プラスチックごみの捨て方について、

疑問を持ったり、迷ったご経験がある方、

いらっしゃいますか?

 

 

 

プラスチックごみは、自治体によって分別方法が違いますし、

家庭ごみか、事業系ごみかでも、違ったりします。

 

 

 

ご家庭では、プラスチックは燃えるゴミなのに、

お勤め先では、プラスチックのお弁当容器を

洗って捨てるルールになっていたり、

そうかと思うと、洗わないで捨てられたお弁当容器を

掃除される方が燃えるゴミに入れ直しているのを見かけたり、

 

 

 

一体どうしてほしいの??

 

 

というモヤモヤを抱えている方も

いらっしゃるかもしれません。

 

 

 

実は、先日友人が、そのような経験を話してくれましてウインク

 

 

 

プラだけ洗って回収することになっていても、

洗っていなければ無言で燃やされて、

それで特に困っている様子はなく。

じゃあ、洗わなくていいの??

 

 

ルール通りに処理する気持ちがある方が、

その真面目な気持ちゆえに、モヤモヤする、

どうするのかわからないという、

もったいないことになっているなあと感じました。

 

 

私が知る範囲ですが、プラスチックごみがどうなっているのか、

なぜ上記のような事が起こるのか、

お伝えしてみたいと思います。

 

 

日本において、あらゆる廃棄物は、

自治体が処理することになっています。

 

 

そして、プラスチックゴミの中でも、

会社で出る、食べ終わったお弁当容器は、

回収されてリサイクルされることになっています。

 

 

お弁当容器を含む、様々な製品を包装するプラスチックは、

自治体が回収して、リサイクル業者に引き渡し、

再生プラスチックとして活用される、という仕組みが、

「容器包装リサイクル法」として1997年からスタートしました。

 

 

 

画像は環境省様サイト容器包装リサイクル法とは | 環境再生・資源循環 | 環境省 (env.go.jp)

よりお借りしています。

容器包装リサイクル法を詳しくお知りになりたい方は、

ぜひこちらのページをご覧ください♪

 

 

 

会社で回収されたお弁当容器も、

自治体の手に渡り、リサイクル業者さんで

再生材にするので、そのために、

汚れを落として回収することになっています。

 

 


袋に一つ汚れたものがあると、

虫がわいて、一袋全部焼却処分

なんて話も聞いたことがあります。


 

 できる限りきれいな状態で集めることで、

ぐんとリサイクルしやすくなるそうですアップ

 


 

リサイクルにあたっては、

回収にはじまって、粉砕したり、洗浄したり、

処理方法によって様々な費用がかかりますが、

この費用は、その容器包装物を作っている企業と、

それを使って商品を販売する企業が負担しています。

 

 

 

容器包装の使用によって利益を得ている事業者が、

使用後のリサイクル費用を負担する、

という仕組みになっているのですねひらめき電球

 

 

 

リサイクル費用の負担は、

「リサイクルされた量」に対してではなく、

製造する企業は「販売した量」、

利用する企業は「使った量」に対して払います。

 

 

 

つまり、市場に出回った時点で、

既にその容器包装のリサイクル費用は

支払いが確定しており、

洗ってもらえずリサイクルされないと、

そのリサイクル費用は無駄になってしまいます。



言い換えれば、洗って分別する、

この一手間をかけてもらえるかどうかが、

リサイクルが完結するかどうかの

最後の砦、というわけです。

 

 

 

会社で汚れたお弁当容器を、プラごみの袋から

燃えるゴミの袋に移しているとしたら、

それは、リサイクル費用も一緒に燃えるゴミに・・・・・・笑い泣き

 

 

 

この、容器包装をリサイクルする仕組みは、

誰がリサイクル費用を負担するべきかを明確にした

当時は画期的な法律だったと思います。

 


 

ただ、リサイクル費用はキッチリ回収できるのですが、

リサイクルするべきものが燃えるゴミにさせないところまでは

縛ることはできず、


リサイクルできないコンディションのものが

焼却や埋立に回っても、特に問題にはなりません。

 



なので、掃除の方は、

洗って回収するべきお弁当容器が洗っていなければ、

リサイクル不適ごみとして処理

という対応を

されていることと思います。

 

 

 

今、都市部で発生する廃プラは、

「都市油田」と言われているそうです。

 

 

手間はかかりますが、洗ったり分別することで、

ゴミが資源になること、

企業がすでにその費用を出し、仕組みができていること、

 

知っていただくことで、

今よりも少し、

「やってみてもいいかな」

「やってよかった」

と思って頂ければ、とてもありがたいですラブラブ