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Global blog 〜世界の社窓から〜

アジア、東南アジアに積極展開するインターネットカンパニー
アドウェイズの海外社員ブログです。

今日、親からLINEで三重県にいる祖父母の写真が飛んできた。「たまには顔みせたりや」というメッセージと共に。海外に出るまでは年に1,2回は会っていたのだが、ここ1年会っていない。僕の祖父はまだ黒い髪が残っているが、もう82歳。 昔から大きな影響を受けた大好きな祖父。ごく普通のサラリーマンと専業主婦の平和な家庭に育った僕にとって、祖父は特別な存在であった。若い頃から林業を 行い、バブルの頃にはガンガン木材を売りさばいたという自慢話は非常に面白い。「人のやらんことをせなあかん」と、山から木材を運び出すために、山の斜面 にモノレールを敷いたり、「おじいちゃんの山見てみ!他の山と全然違うやろ」と、等間隔に間伐されて緑が生い茂る美しい山を自慢する祖父は非常に楽しそう で、聞いているこちらまで非常に楽しかった。また、人に指示をされるのが嫌いな祖父は、少し役場へ勤めたが合わず、自分の好きな時に働いて好きな時に休む というスタイルでのびのび働いていていた。それらの影響で、「①先手必勝②差別化③好きなことに熱中する」という感覚が小さい頃に少し身についたのかと思 う。そして、父親が勤めていた大企業では無くベンチャー企業を選んだのも祖父の影響だ。インドネシアに貢献したいと、大それたことを言っているが、一番は 自分に近い人を幸せにしたい。感動させたい。そのために、もっともっともっと頑張らなければならない。
以前にも書いたが、世界が注目するインドネシアでは、日本にいては到底会うことの無い素晴らしい方々とお会いする機会がたくさんある。非常に幸せなことだ。

そこで得た知識を改めて自分に問いかけ、そして人に話すことで徐々に形になっていく。



特に今、会社を通して社会に何をすべきなのかを、あらためて考えている。

以 下、私の言葉では無いが、インドネシアは日本と違って、弱者が強者を逆転する可能性が圧倒的に低い。それはインフラが整っておらず、教育を受ける場に行く までに体力を消耗する毎日であったり、健康状態が悪いせいで、休みがちになるなど、親の経済状況次第で教育環境(環境以前の問題も含め)がフェアでは無い のだ。

義務教育が終わる時点で、既に富裕層と中間層以下には圧倒的な差がついてしまっているのだ。

し かも、その差は社会に出ても縮まらず、経済は華人の巨大財閥グループが旺盛を極め、政治は経済と繋がった汚職問題が絶えない(汚職については、新聞を読む と内部告発が盛んで、改善に向かっている?ようである)。教育環境に加え、金と人脈を備えた強者にどう立ち向かうのか。



この逆転不可能な社会を、僕たちはインターネットの力で変えられると信じている。

インターネットは距離の壁を越え、国を越え、一瞬にして世界に情報発信受信することが可能である。
そして、その即効性で一気に収益を上げ、既得権益に縛られた大企業に挑むことができるかもしれない。

つまり、インターネットは「情報格差の解消」「機会均等の実現」に近づく圧倒的なツールである。


例えば、YouTubeなんて素晴らしい教育ツールになっていると思う。自宅、学校、あるいは近所のネットカフェから通信教育に使える。動画が無理なら、テキストでも様々な情報をネットから引っ張ってくることもできる。

例えば、我々がインドネシアで、食べログのような飲食店ナビサイトを作ることで、良い立地条件が確保できなかった小さなレストランにチャンスが訪れる。レストランは本当に美味しくて安全で良いサービスを提供するために努力する。

例えば、アットコスメのような化粧品レビューサイトを作ることで、人々が安くて身体に良いものを手に入れられる。化粧品会社は本当に人が喜ぶ製品を作るために努力しなければならなくなる。

例えば、テレビやビルボードよりも安価で費用対効果の高いネット広告を提供することで、動きの早い中小企業にチャンスが訪れる。

もちろん、日本で成功したものをそのまま持ち込んでは成功しないかもしれないが、実際のモノやサービスで勝負できるフェアなフィールドを用意し、プラスの競争環境を作り出すというゴールは間違ってはいないはずだ。

そして立ち上がって、ビジネスを成功させたあかつきには、そのまま分社化して、インドネシア人を社長として任せてみるといいかもしれない。それがインドネシア人の希望になる。僕は、そのインドネシア人成功者を1人でも多く育てたい。僕自身も必ず成長するはずだ。

日本に対しては、日系会社からの派生ということで、もちろん金銭的なバックはあるが、日本の知恵で、インドネシア人成功者が生まれたという事例の方が、日本にも希望を与えるという意味で、大きな貢献だと思う。



会社を通して、インドネシアの社会に貢献し、日本に希望を与え、世界も変える



昨夜の素晴らしい先輩の話、インドネシアで頑張る日本人同志の話、今日メンバーと話して、ボワっと内から溢れ出るものがあったので、書き留めておこうと思った午前2時。
A happy new year! Everyone!
2013 is my last year in twenties.
I want to challenge a big game to change the world.

あけましておめでとうございます。
今年は20代最後の年です。

初詣で引いたおみくじは大吉でした。
そこには願いごとが叶うと書かれていました。

願いごとを叶えるための20代最後のラストスパート。

世の中を変える大きな勝負をしたいと思います。

小倉 広嵩 Hirotaka Ogura