めを果たします。
そんな中ミニックだけが、皆がプロトコルに従わないでバラバラに動いているとパニックになります。
ミニックはジャクソンから、エドワーズが行方不明だと警察に伝えてくれと頼まれましたが、すっかり忘れてしまいました。ショボーン
ベンが消防を引き連れ火事の中に戻り、エドワーズを最後に見かけた場所へ案内し、血痕から屋上へたどり着き、ようやく二人を発見します。
ベイリーが緊急で女の子の傷を処置し容態を安定させると、
全身大やけどのエドワーズは安堵して気絶します。

レイプ犯は死に、エドワーズのおかげで女の子は助かり、犠牲者は出ませんでした。
この期に及んで、エドワーズを早期に復帰させたウエーバーの判断が悪い、と言うミニックに、ベイリーはクビを通告します。ムキームカムカ

 

危機に直面した時こそ、その人の本質が現れます。
何が大切で、何を優先すべきか、状況に合わせた臨機応変な対応が求められます。
エドワーズは必死に女の子を守りました。 
ジャクソンはレイプ犯と一緒のエドワーズが一番危険だと考え最優先に探しました。
メレディスは冒険好きで行方不明になった女の子を探しながらも、
ネイサンの開胸オペを早く終わらせるため手伝いました。
彼らがプロトコルにとらわれず柔軟な対応で最善の務めを果たしたのは、ウエーバーやベイリーがこれまで指導してきた成果です。
ベイリーも最後にようやく目が覚めて本来の姿に戻りました。ウインク


その他にも、
オーエンとアメリアは新婚早々別居し、
マギーは母親を乳ガンで亡くし、
ジャクソンは父親と対面し期待はずれでショックを受けるなど、
細かい出来事がたくさん散りばめられました。

そして、ナイスカップル賞はベイリーとベン夫婦です。おねがいピンクハート
ベンは同僚から部長夫人と揶揄されますが、仕事と家庭を切り替えるのが上手です。
境界線を越えようとする妻ベイリーを、
教会と国家だ、と言って遮り公私混同を防ぎます。
教会は家庭、神の下で夫婦は対等です。
国家は仕事、上司と部下であり絶対的な主従関係があります。
そして教会と国家は互いに侵害せず共存するものです。
職場では上司の指示に従い、家では仕事の話はせず同僚の様子をちくる等もしません。
なんで教えてくれないのと怒るベイリーを、
妻には何でも話すが、部長には言えない事もある、と言って納得させました。
この二人は未来永劫、大丈夫そうです。
ベイリーは二度目に素晴らしい男性を伴侶にしました。おねがいピンクハート

次のシーズンでは、一番の注目はミーガンの登場です。
オーエンやネイサンがどうフォローしていくのか、 
オーエン自身にもPTSDがありますし、どう治療していくのか。
楽しみです。ウインク