facebookだけで無く、twitterやInstagramでもコンテストに応募することが可能になっています。期間は8月22日までの3週間で、1週間ごとに優秀作品5点を選考し、このfacebookページにて発表されます。受賞者には起用しているブランド大使「Rio Dewanto」と一緒にショッピングができるという権利を目玉とし、50万ルピア(約5000円)分のクーポン券も賞品として用意されています。
このフォトコンテストですが、インドネシアではとってもポピュラーなプロモーション手法で、ソーシャルメディアマーケティングに力を入れている、あるいは入れていたことがある企業は、必ずと言って良い程実施しています。
例えば、Uniqlo Indoneisaとファン数が近いLINE Indonesia。彼らはインドネシアでマス広告からオンライン広告まで、非常に大きな広告予算を投下しているのですが、ソーシャルメディアマーケティングも漏れなく実施しされています。テーマはHappy Ramadan(ハッピーラマダン)で、ラマダンシーズン(断食シーズン)のみんなの幸せを共有しましょうというところでしょうか。日中の断食から開放される夕食の家族団らん時間を撮影し、LINEのスタンプを入れて応募されていたりします。
Uniqlo Indoneisaのフォトコンテストの受賞者に、ブランド大使「Rio Dewanto」と一緒にショッピングができるという権利というのがありましたが、これもインドネシアでよく見られる、インパクトある豪華な賞品で惹きつける手法です。
こちらはユニリーバのアイスクリーム「マグナム」のプロモーションです。アイスクリームを食べた後、棒にベンツの絵か金貨の絵が描いてあったら、抽選でベンツや金貨が貰えるキャンペーンに応募できるというものなのですが、ベンツと2000枚の金貨なんて豪華すぎますよね…。
こちらもユニリーバで、sunsilk(サンシルク)というヘアケア製品なのですが、このプロモーションはユニクロインドネシアと非常に近いです。コンテストの応募条件は、黒髪であること。黒髪の自分の写真を撮ってコンテストに応募すると、優勝者には人気歌手「Raisa Andriana」のプロモーションビデオに出演できるという、こちらもインパクトある賞品です。
ユニリーバのプロモーションは、世界第二位(最近まで第一位だったが、競合の合併により第二位に。)の広告会社WPPグループが握っており、さすが世界第二位だけあって、定番プロモーションとは言え、なかなかのクオリティのページを作られます。我々も、よくクライアントにフォトコンテストを提案させて頂きますが、負けてられません。ベンチャー企業だからこそ、お金ふんだんに使ったタレントや豪華賞品のインパクトよりも、拡散が拡散を呼ぶ、企画力のあるプロモーションをひねり出していけたらと思います。