JW2世

不完全燃焼


僕の頭の中の検索エンジンにかけると出てくるのは

これまで書いてきた‥恋愛系


それと共に出てくるのは‥車(マイカー)だ!

女性にはいまいちな話題かな‥

昭和の男ならわかるはず


今の若者は車に対する感心が少ないと言われているが‥当時の僕ら世代の若者と言えば車は必須アイテム!

カッコいい車に乗りたい!

そんでもって彼女乗せて‥遊んで‥

そのために頑張って働いて金貯めてローン組んで手に入れたもんだ。


子供の時に、漫画で『よろしくメカドック』や『イニシャルD』『F』など流行り車への憧れがあり、また当時はF-1🏁やパリダカールラリーなどカーレースが最高に盛り上がっていた。


当時の僕は時間があれば車のディーラーへ足を運び、買えないのにカタログと展示車体を見たりして妄想にふけっていた。

会衆の若者たち(兄弟)も皆共通して車は好きだった。

それもスポーティーな車ね。

大会に行けば駐車場のカッコいい車のチェックし誰が乗ってるのか探っていたりしてたなぁ。


しかし

しかしだよ。

現実は厳しいのだ

JWの車選びは‥


ハッキリとした規則は無いのだが、暗黙のルールというか同調圧力があった。

それも後で知ったけど地域でかなり違う‥


僕らの会衆は‥基本軽自動車が推奨。

もちろん豪華なオプションは無し。ホイールは鉄チン、ホイールカバーまで。色は派手な色はダメ。

古くボロい車(軽自動車)に頑張って乗ってれば霊的に頑張ってると評価される。

特例は未信者のご主人所有の車!どんな車でも問題なし‥ただ高級車だとやっぱり妬まれたりしていたね。


最高なのは未信者のご主人がいる家庭だ、夫が、父が、安全な車に乗るようにとか、勝手に買ってくれたとかで、好きな車に乗れてるJWの奥様や子供もいた。

でも裏では妬まれる(僕も羨ましかったなぁ)。

今考えたらとても嫌な雰囲気だ‥


そんな雰囲気の環境だから、いい車に乗ってる兄弟姉妹はやたらと言い訳して乗っていた。

『本当は小さい車で良いのに主人が‥』とか会衆で初めてアルミホイール履いた兄弟は『燃費が良くなるから‥』を連発してた。

毎回疲れるよね。聴く方も疲れる。

素直に好きな車を買って乗って何が悪いのだろう。


しかし僕も当たり前のように軽自動車に乗っていた。

だって長老たちが軽自動車だもん。

会衆の開拓者のほとんどが軽自動車だし‥

普通車に乗りにくいよ。

軽自動車は開拓者にいいよとアピールするし‥

そして僕の群れの責任者のT長老(僕の指導係的存在)は軽貨物のアルトに乗っていた。

かなりストイックな長老だった(後に巡回監督)‥後部座席は直角。税金の経費削減のためとはいえ乗る方は苦行だよ。


だから僕は空気を読んで軽にした。

身体デカイのに‥

皆に言われたよ。車の中ゴンザレス兄弟でいっぱいになってるって‥

自分でもキツイとは思っていた色んな意味で‥

絶対に自分に似合わないと思って乗っているってキツイよね。文字通り狭くてキツイし‥


別に高級車って事でないから僕の身体に合った乗り心地の普通車を選びたかった。


結局さ、僕の軽自動車は運転席側のサスペンションがヘタリ、運転座席の座面のスプリングが抜け落ち座高がだいぶ下がりながら運転、散々な目にあった(体重が問題)。


そんな中

登場したのは宣教者たちだ

↓過去の投稿参考まで

宣教者たちの乗ってる車がどうこうではなく、彼らの持つ自由な雰囲気、個性を尊重する姿勢が大きく影響したと思う。

いい車乗ってたら純粋に褒めてくれる、これが地元の長老だと‥奉仕に不向きだとか、目立つと神のみ名に悪い影響が‥とか、つまづかせるとか、色々言われる。


宣教者の影響は随所に表れとても助かった‥


それで、比較的自由に選べるようにはなった。もちろん軽自動車率は高いが、普通車に乗る開拓者も増えたし、色もカラフルになった。

宣教者自身が車好きだったから余計に効果あったね。

でも、やっぱり貧乏開拓者なんで安い車しか買えなかった‥

10万キロ超えとか10年落ちとか‥


自分が欲しい車(スポーツカー)は独身の時くらいしか買えない、家族出来たらファミリーカーだし‥


若い時にバリバリ稼いで好きな車に乗りたかった!

って話しでした。