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CONTENTS

▲ 【CONTENTS 1】イントロダクション、夫から見た「元気です」、「元気です」のその後



虐待の描写はありません。









  それはそれ。




ひるなまファーストにっこり


に至る理由の続きです。




かつて、

実の親に対して大病を隠すって

 その仕打ちは、、、


という声をいただきました。


今現在、そう思って

こちらをご覧いただいている方も

おられるかもしれません。



確かに血を分けた肉親ですし、

そう思うのも無理からぬことかもしれません。



しかし、

私たちのとった選択に対して

私は未だに少しの後悔もないんですよね。




私は、

義理の親がひるなまを

産み育ててくれた恩は感じています。


だって、産んでくれて、

曲がりなりにも育ててくれなければ、

私はひるなまには出会えなかったのですから。


もちろんその点は感謝しかないです。


(だから、人として、

「告別式」にはお呼びしました

 今思えば、全く呼ぶべきではなかったですが)




……恩義は感じます。

しかしながら、


是々非々でございます。

それはそれ、これはこれです。




もっと言うなら、

本来ならばですよ。


もし抱える事情さえ異なれば、


自分自身の大ピンチの時に、

実の親を頼れるものなら、

一体どれだけ頼りたかったことでしょうか。


本来そういう時こそ、

頼りたいのではないでしょうか。


もし仮に、

頼りたくなる親であったら、

どれだけよかったことか。



▲「元気です」第5話より



一度たりとも実の両親を頼れなかった

心細さを思う時、私は涙腺が緩みます。



ちなみに

「私が絵を人並みに描けるのは、

 器用な親の血のおかげかもしれない」

「すごく、癪(しゃく)に触るけどね」


とは本人談です。




▲「元気です」第5話より





  後悔のない「隠し事」


ひるなまの治療に必要なことがあるなら

できる限りのことをしたかった。


治療の妨げがあるなら、

できる限り排除したかった。



パートナーや大切な人が大病を患ったなら、

当然の心理であると

ご理解いただけるかと思います。



ひるなまにっこりが、

闘病中において終始一貫していた希望、

それは


治療に集中するために

病を両親に伏せること


私は

この希望を叶えたかった。

叶え続けたかった。



▲「元気です」第5話より





ただ、

「伏せる」ことを貫くには難しさを覚えるときもありました。

それでも、

決断は間違っていなかったと思う。



さらに言うと私には、

うつ病でダウンした私自身を

看病をしてもらった大恩

があります。


そもそも
妻に恩を返したくて返したくて、
仕方のない男なんです私は



義理の親に、「妻の大病を伏せる」

とても大きな隠し事です。

不安がないわけではありませんでした。


それでも

「病を伏せる」と言う決断は正しかった。



そう思えるのは、

義理の両親に最後に再会した時、


その時がとにかく最悪だったからです。

本当にとんでもない連中でした。





治療中にあいつらに会わせるなんて

考えられない。

とんでもないことです。

きっと治療どころではありません。


再会は、

はからずもこれまでの答え合わせができた、

そんなひと時でもありました。




  患者さんファースト!!


これまでも、

ブログや取材のたび

お伝えしてきました。


改めて、


ひるなまと似たような境遇の方に

お伝えしたいのは、


(可能であるなら)

伝えたくない人に対して、

あえて病気のことを伝える必要はありません。

たとえ親であっても。


ということです。



(いろんな事情で

それが叶わない方がいることは

承知していますが…)



もっと言うと、

親だろうとなんだろうと、

どうしようもない事情が元で言わないとして。


たとえば

自身の病名や病院のこと、

治療の詳細などを言わなかった

からといって、

罪の意識に苦しむことはありません。




なるべく安心して、穏やかに治療に集中できるよう、

quality of Life(QOL:生活の質)を上げ上げにすること以上に重要なことは、そうそうはないと思います。

こっちのほうが、大事。



逆に、

毒親だろうと親だから、肉親だから

と言って打ち明けては、


その後の治療や、QOLに差し障りが出てくるかもしれません。


そのほうが問題です。



私たちの場合なら、

ひるなま本人の治療が最優先であり、


そのためには、毒親を排除して

彼女自身の心身を穏やかに保つことが

必要不可欠だったと思うのです。


 ひるなまファーストです。



私や姉、Wさんは


「親ファースト」

「義家ファースト」

ではなく、


「患者さんファースト」、

「ひるなまファースト」

を貫けました。


(私やひるなまが、たまたま病院と味方に恵まれたおかげで、貫けたと思っています。)


※今回と繋がる話です






  これからの展開




ブログをお読みになる読者の皆さま。

ヒヤヒヤ・ドキドキしている方、

いらっしゃるかもしれません驚き

申し訳ないです。


今後の見通しを少し話しますね。



まず、

具体的な虐待エピソードを

深く掘り下げるようなことは、

今後も決してないので

ご安心いただきたく思います。


そのようなことを書くことは

本意ではありません。


「元気です」の趣旨とも、

私がブログを始めた理由とも、

一致しないからです。


ましてや、

ひるなまも望まないことでしょう。


ですから、

「元気です」の内容を超えて、私が具体的に何かを描写することはないですし、できません。



いくつかの

私が体験したひるなまとのエピソード


を通じて、

「元気です」5話の補足

もう少しだけお伝えしたいです。



もちろん、

何らかの留意事項がある際には冒頭でお伝えしますニコニコ

あくまで、私の視点で、お伝えできる範囲で、お伝えしたいです。



(ご近所の方の家に逃げ込むことで、難を逃れたことが一度や二度ではないとのことです。

 近所に味方がいたのは、よかった、、、)



カミングアウト編の最後には

ひるなまと私の家の

未公開エピソードニコニコニコニコニコニコニコニコ

をひとつ書こうと思います。


ひるなまが、

家の問題にひとまず安心できた状態で、


初めてのがんの手術に臨めた。

その理由を掘り下げてお伝えするためです。




こんな感じです。







今回はここまでです。



今日もお読みいただき、

ありがとうございましたにっこり



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では、失礼します。

 

 


※医療従事者の皆さん、いつもありがとうございます。

 

ひるなまの夫



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